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委員会会議録
質問文書
令和４年２月定例会建設委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 山本 隆久 議員 |
| 質疑・質問日： | 02/21/2022 |
| 会派名： | 無所属 |
○山本委員
一問一答方式にて質問させていただきます。
先ほど５番委員からも質問が出ましたが、同じように総合計画後期アクションプラン案231ページの産業や暮らしを支える交通インフラの強化について質問させていただきます。
@公共交通の維持と活性化の中で、上から２番目の２行目に、乗合バス路線の確保・充実を図りますとあります。
まず、現状の把握として県内乗合バス路線は何路線あって、このままいくと廃線になってしまう、近々の危機がある路線は何路線でしょうか。
○仲野地域交通課長
乗合バスは、系統数1,500くらいありまして、そのうち県が補助している系統が72あります。それから各市町が行っている自主運行バスは約380あります。残りが各事業者が自主的に行っているもの、市町が自主的に事業者に補助をしている系統も幾つかあります。
通常事業者が行っている系統はある程度事業者で行えるんですけれども、国と県とかの補助が入っているものについては、経営的に収支が合わないので廃線の危機にあります。
○山本委員
ありがとうございます。
となると、この乗合バス路線の確保は、基本的に補助金を追加する手法を取っていくおつもりでしょうか。
○仲野地域交通課長
補助金の追加もございますけれども、新たないろんな手法を考えて、湖西市ですと企業バスを使った手法とかデマンドバスとか福祉有償といいまして福祉のものを使ったり、今後考えられるのはスクールバスを使ったり、いろんな手法を考えながら取り組んでいきたいと思っています。
○山本委員
ありがとうございます。
いわゆる過疎化によって利用も少なくなってきて路線が廃止になるとそこに住んでいる方々が不便なので、自主運行とかで対応されているのが現状だと思います。高齢化率が上がってくると公共交通機関は必要なんですけれどもエリアがすごく狭まるんですね。日々の買物とかかりつけ医に診てもらうのがほとんどの利用で、たまに年に１回とか２回は大きな総合病院へ検査に行くような利用になってくるということです。
浜松市の場合路線バスは浜松駅から放射状に延びていますけれども、私は浜松市の南区で、今言った買物に行ったりかかりつけ医に行くというと当然南区の中、しかも南区の中のごく一部の生活エリアの中で事が足りてきます。
方向性としては自主運行を含めたコミュニティーバスですけど、もっと狭いエリアで循環するものが今後必要になってくるんじゃないかなと想像しておるんですけれども、その辺についてはどのようなお考えでしょうか。
○仲野地域交通課長
エリアが狭いところといいますと、最近富士市でも行っていますデマンドバスとかタクシーとか、買物や病院に行くときに予約する、広い範囲でなくて狭い地域の中での交通体系が最近多くなってきており、そういったものが考えられると思っています。
○山本委員
ありがとうございます。
おっしゃるとおり、デマンドで予約するのはすごく便利だと思いますし今後増えていくのかなと思いますが、予約システムとか予約を受けた運行をどうするか、いわゆるソフトの部分を、例えば県が主導して一連のシステムを開発して市町に提供していくことも必要だと思いますが、その辺についてお考えはございますでしょうか。
○仲野地域交通課長
最近ＡＩデマンドといいまして、予約したときにＡＩが道順をうまくいくようにするシステムが開発されてきております。そういったものも――県がではないかもしれませんけれども――使っていきながら、市町にそういったシステムも紹介していきたいなと思っております。
○山本委員
ありがとうございます。
私は今のところ、ＡＩがそんなルートまでやってくれるというのは全く知りませんで、ぜひそういったものを積極的に県も活用する市町に、多分その開発を仮に民間がやっているとすれば有料になってくると思いますので、その辺の補助等もまた考えていただきたいと思います。以上です。
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