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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:06/27/2022
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 分割質問方式で2問です。
 まず、給食の関係について聞きます。
 10%相当の補助は食材に関してだけですか。例えば牛乳、米、パンは対象にしないということですか。

○近藤健康体育課長
 対象は食材ですけれども、牛乳や主食につきましても同じ食材費の中でやっておりますので、値段が上がる場合には対象にはなり得ます。

○中沢(公)委員
 なり得るということは、10%の補助の使い道は学校裁量ですか。

○近藤健康体育課長
 給食費は全体の中で食材を買っていきますので、今回増額される10%相当分が何を買うのに使用されるかまでは見ていませんので、肉に使うかもしれませんし牛乳に使うかもしれません。判断は学校さんにお任せとします。

○中沢(公)委員
 コロナ禍のときに、学校給食をやめましょうって話になりましたね。そうすると給食関連業者が大変だ、倒産してしまう、どえらい問題があるといったときに我々自民改革会議で皆さんと協議しながら補正予算をつけました。そのときにも話題になったんですが、実は今回も同様のことが言えると思います。値上がってしまっている食材の購入を少しでも支援して買い求めやすくしようということだと思いますが、牛乳とかは牛乳会社がつくったものが運送会社によって学校に届けられます。牛乳が仮に購入支援の対象になったとしても、牛乳を運ぶ運送料まではほぼ誰も考えない現象が起きます。牛乳の運送費はほとんど転嫁されません。ですので牛乳についてコロナ禍のときもそうでしたが、運送業者のことも視野に入れた手当が必要なんじゃないかと思います。それがパンや米になったらどうかとなると、静岡県の場合パンは小麦粉を学校給食会に提供してという話になってると思うんですけど、小麦粉を手に入れたパン屋さんがパンを作って、そのパンを運ぶところの還元はどうなっているのかの部分も視野に入れるべきだと思うんですね。米も同じことが言えます。
 いずれにしても、食材、材料だけとなると運送会社にはほとんど何の恩恵も享受されないんですね。運んでくれなくなったら牛乳やパンなどは届かないですからね。視野に入れる範囲をもうちょっと広げたほうがいいんじゃないかなと思います。

 次に、新県立中央図書館についてです。
 確認ですけど、皆さん方が音頭を取って責任ある図書館を造ることになった経緯は文化力の拠点という事業が県としてなくなったからですよね。そしてまずは図書館をしっかり造りましょう。その最大の理由は老朽化でしたよね。
 新県立中央図書館についてはずっと議論してきてますけれども、観光目的施設ではないので、デザインや見てくれよりも機能性を重視しようという議論がされたはずなんです。それをもって今日まできて、C+Aなど3JVが決まっているはずです。
 先ほど、中身は関係ない、業者の選定だけだからというプロポーザルの話がありましたが、実はそうではないと思っています。日本で初めて東北大学も交えてコンセプト設定をしてるはずですから、コンセプト設定に違うものが造られたら何だったんだとの話になるんで、設計業者を選んだだけですというのは少し答弁としてはいかがなものかなと思います。設定したコンセプトから違えることがあってはならないと思いますが、このことに対する見解について教えてください。

○金嶋新図書館整備室長
 プロポーザルの決定については、3番委員御指摘のとおりでございまして、もちろんプロポーザルの中でどういった図書館を造りたいかをしっかりと明示していただいた上で選定を行ったところでございます。私の答弁では木材利用に関しては特に触れなかったので誤解があったかと思います。失礼いたしました。

○中沢(公)委員
 コンセプトとしては機能性を重視した、もっと言うなら機能性を担保したものということでいいですね。

○金嶋新図書館整備室長
 教育委員会として造るべき図書館をきちんと設計していただける業者を選んだということでよろしいかと思います。

○中沢(公)委員
 先ほど6番委員から総予算のことに対する懸念もありました。グロスが変わってないけど中身が変わっていたら本当に本末転倒になると思いますから、そこはめり張りをつけていただきたいと思います。
その中で、木使い推進プランの話があって木造部分の推進プランによる基準値が0.2立方メートルで今回2万立方メートルぐらいを造ろうとしていますね。そうすると想定する木使い推進プランによる木造使用量はどれぐらいですか。

○金嶋新図書館整備室長
 木質化の部分につきましては、先ほど御説明したとおり面積当たり0.01立方メートルとなります。現在想定している図書館の面積は1万9600平方メートル程度となりますので、木質化で約200立方メートルの県産木材の活用が目標になろうかと思います。

○中沢(公)委員
 県が決めた木使い推進プランにのっとった一定の目安が今おっしゃった200立方メートルだと思うんですね。そうするとまずそこがたたき台になるのは当然の流れだと思います。問題はそこから常識の範囲、予算の範囲あるいは設計上の範囲で必要な数量がどうなるかだと思いますから、おのずとたたき台から見て違和感を受ける数量、または異常な数値は出ようはずがないと考えていいですか。

○金嶋新図書館整備室長
 木使い推進プランの目標以上に取り組むことができるかできないか、またその数量につきましては木の持つ特徴等を十分に踏まえた上で十分な説明をし、納得が得られるように努力したいと考えております。

○中沢(公)委員
 誤解のないように言っておきますけど、我々は県産材を大いに利用していただきたいと思っています。そして地域の活性化、もしくは地域経済を応援したいことに変わりはありません。
 ただし、だからといって不自然なもの、先ほど言った機能性を損なってデザインが重視されるもの、もしくは予算をオーバーするものをやろうという流れになっていくのでは意味が変わってくると思うんです。そういうところをしっかりと論理立てできる教育委員会事務局であっていただきたいなとの希望があります。
 こんなこと言ったら何ですけれども、予算折衝も苦手だし、いろんなところの対外交渉も苦手な組織ですから、めり張りがちゃんとつけられるかは教育委員会事務局にとっての存在意義の正念場だと思っています。先ほど池上教育長からお話もありました。尋常じゃないほどの不祥事も多発する教育委員会ですから正念場だと思いますよ。本当に県民に胸を張れる、しっかりとしためり張りのあるものを造れるかどうか。迎合したり、流されたりするようなものを決して造らないようお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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