委員会会議録

質問文書

令和２年７月情報通信技術利活用特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　好浩議員
	質疑・質問日：	07/14/2020
	会派名：	公明党静岡県議団

○髙田委員
　一括質問方式で３点お伺いします。危機管理部ですが、ＦＵＪＩＳＡＮはすばらしいシステムで、情報発信していただいているということなんですが、神奈川県のように、私たちのほうから情報を行政にあげて、ここの道路が通れないといったことを写真付きであげて、そして、この道路は無理なのでこっちへ迂回すべきだといったことを、県民、市民の力によって構築できるシステムがあります。やはりＩＣＴの活用というのは情報を送るだけではなくて、県民の協力を得て写真を撮ってもらうだけでもビッグデータですよ。そういうことの導入を検討していただかなければと思っておりますので、御見解をお願いをしたいと思います。

　次に、木内委員からも質問がありましたふじのくにねっとシステムですけれども、県民の命を守るために、非常にすばらしいシステムだなと思うんですが、利用料がかかる。何でこういう大事なところに利用料がかかって、使えない人は開示もできない、参照もできない、隣の病院に行ってくださいみたいになっているのか。ここら辺は補助して、また、市町を支援してもっと説明したほうがよく連携が取れるんじゃないかなと思いますけれども、この見解を教えてください。

　それから、最後に交通基盤部ですけれども、すばらしい最新の施工技術が網羅されております。私の知り合いも測量、施工、検査まで全てを一括してできる業者でして、ブルドーザーに人が乗っていなくても、のり面の掘削など１ミリの誤差もなく、見ているだけで全て施工が行われるというすばらしい技術がいよいよ出てきています。私も建築関係をやっていましたけれども、今成り手が少ないです。そういうことで、しっかり推進していただきたいのですが、こういう技術を持っている方の入札に対する優遇みたいなものも現在あるんだと思いますけれども、どんな状況なのか。それと、やっぱり人材の育成がないと活用できないものですから、こういうことをしっかり社内でやっていくための人材育成に県として同様に取り組んでいらっしゃるのか、教えていただければと思います。

○酒井危機対策課長
　先ほど８番委員の御指摘の市民情報の収得について、お答えさせていただきます。
　ＩＳＵＴなんですが、ＩＳＵＴのシステム構想の中に、ラインのチャットボットによる動向集約というメニューがございます。まだ活用がないんですけれども、今後取り入れていくということでございまして、まずはそちらを活用して、ＩＳＵＴ経由でそういう情報については、市民からチャットボットやＡＩを活用した情報収集が行われますので、活用していきたいと考えているところでございます。

○田中医療政策課長
　ふじのくにねっとの利用料についてでございます。この利用料につきましては、当初、先ほど御説明の中にもありましたように、平成28年度に設定をさせていただいております。このシステムの運営主体が県立総合病院を事務局といたしまして、傘下の医療機関などが参加しておりまして、ふじのくにバーチャル・メガ・ホスピタル協議会という形になっております。平成28年度以前につきましては、特に開示施設の県立総合病院が大きな費用の負担をした形で運営がされていた状況にございます。参加病院といろいろ協議する中で、参照施設の皆さんからも負担を頂こう、開示施設についても相応の負担をして、相互にこのシステムを維持していこうという形で病院間の自立的な運営という前提の中でこの形になっているところでございます。
　毎年、参加施設等にアンケートをとっております。その中で、この利用料は非常に高いので、維持するのはなかなか難しいという回答はあまり出ていない状況ではあります。ただ、利用の頻度、あるいは利用回数が少ないという理由から負担金もあるので一旦やめるという診療所さん等があるのは事実でございます。県は今このシステムにつきましては初期の機器整備等の支援をしておりますけれども、どういった支援が必要なのかといった点については８番委員からいただいた御意見も踏まえまして、今後検討させていただきたいと考えております。

○廣瀬建設技術企画課長
　ＩＣＴ土工した場合の入札の優遇と、人材の育成に関してお答えします。
　ＩＣＴ土工した場合、まず１つは工事の点数がプラスになるという優遇があります。それとともに、入札においては総合評価において、過去にＩＣＴ土工をやった場合加点され、入札でも優遇されております。
　あと人材の育成につきましてですけれども、今現在、人材の育成につきましては、協議会に国、県、市町、メーカー及び施工管理技士会などの関連団体がおりますので、協議会においてどのような問題があるかを検討しながら進めております。その中でやはり若手技士の講習会等が必要だということで、県で今まで講習会等を開いておりましたが、実はそれもなかなか行き詰まってきておりますので、今年度よりＩＣＴマイレージということで、業者さんが業者さんにＩＣＴ土工とは何かのノウハウを教えると、それが総合評価にプラスになる。官が教えるとなかなか参加してくれないんですけれども、民民でやると参加してくれる事例などもありますので、なるべくＩＣＴマイレージ等の民間の力を利用して、ＩＣＴ土工の普及を図っております。

○落合委員長
　ここで少し休憩いたしたいと思います。再開の時間を３時05分といたします。

（　休　憩　）

○落合委員長
　委員会を再開します。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号：054-221-3482

ファックス番号：054-221-3179

メール：gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp

ページの先頭へ戻る

〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号電話番号(県庁案内)：054-221-2455