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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の77ページ上から3行目に、それぞれの分野に対して適切な維持管理、更新による橋梁の長寿命化を実施したとあります。
 令和3年7月に黄瀬川大橋が河床洗掘の影響によって被災しました。県では災害復旧に取り組むとともに、同様の被災を防止するため令和3年度にほかの橋梁について橋脚周辺の洗掘状況の点検を実施していると聞いております。
 今年も台風等により道路などの災害が頻発しているところでありますし、そのために黄瀬川大橋のような災害が繰り返し発生することがないように、令和3年度の点検結果を踏まえて対策工事など必要な措置を講じることが大変重要であると思います。
 そこで、点検の結果や点検結果に基づく措置など河床洗掘による橋梁災害を防止するための取組について教えてください。

○柳原道路整備課長
 黄瀬川大橋の被災を受けまして、昨年度増水時の河床洗掘による被災が懸念される橋梁133橋を対象に橋脚周辺の洗掘に関する緊急点検を実施しました。緊急点検の結果、4つの橋について橋脚の著しい洗掘を確認し、増水時のさらなる洗掘により沈下等を生じることが想定されるため、出水期前の本年5月末までに応急措置を完了しました。出水期後の11月以降に恒久対策の実施を予定しております。
 今後引き続き日常のパトロールや橋梁点検等により橋脚周辺等の河床の状況を注視して、洗掘の進行などを確認した上で速やかな対策を講じていきたいと考えております。

○渡瀬委員
 ありがとうございました。
 4か所について発見されたということでございます。
 今回の台風15号による影響はなかったのでしょうか。

○柳原道路整備課長
 県が管理する橋梁について台風15号による被害はありませんでした。

○渡瀬委員
 引き続き御尽力願えればと思います。
 次に、説明資料84ページの県土強靱化対策の取組についてお伺いします。
 9月23日、24日の台風15号による影響で県中部、西部を中心に土砂崩れや道路の冠水が数多く発生しました。現在でも通行止めが続いている箇所があります。
 そこで、令和3年度における県土強靱化対策事業による県管理道路の道路防災対策の取組状況と今後の見通し、課題についてお答えください。

○望月道路保全課長
 災害に強く信頼性の高い道づくりを進めるため、県土強靱化対策事業で令和2年度、3年度にわたって緊急輸送路におけるのり面対策、JRアンダーパスにおける冠水対策、停電節電のための道路照明灯のLED化に取り組んでまいりました。
 課題としてまだ対策が必要なのり面が数多く残っております。今年度、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に合わせて地方債の期間が延長されましたことから、新たに県土強靱化対策事業を事業化しました。引き続き道路の防災対策を推進していきたいと考えております。

○渡瀬委員
 予算と時間に限りがある中でこの対策を進めていただいていると思いますけれども、県土強靱化対策事業の対象となっている要対策箇所において、今回の台風15号で被災した箇所があれば教えてください。

○望月道路保全課長
 今回の台風では特に大井川流域が被害を受け、要対策箇所は460か所余りありました。線状降水帯で雨がとても多く降った特徴があります。それに伴って40か所の被災箇所を災害復旧事業で復旧していこうと考えていますが、そのうち対策が必要と考えていた箇所が4か所ございました。いずれもまだ対策を行っていなかった箇所であります。

○渡瀬委員
 まだまだ急いで進めなくてはいけない箇所がたくさんあると思います。今回、道路の通行止めによって孤立集落も発生しております。先ほど申し上げましたとおり、時間とお金が多くかかる事業だと思いますけれども、スピーディーになおかつ確実に事業を進めていただければと思います。
 
次に行きます。
 説明資料100ページになります。
 多目的ダムの適正な管理の中で太田川ダムのことが載っております。見ますと維持管理費に6200万円、濁水対策事業費に2000万円計上されておりますけれども、令和3年度におけるこの成果、課題を教えてください。

