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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:10/04/2023
会派名:自民改革会議


○増田委員
 分割質問方式で3点お伺いします。
 まず、産業委員会提出案件の概要及び報告事項60ページの静岡の茶草場農法認定10周年記念事業についてお伺いします。
 今月20、21日に記念式典が行われます。掛川市でやっていただけることは本当ありがたいと思っております。10周年を迎えたことは本当にいいこと、喜ばしいことですけれども、近年は茶草場農法に取り組む茶園も減少していて伝統の継承が難しくなってしまうとの不安は昨年12月の本会議質問でも指摘させていただきました。
 イベントを通じて、この伝統的な農法を後世に継承していくために、生かしていっていただきたいという思いを込めながらどういった仕掛けを考えていらっしゃるのでしょうか。事業の目的、内容、期待される効果などについてお伺いします。

○佐田お茶振興課長
 静岡の茶草場農法認定10周年記念事業は、世界農業遺産認定10周年を契機とした静岡の茶草場農法の認知度向上及び国内外の世界農業遺産及び日本農業遺産認定地域との連携推進を目的に、東アジア文化都市2023静岡県とタイアップして開催するものです。
 記念式典では、認定に御尽力頂いた武内和彦専門家委員会委員長による基調講演をはじめ、中国の鉄観音烏龍茶、韓国茶発祥の地の2か所の世界農業遺産関係者を中国からはオンラインで、韓国からは直接お招きして紹介するとともに、会場内ではポスター形式で国内の認定地域を紹介することとしております。
 また、パネルディスカッションでは世界農業遺産の観光資源としての活用方法をテーマに、認定地域内の人が後世に残すべき遺産が自分の居住地にあるというプライドを持つこと、そしてそれをいかに外にアピールして人を呼び込んでいくのかを会場の皆さんと考え、農法の維持継承につなげていきたいと考えております。
 さらに、式典翌日に開催する認定地域の体験バスツアーは4コース全てで満席に近い状態となっており関心の高さがうかがえます。
 ツアーでは農法体験が一部あることから、今後ボランティアの活動などをお願いするなど、みんなで農法を維持する機運を高めていけたらとも考えております。
 今後も、生物多様性の保全や文化的景観の維持に貢献していることを様々な機会を通じて発信し、世界農業遺産静岡の茶草場農法の認知度向上、地域振興に努めてまいりたいと考えております。

○増田委員
 要望的な話を2つ。農業振興、茶業振興という観点とお茶や農業遺産のよさを知っていただき来ていただける方を増やすことの2点が重要と思っております。
 茶草場農法をやっているところで掛川市東山にいっぷく処というところがあって、私は毎年2回ぐらい掛川の茶草場を支えている皆さんの懇談会みたいなものに呼ばれて行くんですけれども、ほぼほぼ困った話や愚痴ばかりです。
 草刈りが非常に大変なので何とかしてくれませんかということが1つ。それと前にも言いましたけれども、シールで茶草場農法のお茶ですよと分別してしまっているんです。1種類じゃなくグレードをつけちゃっているので、ちょっと茶草場をやっているお茶も茶草場農法をやっていますというシールを貼れちゃうので、そこの差別化が図られていないという話もあります。茶業振興に生かしていただくようによろしくお願いします。
 それと、来る方もだんだん増えてきて、掛川市には大きめの茶商が何軒かあって、今ツーリズムみたいな形で茶畑も見ていただきながらお茶も知ってもらって買ってもらってということを既に何軒かやっているんですけれども、また1つエコパの近くに大きな茶園を造成してそこにそういうのを造ろうとしている茶商さんもいます。お茶や文化遺産を使って観光誘客ということも重要なことで、その辺に取り組んでいる人たちも非常に多いものですから、いっぱいアピールしていろんな人に体験していただきたい。また特に若い世代もそういうところには来てくれる方もいらっしゃいますので、国内外に発信していただきますよう御支援のほどよろしくお願いいたします。

 次に、説明資料63ページの花博について先ほど8番委員にも聞いていただきましたが、9月から前売券の販売が開始されているとお伺いしております。今この売れ行きの状況はどうなんでしょうかという質問です。
 また、前売券発売開始1か月ぐらいでどんな状況なのか教えてください。

○平野農芸振興課浜名湖花博20周年記念事業推進室長
 今御紹介のありましたとおり、9月1日から浜名湖花博20周年記念事業の前売入場券の発売が開始されております。
 現在、地元の売り場、コンビニ、デジタル販売という形でいろんなコンテンツを使って販売を進めております。個人の販売枚数につきましては9月20日時点で556枚ということで、まだまだこれからかなと思っております。
 今後は、浜名湖花博20周年記念事業実行委員会の委員、それから企業を回り販売を進めていきたいと思っております。幾つかの団体からは数万枚規模の内諾を得られおり、その勢いでぜひ来場者55万枚を達成していきたいと思います。よろしくお願いします。

