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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小沼 秀朗 議員
質疑・質問日:03/02/2023
会派名:自民改革会議


○小沼委員
 一問一答方式にて質問します。
 危機管理くらし環境委員会説明資料67ページ、業界団体等からの盛土条例についての意見・要望に対する対応について伺います。
 業界団体等からの意見を踏まえ、土壌分析調査の簡略化に関し規則改正や運用の見直しを行うとのことですが、パブリックコメントを実施した結果どのような意見があり、どのように対応していくのか。加えて運用の見直しとは具体的にどのような内容なのか伺います。

○大坪生活環境課長
 土壌分析調査の見直しにつきましては、説明資料67ページ(5)アの表の2段目にありますとおり、3つの点について見直しを行います。
 パブリックコメントの関係につきましては、(2)に記載のとおり許可申請時に必要な土壌分析調査を土地の利用履歴による調査でも可能とする規則改正を行う予定でこれに対してパブリックコメントを1月16日から行いました。そこでの主な意見といたしましては下の表にございますとおり、書面調査は改ざんのおそれもあり反対といったものや自然由来物質など把握困難なものは土壌分析調査を実施すべきといったものがありました。
 これに対する県の考え方といたしましては、土地の利用状況等の書面調査は土壌汚染対策法で広く使用されている調査方法であり、環境汚染の拡散防止という条例の趣旨を損なうことなくより円滑に施行できるよう本案のとおり見直しをしたいと考えております。
 規則改正以外のものについては、(1)に記載の定期検査の土砂の採取方法は面積に応じて複数の検体を分析することを定めておりますが、これを混合して1つのサンプルにしたものを分析することも可能といたします。また(3)に記載の同一区域の土砂のみによる盛土の場合、土壌分析調査は許可申請時等の1回で可とするといった運用の見直しを1月中旬から開始しております。

○小沼委員
 説明資料61ページの環境影響評価手続の状況のうち、(2)(仮称)ウインドパーク遠州東部風力発電事業について伺います。
 掛川市長の意見提出の前段階となります1月11日に、私は地元区長会の皆様に同行して市民意見がどのように反映された意見提出となるのか市長室で確認させていただきました。これについて掛川市内では大変広範囲で環境問題を心配する事案となっております。
 現在、掛川市では2月の掛川市区長会連合会の理事会でも議題に上がっています。簡易水道水源の上部に発生残土の盛土を行う計画で、市街地からの景観の変貌、源流域の環境保全の維持、登山や自然観察などの市民の憩いの場としての価値変貌などの影響が出る可能性は否定できないとして、連合会として理事全員向けに現状把握のための事業者との意見交換の場を設定することを提案しています。
 こうした内容について、4月中旬には知事意見を経済産業大臣に送付するところまで来ております。
 このような駆け足の動きを県はどのように把握しているのか、またどのように知事意見を反映していくのか伺います。

○大坪生活環境課長
 現在、環境影響評価審査会で(仮称)ウインドパーク遠州東部風力発電事業について審査が行われております。環境影響審査会においても10番委員から御紹介頂きましたとおり土地を改変することによる影響、簡易水道等の水源が点在する事業実施区域周辺の水量や水質への影響、風力発電施設が希少猛禽類であるクマタカの行動圏に及ぼす影響などについて議論が行われております。
 環境影響評価審査会から県に事業に関する答申を頂くことになりますけれども、その際にはこうしたこれまでの議論を反映した答申を頂けると考えております。

○小沼委員
 同じように、説明資料68ページにリニア中央新幹線静岡工区に係る動きとして水資源や生物多様性の問題があります。県としてはJR東海や国に対して環境への影響を回避していくようにと言っていますが、こちらの(仮称)ウインドパーク遠州東部風力発電事業に関しても掛川市民の声をしっかり反映していただくよう要望いたします。

 次に、医療用資材の河川への流出事案について伺います。
 掛川市北部の田代川及び太田川に大量の医療用資材が流出し、県は産業廃棄物の疑いがあるとして調査するとともに流出物の早期回収に向けて河川管理者を含め関係機関と協議を行っていると伺っております。掛川市は全員協議会でこれを説明し、年度内予算で回収業務を420万円で委託契約済みであり、森町は見積もりで230万円、県袋井土木事務所は約1000万円で回収予定とのことです。
 こうした高額な回収費用は原因者に求償していくとの考えですが、流出元を管理する男性が支払いに応じる上で話が進んでいるのか、また泥まみれの医療用資材を回収した後にどうやって処理していくのか今後の対応を伺います。

○片山廃棄物リサイクル課長
 現在、県が廃棄物であるかを調査中でございまして、その経過を待って市町や土木事務所は対応を検討していくと伺っております。ですので原因者に請求するかも含めて検討していくことになると考えております。
 どうやって処理していくかにつきましては、産業廃棄物であれば原因者が処理していくことになり、台風第15号で流出した場合は災害廃棄物と捉えて一般廃棄物として市町に処理する責任があると考えられます。こうしたことを踏まえながら検討していくことになると考えております。

○小沼委員
 医療用資材をこの土地管理者に無償で譲渡した事業者を特定したとのことですが、事業者にどの医療機関から渡っていたのか、土地管理者はこれを燃やして処分しようとしているのか、それを許して見過ごしていくのかなど根本から解決に向かっていかなければならないと思いますので、そういった県の対応を要望します。

 次に、掛川市上内田地区に不適正に処分された産業廃棄物について伺います。
 令和3年6月に廃棄物の一部が敷地外に流出し、廃棄物処理法に基づく措置命令を発出したことで1歩、2歩前進しており大変ありがたく思います。これには平成14年からの経緯があり、区域内に埋め立てた産業廃棄物を全量撤去し法に従い適正に処理していくとのことですが、これまで指導に応じてこなかった相手方が今回も応じない場合の対応を伺います。

○片山廃棄物リサイクル課長
 措置命令に応じない場合の対応につきまして、市の行政指導から一歩進めて措置命令を出してより厳しく指導し、処理が進むよう引き続き監視をしてまいります。処理が進まない場合につきましては行政代執行も視野に入れております。

○小沼委員
 同様の藤枝市の案件について、本定例会中に本会議で西原明美議員から一般質問がございました。少しずつ片づけていますがどのくらい期間がかかるのかという質問に対して明確な答弁がございませんでしたが、おおよその目安としてどのくらいの期間がかかると予測されているのか伺います。

○片山廃棄物リサイクル課長
 これまでの処理実績や今後の処理量を見据えて、現時点で何年かかるかを数字でお答えするのは非常に難しい状況であると考えております。少しでも処理が進むよう粘り強く指導してまいります。

○小沼委員
 最後の質問です。
 掛川市の西大谷において元採卵養鶏業者の敷地から鶏糞が流出しております。事業を引き継いだ法人が流出した鶏糞を片づけることに応じる見込みなのかお伺いします。

○片山廃棄物リサイクル課長
 掛川市内における鶏糞の流出事案につきましては、現在民事再生法の手続が完了し新たな法人の体制で処理を進めていくと伺っております。今後も経営陣を刷新した法人に対して廃棄物の撤去指導を継続していきますとともに、措置命令を1日でも早く出せるよう手続を進めてまいります。
 また、土砂と共に流出している箇所がございますので、経済産業部や掛川市と情報共有して取り組んでまいりたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp