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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年度決算特別委員会厚生分科会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:10/29/2019
会派名:自民改革会議


○杉山(盛)委員
 一括質問方式で2問。
平成30年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書154ページの若年層の自殺対策についてです。
自殺による死亡者は全体で2人減少していますが、若年層については増加しています。対策をどのように行っているか、若年層とくくっていますので年齢別にわかれば教えていただきたいと思います。

 次に、説明資料213ページの受動喫煙の防止対策につきまして、本年4月に県の受動喫煙防止条例が施行されまして、飲食店においてたばこが吸える吸えないの標識を掲示することが義務づけられたことが特徴かなと思っております。
昨年度の9月議会で、この条例案と補正予算を審議し全員一致で賛成して可決したわけでありますが、補正予算がどのように執行されたか教えてください。

○山野健康増進課長
 受動喫煙対策の関係で回答いたします。
 まず、条例施行前のことし3月に県内約3万件の全ての飲食店に掲示用の標識――ステッカーですけれども――を制度説明用のリーフレットと一緒に送付いたしました。その後飲食業生活衛生同業組合などの関係団体に対し、総会や研修会等の場をおかりして、延べ20回以上条例の趣旨や取り組みのお願いで説明に回っているところです。
 県民に対しましては、新聞広告や街頭ビジョン等の屋外広告、コンビニ等へのポスターの掲示、県民だよりへの掲載、医師会や薬剤師会等の関係団体広報紙への記事の掲載、イベントやキャンペーンにおける受動喫煙防止の啓発グッズ等の配布などをしております。それからユーチューブに掲載した啓発動画ですけれども、これまでに5万回以上視聴されるなど若い世代に向けてインターネットを活用した取り組みも行いました。

○福原精神保健福祉室長
 若年層の自殺者の数でございますが、30歳未満が平成29年度に141名であったものが30年度には158名になりました。40歳以上は447名だったものが428名に減少しております。

○杉山(盛)委員
 取り組みは。

○福原精神保健福祉室長
 取り組みといたしましては、先ほどの質問にもございましたがLINE相談やICTを使いまして、自殺と検索したときにLINE相談や電話相談の番号が出るようにするなど、誘導に取り組んでおります。

○杉山(盛)委員
 受動喫煙からですけれども、県内約3万件の飲食店にステッカーを送付していただいたと。先日全国連合会の会長――沼津の方でありますけれども――と話をしたんですが、この取り組みは非常にありがたいと高く評価しておりました。ただ9月定例会の委員会で質疑応答があったと思うんですが、ステッカーを送付したうち張っているのがせいぜい半分程度とのことなので、今後はさらに組合に対していろいろな啓発や指導に取り組む事を求めたいわけであります。
実は1つ問題点があって、例えば沼津だけのことを言いますと、私が県議会議員に当選した平成11年当時は沼津市だけで1,300ないし1,400件ぐらいの組合加盟店があったんですね。今組合加盟店は3分の1程度まで減少していると思うんですよ。この原因は一体何かというと、組合に加盟しているメリットがない。その当時は例えば借入金なんかを起こしたい場合に、組合が率先して保証人になるなど組合に入るメリットが非常に多くあったんですが、今はほとんどそれがない状況です。例えば県でメリットを与えながら組合に加盟してもらえば、保健所の仕事も全員入ってくれているほうが連絡などしやすいかと。ただ1つ困るのは、どこのどういう店とは言いませんけど、全国チェーン店はほとんど加盟しているんですが協力はしないと。できたらこんなことに協力してもらいたいと言うと、店長が私はほとんど権限がありませんと返事が来て、いろいろな協力体制ができない現状があるようです。
また組合の方々とよく連絡を密にして、このステッカーは本当に県としていい取り組みをしてくれたとお褒めの言葉をいただいているので、早く普及できるように組合のさらなる継続と加入してくれる方々の増員を要望しておきます。