○増田委員
 来場ですもんね、集客目標55万人ですね。前売で55万枚頑張りましょう。お願いします。

 発信はやっぱり大事だと思うので、やりますよというのはもちろんですけれども、どんなイベントなのかがセットで伝わったほうがいいと思うんですね。もちろん下のほうに書いてあるのが多分主な見所でしょうけれども、フレーズもそうですし、もうちょっと広く言えたらいいなと個人的にすごく感じています。
 朝のドラマ「らんまん」が終わっちゃいましたけれども、ドラマの影響で小中学生に今植物や草花に関心を持つ人が増えているとも聞きます。そういったものも活用したらいいなと思うんですが、御担当者から広く県民の皆様方に伝えるメッセージをここで頂きたいと思います。よろしくお願いします。

○平野農芸振興課浜名湖花博20周年記念事業推進室長
 20周年記念事業の事業内容につきましは、県民参加型の花壇づくりを進めております。その中には地元の幼稚園、外国人学校の方々にも御参加頂いて県民の方々に会場づくりから参画頂けるような取組を進めております。
 そのほかにも、花緑で言えばプロのガーデナーが11の個性的な花壇をつくったり、地域の腕自慢の方々が競い合うガーデンコンテスト、デジタルアプリを使った花緑の紹介、スズキ株式会社に参画頂いている自動運転自動車の体験なども魅力あるコンテンツであると思っております。

○増田委員
 もちろんみんなで応援していきますので、マイナスのことなども気にしなきゃいけないと思うんですけれども、プラスがより効果が上がって広く県内に伝わることが大事な事業だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 最後に、所管事務調査ですがエコパで学生フォーミュラ日本大会をやっていただいてきていますが、エコパでやるのは今年までと聞いたものですからお伺いさせてもらいます。
 私の家がエコパに近いものですから、子供が小さいときに連れていったりもしたんですけれども、すごくいいイベントで大人もモーターマニアも学生も子供もすごく楽しめて、いい事業を県庁はいろいろやってくれていると思うんです。これは本当にいい事業だなとずっと思っていました。
 暑いときとか、前は早い時期が多かったんですけれども、そのときに大手の自動車メーカーの役員が現場に来ていてその場で学生の就職が決まったという話を何件も聞いていて、やっぱりそれはすごいなと思いました。ものづくり、自動車産業が盛んな静岡県にとって本当いい事業だなと思っていました。
 今年やりましたということなので、まず今年の結果、県の効果の感触を教えていただきたいのと、第4回以降エコパでやってきましたが、このイベントが県全体にとってどういった効果が得られたのか、県の認識をお伺いします。

○田中産業革新局技監
 今年度の参加者数はまだ公益社団法人自動車技術会から頂いていませんが、参考までに昨年度はコロナということもあり来場者等を絞っていましたが、5日間の開催期間で延べ約9,000人がエコパに来てくださっています。
 そういう中で、県としましては会場内にふじのくに名産品コーナーとして地元商工会の名産品等の販売を行ったほか、ふじのくに次世代自動車コーナーとして県内企業が開発した次世代自動車や自動車部品のブースを展示するなど、若い技術者に対して地元袋井市、掛川市の特産品や静岡県の産業の強みをPRできたと考えております。

○増田委員
 ありがとうございます。
 すごくいいことだと思います。個人的にはこれだけの日本を代表するメーカーやその分野で頑張っている若者が一堂に会するイベントが静岡県で行われているのがやっぱり一番よかったと思います。それによって車、あと先進的な研究が進むのでいいなと。それをやっぱり生で見られたり、車に触れたりいろいろできるのはいいイベントだったなと思うんですけれども、当初からすごくいい事業なので愛知県が狙っているという話はずっと聞いていました。静岡県でやるんじゃなくてこっち側で開催したいというアプローチや口説きをぐっとこらえていただいている話を聞いていたものですから聞きますが、愛知県で開催することになった経緯、静岡県としてどれぐらい踏みとどまっていただくように頑張ったのかだけ確認させてください。

○田中産業革新局技監
 学生フォーミュラの開催地変更の主な理由につきましては、主催しております公益社団法人自動車技術会からは、ここ数年夏の暑さが非常に厳しくて毎年熱中症で体調を崩してしまう学生が多数発生していることから、学生の健康を最優先に考え屋内で車両の整備作業が可能で、かつ空調設備が整っているAichi Sky Expoに開催地を変更することとしたと伺っております。
 県としましては、大会開催に当たっての設備等の設置の支援などをしてきましたが、熱中症の支援については効果的な対策が難しかったため、こういった経緯になったと理解しております。

○増田委員
 県もそうだと思いますけれども、個人的に非常に残念な気持ちを抱いてます。そのために何かをつくれとは言いませんけれども、何とかなる可能性はなかったのかなという思いはしています。産業振興、経済産業部のことは結果がなかなか出にくく、世の中の景気にも左右されちゃうので難しい部署だと思います。予算も使って施策もいろいろやっているけれども、経済が下がっちゃえばあんまりよく言われない部なので厳しいところがあると思うんですが、私、こういったふ化というかインキュベーターじゃないけれども何か将来につながるような話って本当に生きてくるなとすごく思っていたものですから、これからもう1回戻るかどうか分かりませんけれども、また同じような話があればぜひお願いしたい。静岡でこういうイベントだったら個人的には予算もすごく応援したいし意義があると思っています。ぜひそういった努力もしていただきながら、今まで蓄えた知見とか得られたものがあると思いますので、できるだけ効果を今後も生かして、県内産業の発展に生かしていただきたいと要望して終わります。

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