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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 一問一答方式でお願いします。大項目で3つお尋ねしたいと思います。
 まず最初に、議案第157号から第161号の高等学校建築工事請負契約の一部変更についてお尋ねします。
 今議会で高等学校の請負契約を一部変更する議案が上程されております。
 そこで、議案の内容と今後の資材価格や労務単価上昇への対応についてお尋ねします。

○山本建築工事課長
 変更内容と理由につきましては、全て一緒でございます。資材価格や労務単価の上昇に伴い、工事請負契約約款第25条第6項のインフレスライド条項に基づく契約変更を行うものでございます。
 今回、5つの高等学校の建築工事の請負業者からそれぞれ当該規定の適用について申出があり、両者で協議を進め協議が整った項目について規定に基づき積算した金額でそれぞれ変更するものでございます。
 それと、どのように応えていくかという対策です。資材価格や労務単価の上昇は今後も継続する可能性が高いと考えておりますので、契約済みの工事につきましては今回同様適切なスライド条項の適用を考えております。
 これから発注する工事につきましては、予定価格を積算する際には常に最新の価格を採用するなど、市場価格を適正に反映させたいと考えております。

○竹内委員
 次に移ります。
 今の答弁と似通っていますけれども、まさに資材価格高騰への対応についてお尋ねしたいと思っています。
 9月議会の委員会でスライド条項で対応しますと答弁があったと思いますけれども、現状でスライド条項の適用の申請があった件数を教えてください。

○飯田委員長
 技術調査課ですね。数字は後でお願いします。

○竹内委員
 そのぐらい分かっていると思って聞いたんですけれども。
 公共事業に関わる建設業の方々へはスライド条項で救いの手を差し伸べることができますけれども、5番委員も話したように我々が考えている以上に日々、毎月のように資材が高騰しています。
 まずは県として県内業者にスライド条項以外に何か対応を行っているか、お伺いします。

○戸栗技術調査課長
 まず、先ほど御質問のありましたインフレスライド条項の件数でございますけれども、今年度は今のところ6件協議をしています。

 続きまして、インフレスライド条項適用以外の対策ですけれども、経済産業部が9月補正及び12月補正で実施しております、静岡県中小企業者等物価高騰緊急対策事業費補助金を活用するように、建設業者向けのチラシを作成して業界団体へ周知したところです。11月17日に通知し建設業協会や建設産業団体連合会に説明をして活用を進めたところです。またホームページ等でもPRをしています。

○竹内委員
 静岡県中小企業者等物価高騰緊急対策事業費補助金は、申請受付開始から1時間ぐらいでパンクしたのはテレビや新聞でもニュースになってます。その対応策で増額の予算編成をしていただいて感謝はしているんですけれども、一人親方などの今まで補助金を取り扱ったことがない建設業の方はいっぱいいると思います。
 これは要望ですけれども、12月23日で申請受付は終わってしまいますけれども、様々な組合に向けて、しっかりやったという実感があるぐらいに担当課は汗をかくべきだと思います。そして結果的に交通基盤部が所管している建設業及び様々な組合の方々がどのぐらいこの補助金を使われたのか、2月議会の委員会で質問しますのでしっかり答えられるようにしていただければと思います。

 続いて、遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画の策定についてお尋ね申し上げます。
 5番委員の質問にもありましたが、来年度官民連携導入可能性調査事業費等が計上される見込みだという話も聞いていますけれども、思い起こせば構想の段階から携わらせていただいていますが、当該の地域へ行ってもまるで何も変わっていません。追加補正も含めて今年度も環境影響予測調査費が5000万円ついていますけど、今まで累計でどのぐらいの金額を使ったのか。年度ごとでも科目ごとでも予算実績でも決算実績でも構いませんので、まずは教えていただければと思います。

○伊東公園緑地課長
 まず基本構想ですが、平成27年度の基本構想の策定費用に2300万円。平成28年度の測量と地質調査に2000万円。令和元年度に基本計画の策定をコロナの関係でストップしましたけれども、それに4100万円、地質調査に800万円、そして令和3年度はコロナによる見直し作業に900万円、今年度は基本計画の策定の残りに3000万円とアカウミガメの調査等に1000万円で合計で1億4100万円です。