 それから若年層の自殺対策ですが、今聞いた若年層は30歳未満と40歳以上と説明がありましたけど、若年層には小学生や中学生や高校生、大学生は入っているんですか。

○福原精神保健福祉室長
 若年層には小学生、中学生も入っております。

○杉山(盛)委員
 そうですか。
対策について大した答弁をもらっていないので要望の言いようもないんですけれども、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人に対する対策ってそれぞれ違うと思うんですね。
中学生まで、高校生、それ以上にそれぞれどんな対策がとられているのかを聞きたかったんですけれどもあるんですか。

○福原精神保健福祉室長
 年代別の対策でございますが、特に高校生に関しましては先ほどのLINE相談などを教育委員会と連携し去年から始めたものですから、案内チラシを全学年に配って周知を図りました。
先ほどのICTを使った検索型広告により、そこで調べた方――全年代になりますけれども
――が閲覧できるようにしております。ただ小学生、中学生になりますと御家庭の問題、教育の問題が主になりますので、この辺は教育委員会と連携して自分を大切にする教育などをやっていただいているところであります。

○杉山(盛)委員
 わかったようなわからないような答弁ですけれども。
けさテレビでニュースを見ておりましたら、例のあおり運転のガラケーの女とか言われた人が間違えて拡散されて、どこかの市議会議員が提訴されると。人間が軽いんですよ、今、全体的に。僕は自分がガラケーなのでよくわからないんですけれども、スマホとかLINEだとかいろんなものを使って人を中傷することが当たり前の時代になってきちゃっている。言われた側がどのように傷ついているかは考えずに拡散してくれとか。確信のあるものではないにもかかわらず市議会議員あたりでもそんなわけのわからないことをやる時代になってきているので、こういった時代の中で一番大切なのは、やっぱり人と人との触れ合いをもっとしなければいけない。
例えば、小学校、中学校などでも学校へ来なくてもいいみたいな状況が何年先、何十年先には生まれてくるんですが、そのときにはもっとこういった事案がふえてくると思うんですね。だからせめて静岡県の健康福祉部だけでももうちょっと先進的な取り組みをして小学校、中学校が、教育委員会ではなくて自殺対策、いじめなどを含めた対策も各部局横断で議論し合いながらどうしたらいいかをもう少し真剣に考える時期が来ていると考えています。
具体的な案は今ここにはありませんけれども、例えばあるところで私が学生に対して申し上げたのは、1週間ぐらいスマホを使わないでみろと。自分の頭でいろんな失敗をしながら考えながら行動してみたらどうだと提案もしております。時代の流れで僕らみたいな古い人間はどんどん淘汰されてくるんでしょうけれども。
うちの娘のタイの友達が遊びに来て、浅草で遊んでうちへ来て、餅つきなんかを体験して大阪へ行ってUSJやディズニーランドなどいろんなところで遊んで、帰っていった。その道中で一度も道に迷わなかったと言うんですよ。どこどこへ食べに行きたいとスマホに言うと、そこへ連れていってくれる。だから迷わないし失敗もない。帰るときにメールが来て、一番印象に残ったのは僕らとやった餅つきだったと、うちの娘に言ったんですね。ディズニーランドに行ったり浅草に行ったり、USJに遊びに行ったんですが、一番楽しかったのはお餅つきだったと言ったんですよ。
これは余談ですが、タイ人は人前でははだかにならないので、温泉に連れていったんですけれども最初はなかなか服を脱がないんですね。大勢の人の中ではだかになってお風呂に入る風習がないからいやだと言ったんだけど、無理やり脱がせて娘が連れていったら物すごく楽しかったと。逆にもう一度肌を見せちゃったものだから、部屋の中で素っ裸でいたなんて、冗談じゃなくてあったんですけれども、やはり体験させることは非常に大事だと思うので、健康福祉部でどうかは別にしまして、全庁を挙げて対策をお願いして質問を終わります。

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