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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○四本委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず、文教警察委員会説明資料4の2(2)児童虐待対策に係る併任警察官の活動について質問いたします。
 説明資料には富士児童相談所における講話時の写真が載っております。児童虐待対策に係る併任警察官の配置は今年度から始まった事業と承知しております。県所管の児童相談所管内5か所に5人の方が1人ずつ配置されてると伺っておりますが、この半年間の中でも大分忙しく動いていると聞いております。これまでの具体的な活動の状況等を教えていただければと思います。

○松本人身安全対策課長
 児童相談所併任警察官の配置後半年が経過した時点での具体的活動内容についてお答えします。
 併任警察官は、児童相談所等で開催される各種会議に出席して情報共有を行うほか、警察官の視点で事案の緊急性や事件性について判断して警察署への緊急連絡等の初動対応を行っております。また警察署や検察庁等との連絡調整による捜査支援、児童の一時保護の援助、さらに各種業務を通じて児童相談所職員との相互理解を図っております。

○四本委員
 ありがとうございます。痛ましい事件もありますよね。児童相談所や警察にも相談していた中でかわいそうな事案になってしまったことも報道でも聞いたことがあります。児童相談所併任警察官の配置によって児童相談所と警察の間の情報共有が非常に密になることは痛ましい事件の発生を防いでいく大変大きな力になるのではないかと思っております。

 今後の課題としては、各児童相談所間の管内の警察署数の違い――多いところでは5つくらいの警察署、少ないところでは1つの警察署といったことがありますよね。人員的にどうなのでしょうか。多いところでは大変苦労されているのではないかと思います。本課題も含め、配置後半年間での今後の課題があれば教えていただきたいと思います。

○松本人身安全対策課長
 10番委員御指摘のとおり、併任警察官は5か所に配置されておりますけれども、5か所それぞれで取り扱う事案が多岐にわたっています。また取り扱う件数の多少も出てきております。そこで併任警察官の業務割合を見直しまして、ほかの所管業務が兼務できることを今後児童相談所と調整し、効果的運用を図ってまいりたいと考えております。

○四本委員
 ありがとうございます。非常にすばらしい取組だと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

 続きまして、山岳遭難の関係、特に富士山の関係を聞かせていただきます。
 資料5の1です。
 今年は遭難件数が非常に多かったと大原警察本部長の報告にもありました。6月定例会の当委員会で、今年は昨年より遭難件数が多分多くなると予測される中でいざというときの安心・安全につながるとして各山小屋から警察官の富士山常駐の要望がたくさんあると報告させていただきました。大原本部長から説明のあった新型コロナの感染の危険が大変ある中での今夏繁忙期における富士宮口の9合目への警察官常駐は大変大きいことだったと思います。富士山の登山期間が終了し、各山小屋からは本当によかったと聞いております。改めて感謝申し上げます。
 そのような中、今年の救助で特徴的だったのは疲労による方が多かったことと聞いております。私も富士山と本格的に関わってから今年で46年目になります。その中でこれほど疲労者が多かったのは初めて聞きましたね。何か特徴的な要因があるのか分かりませんけれども、今年の実績を来期にどのように反映させていくのか、総括的なところをお尋ねいたします。

○楠ケ谷地域課長
 富士山の山岳遭難防止に係る来季の方針についてお答えいたします。
 今シーズンの警備実績を踏まえまして、来シーズンについては事故が多い県外者への呼びかけを県警のホームページやSNSを使って強化していくとともに、山岳関係機関と連携した安全登山を呼びかける広報活動の推進や山岳遭難救助隊の常駐警備も前向きに検討するなど、富士山の山岳遭難事故防止に努めてまいりたいと思っております。

○四本委員
 ありがとうございます。来年新型コロナがどうなっているのかは分かりません。とにかく終息してくれることを願いますが状況によります。終息していればぜひとも全期間常駐をしていただくことを強く要望しておきます。それが静岡県側の富士登山の安心・安全につながっていく一番大きな要因だと思っております。

 もう1点、先ほど6番委員からヘリコプターの話がありました。その際の御答弁には富士山における警察の活動はなかったと思います。現場の山小屋からは結構今年ヘリコプターが来たと聞いたものですからほかの機関のヘリコプターかとも思いますが、活動実績を確認します。

○楠ケ谷地域課長
 今年の富士山開山期間中におけるヘリコプターによる救助実績についてお答えいたします。
 富士山では、今年の開山期間中における山岳遭難は50件発生し、うちヘリコプターによる救助活動は3件ありました。全て県防災ヘリによる救助であります。救助理由はそれぞれ意識障害、骨折、肺気胸など緊急を要するものでありました。

○四本委員
 ありがとうございます。また議案第129号に関して、新しい更新機としてレオナルド式AW139型が配備されると伺っています。当該機の性能については先ほど少し触れられていましたけれども、富士山においてはどのぐらいの標高までとか、どのような対応ができるのかお尋ねします。

○戸塚警備課長
 ヘリコプターの更新機についてです。
 先ほど申し上げましたとおり、現行のふじ2号より高速性能、高高度性能が向上いたします。気象条件や重量等の諸条件にも左右されますが、更新機のふじ2号で救助可能な最高高度はおおむね夏季は現行機よりも300メートル高い3,000メートル、冬季は現行機よりも300メートル高い4,250メートルまでを想定しております。高高度性能が向上したことで現行のふじ2号より救助性能が向上することが見込まれております。

○四本委員
 ありがとうございました。新しいものが配備されれば安心・安全につながっていくと思っております。その中で高度は3,000メートルくらいとのことで、少し気になったのは富士宮口8号目にあり、静岡県が設置し富士宮市が運営している富士山衛生センターの高度が3,250メートルであることです。同センターには今年は180人くらいの方が受診されたそうですけれども、ここからヘリコプターで運ばれた方も先ほどの3件のうちにあったと思います。気象条件にもよりますから場合によっては対応可能であることを期待するとともに、来年も無事な富士登山があることを願いながら質問を終わります。

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