○竹内委員
 1億4100万円。先週改めて当該地域に行って聞いてきましたけれども、長い年月をかければ様々な予算がつくのはわかりますけれども、税金であるという価値観を絶対に忘れないでいただきたいと思っています。

 1億4100万円をかけたという前提に立って、今から質問させていただきます。
 今議会の自民改革会議の代表質問で、1番委員が遠州灘海浜公園(篠原地区)の基本計画策定について質問させていただきました。太田交通基盤部長の答弁の中に施設の利用者となる県高等学校野球連盟などの関係団体に対して改めて検討状況を説明して意見を伺っていると答弁がありましたが、今までにどのぐらいの団体にヒアリングをして、これから先どのぐらいの団体にヒアリングをするのか。また多くの意見はどんな意見だったのかお尋ねします。

○伊東公園緑地課長
 主に野球関係者にヒアリングをしています。9つの野球の団体から組織されている静岡県野球協議会やそれ以外にソフトボールの団体などにもお話を伺っております。静岡県野球協議会の会合では野球場も含めた公園全体の今の金額などをお示ししました。その中で照明がないと今まで1日3試合できていたものが2試合になってしまう、逆に少年野球では照明は特に関係ない、ドーム球場になると利用料金が高いので使いづらいなどの意見を頂きました。
 今後もう少し細かく丁寧にそのあたりの意見を計画に反映させていくつもりです。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 今日頂いた遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画の策定の資料の中で、使用料金のことが資料3に出ています。タイプXとYに関して、照明利用料金(参考)が7万6000円と書いてありますけれども、サッカーワールドカップのカタール2022ではスタジアムの上が開いていても空調を使っています。このタイプXとYにおいて空調料金は発生しないんですか。

○伊東公園緑地課長
 資料3の一番下に注意書きとして書いておりますが、空調の利用料金は別途かかると考えられます。実際にプロ野球の球場などに話を聞いたところ、一般的なアリーナは全体的にエアコンで冷やすんですね。ただしプロの野球場は観客席の一番上に冷却した空気を下ろすような仕組みがあって、特にグラウンドを意識して冷やしてはいないみたいです。ですからサッカーのワールドカップのカタールとは状況が違うんですけれども、観客ファーストで少し冷やしているため選手にはあまり関係ないと言っておりました。
 実際に費用がどのぐらいかかるかは、またヒアリングをして詳細に確認してまいります。

○竹内委員
 この資料ですと勘違いされますので、照明料金(参考等)と入れて、タイプXの場合は7万6000円プラス冷暖房費、空調費という表記に変えていただきたいです。

 それから、過去にもいろんな方にヒアリングをしていると思いますけれども、ドームにすることのメリットは野球以外の利活用も考えられると。
コンサートや展示イベントだと思いますけれども、コンサートを主催するところにどのような意見をもらっているのか説明してください。

○伊東公園緑地課長
 ドーム球場の管理者と興行主にヒアリングを行いました。
 日本でドームツアー――よく5大ドームツアーと言いますけれども――を行うことができるアーティストは限られていると聞いています。またドーム球場はアリーナと違って天井高が高いものですから、資機材をつるすなどの準備に時間がかかることも伺っております。
ですから、一般的な1万人規模のコンサートであればアリーナが有利ではないかと思われます。しかしながらフェス――音楽のお祭りでは、ドームではないにしても新潟県の県営球場は3万人規模でやっておりますし、2万人規模のドームがないから逆に使ってもらえるんじゃないかという意見も聞いております。

○竹内委員
 ちょっと分かりにくいですね。
 篠原地区に考えている野球場のタイプXとYは、一般的にコンサートにはふさわしくない、使いにくいということですか。

○伊東公園緑地課長
 一般的な話ですが、例えばエコパ等の1万人クラスのコンサートではドームは使いにくいですけれども、フェスなどのイベントであればニーズはあるとは思います。

