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委員会会議録

質問文書

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令和元年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:10/28/2019
会派名:自民改革会議


○天野委員
 一括質問方式で数点質問します。
 ふじのくに地球環境史ミュージアムと県立美術館がありますけれども、博物館とか美術館、SPACそれから埋蔵文化財センターといった施設と観光を結びつける施策をやってきたかどうか伺いたいと思います。SPACは十数年かけてようやく県民にも理解されるようになって、中高生が1万人以上SPACの演劇を見にいくようになったと先ほど話が出ましたが、オペラについては日本ではあまりなじみがないんですけれどもヨーロッパやアメリカでは普通の文化です。オペラのことを何も知らないで過ごすのがいいかというと少なくともオペラを間近で見られる機会があることは大変大事だと思いますし、文化は単なる経済効果やスクラップ・アンド・ビルドばかりで片づく話でもないと思います。採算が合わなくても維持していくことは大事な問題もありますが、その点についてお伺いしたい。

 2点目は、ラグビーワールドカップ2019、そしてオリンピックに巨額投資したわけですけれども、ラグビーワールドカップはよかったと思いますがそれに伴う予算は当然普通以上にかかったわけです。そういったことについてほかのスポーツにしわ寄せがなかったのか。

 3点目は、平成30年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書を見ているとスポーツの結果とか人数だけで、本来何を目的にスポーツを普及させるのか、人づくりだと思うんです。スポーツを人づくりの視点でどう捉えてどういう考え方でやってきたかお伺いしたいと思います。

○京極文化局長
 文化施設と観光とのかかわりにつきましてお答えいたします。
 実績として観光と連携した取り組みがあるかですけれども、もともと県立美術館は観光と連携していきたいという考え方がありまして、例えば日本平に存在する美術館ですとかSPACの舞台芸術公園は日本平ホテルとフレンドシップ協定を結んで連携して観光マップをつくる取り組みをしております。SPACにつきましても、例えば観光ツアーまではいきませんけれども、観客が非常に多い東京からのバス運行により集客を図っています。2番委員のおっしゃるとおり文化施設が充実してきましたので観光に生かすことは非常に重要な視点だと思っております。地球環境史ミュージアムもこのたびクロアチアで事績を発表するなど世界からも注目される実力があることがわかってきましたし、日本平に文化施設がかなり集積しているわけですけれども日本平夢テラスができて観光客が非常にふえていますので、各施設を連携して周遊できる仕組みを充実させていきたいと思っております。
 オペラにつきましても御意見ありがとうございます。経済効果ではかれない効果を考えていまして、SPACも最近になって世界から注目されてきたわけです。静岡という存在が世界的に注目されるといった効果は非常に大きいと思っております。オペラコンクールも県内では定着しないところはありますが、実は国際音楽コンクールは世界に二十数件しかない中の1つが静岡県にあることは声楽界の若手の方々には十分認識されています。そういった効果についてもこれからきちんと成果として評価していただける資料等もつくっていきたいと考えています。

○山本スポーツ局長
 まず、ラグビーワールドカップ、オリンピックのためほかのスポーツにしわ寄せがなかったかですが、もともと文化・観光部スポーツ局として始めたのは御存じのとおりほんの数年前ですが、それまでは教育委員会のスポーツ振興課で国体とか学校関係のことも含めてやっていました。その後3年くらい文化・観光部ではこれまで教育委員会でやってきたスポーツではない、スポーツで経済活性化、地域を元気にする富士山女子駅伝とか、サイクルスポーツの関係の誘致を行ってきました。ラグビーや自転車はヨーロッパなど世界的に有名なスポーツですけれども、日本ではまだいまいちだというスポーツもだんだん入ってきまして、日本のスポーツ界の新しい競技種目はこれから生まれて大分変わってくる時期かなと思いました。
 その中で新年度当初予算ですけれども、従来どおり国体で管轄する種目もあり、また新しいスポーツもありますので、しわ寄せがないというよりもスポーツ局としてはこれから自転車、ラグビーなど新しいスポーツ、競技種目まで含めてカバーしていく必要があると考えております。

 2番委員がおっしゃいました人材については、これまでは人材育成に係る具体的な施策が足りていない部分がありましたので、例えばスポーツを支える点でラグビーワールドカップでのボランティアを契機にスポーツボランティアなどの人材を育てる視点で取り組んでいきたいと思います。

○広岡スポーツ担当部長
 今、山本スポーツ局長から御答弁申し上げました人づくりの関係で御答弁申し上げます。
 ラグビーワールドカップは開催1年前で大分力を入れて準備しました。その中で小学生、中学生にラグビーを伝える精神――これはよく言う品位、情熱、結束、規律、尊重――ということで、ラグビーには子供の教育に非常に役立つ精神が盛り込まれており、またラグビーではいろんな場面で小さい方から大きい方までいろんな得手不得手があっても力を発揮できることから小中高生向けのラグビー教本を作成いたしました。文化・観光部といたしましては人づくり・学校づくり実践委員会等を通じてスポーツの切り口で人材育成をしっかりやっていきたいと考えております。

○天野委員
 御答弁ありがとうございました。
 観光の視点で文化財とか博物館、美術館を考えると今の予算のあり方を抜本的に見直すべきだと。今までのようにただ単に文化施設を見せるだけではなく、さらに磨き上げて充実させていかないと魅力あるものにはならないはずです。お客さんが来てみたらがっかりしないように、文化財についても従来と同じじゃなくてお客さんが来て魅力ある形にするためにはどうするかという視点でプラスアルファしなきゃいけないんじゃないかなと思っております。SPACにも中高生が来ていますので、子供たちを育てる意味で美術館、博物館をもう一度見直す。スポーツ局もそうですけれども見学することはすごく大事ですので、そういった予算をとるべきじゃないかと要望しておきます。

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静岡県議会事務局議事課

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