本会議会議録
質問文書
令和5年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 遠藤 行洋 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/31/2023 |
![]() | 会派名: | 無所属 |
○遠藤委員
一括質問方式で2問伺います。
まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書15ページのサイクルイベント展示会等への出展についてです。
東京と台北でサイクルイベントへの出展と現地のプロモーションもやったそうですが、出展費用はどのぐらいだったのかが1点目です。
次に、それぞれのイベントでの本県展示ブース来場者数と来場者の反応、さらにこれら出展を県としてどう評価しているかの3点を伺いたいと思います。
次に、26ページから28ページの競技力向上対策事業費の不用額が147ページの令和4年度歳出決算状況調に1490万円余とあります。多額ですが何で不用額が生じたのか教えてください。
あわせて、昨年度はコロナ禍が明けて国体も開催され、いろいろなスポーツイベントも復活した年でもありました。競技力向上対策の実施状況と事業の成果をどのように評価しているのかを伺いたいと思います。
○小林スポーツ政策課長
サイクルイベント展示会についてお答えいたします。
令和4年度のサイクル関係の展示会につきましては、サイクルモード東京2022と台北サイクル2023への出展を実施いたしました。出展に係る費用はサイクルモード東京2022が96万3000円、台北サイクル2023が244万1000円、合計304万4000円となりました。
次に、本県展示ブースへの来場者の数は、サイクルモード東京2022では2日間で1,400人、台北サイクル2023では4日間で約1,000人でした。
また、来場した方の反応については、サイクルモード東京2022、台北サイクル2023ともに県内のサイクルルートの情報を求める方が多くおり、県では県内ルートをまとめたパンフレットをサイクルモード東京2022では600部、台北サイクル2023では中国語版600部、英語版200部を用意しましたが、いずれも全てはけてしまいました。
会場の方の反応については、サイクルモード東京2022で、関東からの来場者が多かったこともあり、伊豆には行ったことがあるが浜名湖にはまだ行ったことがないので今度行ってみたいなどの声が多かったです。
また、県のルートをバーチャル体験できるものを置きましたので体験された方からぜひ今度は現場に行って走ってみたいとの声もございました。
次に、県の評価でございます。
サイクルイベント展示会に限らずサイクル関係についてはいろいろなところでPRしていますのでその際に聞いたところでは、最近コロナも終息して女性のサイクリストや家族連れの来場者も増えているとの声がありました。また台北に行ったときには、関係をつくった旅行会社と県のサイクル団体とが連携して新しくツーリストを受け入れる旅行商品の開発も進めているところでしたので、まさに効果が出始めているなどの感触を得ています。引き続きやれることをやっていきたいと思っております。
○大村スポーツ振興課長
競技力向上対策関係についてお答えします。
まず、不用額が生じた理由についてお答えします。
競技力向上対策事業は各競技団体の強化活動に対する支援でございます。令和4年度につきましては新型コロナウイルス感染症の対策の活動制限が緩和されたところはございますが、競技によってはまだまだ活動の制約があり、特に屋内競技や接触を伴う競技においては活動制限などの感染拡大の防止対策を行っておりました。そのため強化練習会や遠征等の中止や延期により日程の調整がつかず最終的に執行できなかったものがございます。
次に、強化練習会などに県外から優秀指導者を招聘する事業において指導者の招聘費用の支援を行っていますが、そちらも中止や延期に伴い指導者の招聘がかなわなかったものがございます。
次に、ICTを活用した強化活動支援として、競技団体がパソコンやタブレット端末を購入し、動画の撮影や視聴することでフォーム確認することを支援する事業を行っておりますが、競技団体の中に予定していた価格より低廉な価格で機材を購入できたところもございました。
このほか、静岡ゴールデンサッカーアカデミーを開催してサッカー大会の開催を支援していますが、こちらも新型コロナウイルス感染症の関係で海外との渡航制限があり、海外チームの招聘などができず国内チームの招聘の形となり、事業費が不用となったところがございます。
次に、競技力向上対策の実施状況についてお答えいたします。
令和4年度につきましては、競技によって差はありますが、令和3年度に比べて全体としては宿泊を伴う合宿や遠征の実施回数が増加しました。合宿では令和3年度の78回に対して令和4年度は145回、遠征では令和3年度の102回に対して令和4年度は207回、日帰り練習では令和3年度の624回に対して令和4年度は614回となりました。
また、先ほども御紹介しましたICTを活用した事業ではリモート指導や戦術分析等を行えるように令和4年度には41競技団体のうち希望した15競技団体にタブレット端末やパソコンなどの情報通信機器の整備を支援しました。
このほか、7競技団体に競技力支援としてボートやホッケーゴール、ライフル射撃用の貸出用専用スーツといった高額な費用を伴う競技用具の購入支援を行いました。
次に、競技力向上対策事業の事業成果についてお答えいたします。
令和4年度には、7番委員からも紹介頂きましたが、国民体育大会が3年ぶりに開催されました。
県のスポーツ推進計画では国民体育大会の出場種目目標数を231に設定しているところですが、昨年度の栃木大会での出場種目数は227となり、目標の231には若干届かなかったものの、過去5大会の平均出場種目数の221を上回りました。競技力対策事業の効果は一定程度あったと考えております。
県といたしましては、今後も特定競技に偏ることなく幅広く競技力の向上を図ってまいりたいと考えているところであります。
○遠藤委員
御答弁ありがとうございます。
サイクルイベントに関しては承知いたしました。
競技力向上について、指導者の招聘費用の話がありました。競技力向上で一番重要なのは指導者だと思います。説明資料28ページの(4)指導者の確保・養成に世界クラスの指導者、年間を通じ強化活動を統括し、指導力を強化、1競技1人とありますが、世界クラスの指導者とは誰ですか。
○大村スポーツ振興課長
ラグビー競技で昨年度実施いたしまして、代表経験などがあり世界で戦った経験のある方を指導者として招聘いたしました。
○遠藤委員
優秀な指導者をどんどん招聘して静岡県の競技力向上にぜひとも尽力していただきたいと思います。以上で質問を終わります。
○鈴木(啓)委員長
ここでしばらく休憩といたします。
再開は13時30分といたします。
( 休 憩 )
○鈴木(啓)委員長
休憩前に引き続いて分科会を再開します。
質疑を継続します。
では、御発言願います。
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