○竹内委員
 野球以外の様々なイベントができると思って要望する方がきっといらっしゃると思いますので、コンサートなどの野球以外の利用についてもう少し調査していただきたいと思っています。

 それから、これまでの予定でいくと12月中、年内に規模や構造を1案に絞り込んで本年度中に基本計画を策定するスケジュールだと私は認識していましたけれども、具体的に何がどう変わるのかお答えください。

○伊東公園緑地課長
 当委員会の閉会中調査等で御議論頂きましたように、アカウミガメの影響を低減させるためにドームや照明のない野球場――特にドームであれば概算事業費ですね――の経済波及効果等を算定いたしました。そういったものをトータル的に考えましてお示ししていくということになると思います。

○竹内委員
 答えになっていないですね。もう一度どういうスケジュール感かお尋ねします。

○伊東公園緑地課長
 先ほど申しました関係団体等にヒアリングを行い、今回の議会でお示しする予定であった評価案の絞り込みを次の2月議会にお示ししたいので、数か月規模で後ろにずれ込む想定をしております。

○竹内委員
 今日は12月14日で2月の定例会の開会日は2月14日ですので年末年始を挟んでいます。2月議会で我々議会に絞り込みをしたとして、改選時期ですけれども、具体的にいつ基本計画の策定を提示できるんでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 2月議会に評価案の絞り込みまで提出したいと思っています。頑張りたいと思います。

○竹内委員
 太田交通基盤部長、答えてください。

○太田交通基盤部長
 私も本会議で答弁しましたが、今こういった状況ですので2月定例会で絞り込み案をお示しし、それがうまくまとまった場合はパブリックコメントに持っていきます。その後それらを取りまとめて最終的な基本計画としますので、来年度の数か月遅れた時期――普通で考えれば3か月程度遅れた時期の計画を目指して進めていくことを考えております。

○竹内委員
 先ほど、森見交通基盤部理事がうちの会派に来て官民連携導入可能性調査についてお話ししまして、時期は7月から8月と言いました。
 案を1つに絞ってサウンディング調査をかけるのか、森見交通基盤部理事、もう一度進め方を説明してください。

○森見交通基盤部理事(都市政策推進担当)
 サウンディング調査につきましては、基本計画が策定できているのが望ましいですが、1案に絞ってあればそれで進めることができると聞いておりますので、2月議会で1案に絞って、来年度に予算を頂いて、それから発注をして7月に政令市や県で行うサウンディング調査に臨みたいと考えております。

○竹内委員
 今のお話を整理すると、本当はこの12月議会で規模や構造を1案に絞り込みたかったけれども、様々な理由があるものですから2月議会で1案に絞り込んで、6月定例会で基本計画を策定するスケジュールに臨み、なおかつ官民連携導入可能性の予算を頂いて、規模や仕様が決まったものを7月、8月に発注をかけるスケジュールじゃないですか。

○伊東公園緑地課長
 3番委員のおっしゃるスケジュールで臨みたいと思います。

○竹内委員
 こういうことははっきり言ったほうがいいよ。いろんな方々の意見を聞きながらやっていかないといけないと思いますが、1案に絞り込むときに普通はPFIを使って当初予算より1割縮減したというのは分かります。今回の場合は構想の段階と大分形が変わってきていますね。遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画策定資料によると基本構想と基本計画の概算事業費の差を埋める方法を考えるということで、前回の閉会中審査に対して設計施工のコストの縮減と書いてありますけれども、以前の当委員会で脱炭素社会の実現に向けてエネルギーは例えば太陽光であったり様々な方法が考えられると思いますけれども、すぐ横にトビオがあってその横に西部清掃工場のエネルギー活用なんかも考えられると思うんですよね。
 まず1点目に、西部清掃工場のエネルギーの利活用についてどう思っているのか。
 そして、設計あるいは施工段階でコスト縮減と書いてあるけれども、そういったものをやるとコストは増えるんじゃないですか。あわせて説明してください。