○山田河川企画課長
 太田川ダムの濁水対策事業2000万円で水質調査、水質シミュレーションを実施しました。あわせて、太田川ダムの貯砂ダムがある上流側に新たに濁度計を設置し広範囲で濁度をしっかり把握して濁水解消に向けて対策をしてきたところです。
 現在もシミュレーション等を行っているところで、引き続き濁水対策への取組を進めていきたいと思っています。

○渡瀬委員
 令和元年度、令和2年度にも対策を進めていただいたと思いますけれども、令和3年度に行った事業によってどのような成果があったか教えてください。

○山田河川企画課長
 まだ検討途中の段階ですのでなかなか成果はお示しできませんが、継続的に出水後の濁水をしっかり把握してどういった対策が効果的なのか引き続き検討を進めていきたいと考えております。

○渡瀬委員
 モニタリングを長く続けているのは十分承知しているので、ぜひとも具体的な施策をお示し頂ければと思いますのでよろしくお願いします。
 
 もう1つの質問です。
 令和元年12月下旬から小水力発電設備の運用を開始し、売電もしているとのことです。どのぐらいの売電額があって、国に返還した後残りがあれば何に使われたのか教えてください。

○山田河川企画課長
 太田川ダムは平成元年12月から小水力発電の運用を開始しています。基本的に発電した電力は、ダム管理所で使用する電力を賄うとともに余剰電力は売電しています。開始以降売電によって得られた収入は約8700万円です。
 停電等をすると発電機を回して管理所の電力を賄う代わりの備蓄燃料として小水力発電が活用されるため、ダムの管理機能が強化されたと考えております。

○渡瀬委員
 国へ返還する分があると思うんですけれども、教えていただけますか。

○山田河川企画課長
 基本的に事業を導入するに当たって国からのお金等も入っており、相当する分は国へ返還します。

○渡瀬委員
 国へ返還後の残りはあるのでしょうか。

○山田河川企画課長
 毎年収入に応じてその年ごとに返すお金が決まっています。

○飯田委員長
 具体的に幾ら返すと言っていただいたほうが分かりやすいんですけど。

○山田河川企画課長
 具体的な金額は確認して回答します。

○渡瀬委員
 金額はまた教えてください。
 売電収入があり、国への返還後残った収入の行き先を教えてください。また今後の課題を教えてください。

○山田河川企画課長
 収入の行き先は確認後回答します。
 自然エネルギーの有効活用ということで、ダムの管理所の電力として使うことでダム機能がしっかり強化されているため、今のところ課題は特にないと思っています。

○渡瀬委員
 この間の台風15号によって物すごい濁水が発生しております。今ちょうどアユが産卵期でとても不安を与えています。早急に濁水を解消するのはなかなか難しいと思いますけれども、長年続いていますので、新たな対策、道筋を早く示していただけたらと思います。これは意見とさせていただきます。
 
 最後の質問です。
 説明資料18ページに、入札の不調・不落対策が載っておりますけれども、令和3年度の不調はどのぐらいあったんでしょうか。

○藤塚建設業課長
 令和3年度の交通基盤部及び農林事務所発注の建設工事における不調・不落実績は、開札3,098件に対し369件で発生率が11.9%でした。

○渡瀬委員
 不調の傾向はどんなものがあるんでしょうか。

○藤塚建設業課長
 不落・不調の発生理由としては、再度の入札――第1回目に続いて直ちに行う2回目の入札でも予定価格に達しなかったもの、一般競争入札で応募者がゼロであったものなどが挙げられます。

○渡瀬委員
 私の地元の管轄の袋井土木事務所では、少額の契約の不調が大変多くなっていると聞いたことがございます。
 1つ事例を挙げれば、草刈りをやってくれる業者がないというのがあると思います。少額だからそうなってしまうのか分からないんですけれども、原因をしっかり究明して不調が1つでも減るように御尽力頂ければと思います。これも意見として終わります。

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