○伊東公園緑地課長
 西部清掃工場は数年後に建て替える計画があります。エネルギーにつきましても実際に熱が出ているのと発電していることも聞いております。その熱と電気を使って熱でプールを沸かす温水プール。また電気は空調に利用できトビオはそういったものを使っております。
建て替えるときにそういったエネルギーの供給ができないか、浜松市には投げかけてあります。今後浜松市が検討を進める中で、県の計画をしっかり示していきたいと考えております。
 次に、コスト縮減については、新技術、新工法の採用や実際にドーム球場を建設したことのあるゼネコンにヒアリングを行っています。その中で構造についてPC――プレストレストコンクリートを使うことによってコスト縮減も可能であるという情報などを得ております。

○竹内委員
 私の質問の意味は、脱炭素化に向けて太陽光パネルを敷きたいなどがあれば、民間活力を利用してそのオーダーはできるのかできないのか。それによってコストは当然上がると思いますけれども、それはいかがですかと聞いています。

○伊東公園緑地課長
 太陽光はぜひ使いたいと思っています。県営の公園の中でエコパや草薙でも小さいですけれども太陽光を使っております。
 ですので、篠原地区でもそういった太陽光発電についてはやりたいと思っております。

○竹内委員
 続きまして、PFI事業などによる民間活力を利用して差を埋めると書いてありますけれども、先ほどの話だと民間活力を調査するのは7月から8月で、その前に仕様と規模が決まるわけですよね。2月議会あるいは6月議会の段階で、具体的に例えば当初の構想段階から費用が増えた場合、議会に対してどうやって説明するんですか。民間活力を利用しますという日本語ではなくて、何十億、何百億という額の場合、まだ業者に細かい数字を出してないわけですよね。出していない段階で我々議会にこれでいきたいともしおっしゃられるとしたら、その差を埋める方法を具体的に――例えばクラウドファンディングで幾ら集めます、PFI事業によって幾ら削減します、地元の負担金はどこに幾ら提供しますと――我々議会に諮らないと、それはないでしょうという話になると思います。飯田都市局長、お答えください。

○飯田都市局長
 PFI事業、それから民間の資金の活用、クラウドファンディングにつきましては、今考えられる可能性を資料に書かせていただきました。
 今後ヒアリングを広げていく中で、具体的にどの程度のことができるか検討してまいりたいと思います。その辺のことをお示ししながら、できれば2月議会に1つの可能性としてさらに詳しい状況を示していきたいと考えています。

○竹内委員
 2月議会にこだわる必要はなくて一番大事なことは、日本語の表現ではなくて数字ですよ。
 例えば、浜松市は市長が変わります。今の市長に協力金何ぼと言ったって、4月末で終わっちゃう人にそんなこと言われても困りますって話になるわけですよね。また要望にいらっしゃる方々に、ランニングの部分でも何億円というお金がプラスアルファでかかるけれどもそれに対してどのように考えているのかもこちらから聞くべきです。それは県がやるものだろうと言うかもしれませんけれども、場所を決めたのは浜松市ですから。その点について、太田交通基盤部長の答弁を求めます。

○太田交通基盤部長
 地域の負担につきましては、3番委員御指摘のとおり場所の決定経緯から様々あるかと思いますが、地域の負担を求めるというのは非常に大きな話ですから、内部で十分検討した上でそういった提案や要請をすると決定した場合は、速やかに事務方レベルから話を上げていきたいと思っています。

○竹内委員
 県民も市民も県費で払っても税金、浜松市をはじめ中東遠の市町に協力金を求めてもこれも税金なんですよ。
 だとしたら、我々が考えないといけないのは金の工面もそうですけれども、本当に望まれる利用されるものは何なのか。本当に税金の使い方としていいのか。少し前に川勝知事が2万2000人ありきみたいな発言をしましたけれども、そうであってはならんのですよ。誰のために何のために造るのかを、時期が延びたこの機会にもう一度所管する交通基盤部の公園緑地課だけじゃなくて、しっかり内部で議論していただいて、決まったことを建設委員会に提出していただきたいと思います。

○飯田委員長
 ここで換気のために休憩します。
 再開は14時30分とします。
( 休 憩 )
○飯田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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