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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:06/18/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○中澤(通)委員
 一問一答方式で伺いたいと思っております。
 先ほど来出ておりますけれども県内アーティストの新しい生活様式への補助ということで、10分の10ということですが、これは具体的にこれからやる事業に対しての補助と考えていいですか。

○室伏文化政策課長
 あくまでも新しい事業として新しい生活様式に対応した演劇やオーケストラなどの提案が助成対象です。

○中澤(通)委員
 2月に補正がありました。それには緊急事態宣言中の公演取りやめとかで、アーティストの収入がなくなった期間がずっとありますがそういうものについては、これまでの何かしらの補助の条件をクリアしているということで考えていいのですか。それとも過去のものはない、これからのものしか対象ではないと解釈をするということですか。

○室伏文化政策課長
 3月、4月、5月ぐらいに本来やろうと思っていた事業ができなくなって中止になったものについては補助対象外ですけれども、その分新しく事業を再開するための補助として考えています。

○中澤(通)委員
 国の制度、いろいろと緊急的な予算を組んで、一時的つなぎということで生活支援があったり先ほどあった家賃の補助があったりということをやっていましたよね。それでクリアできたところもあるし、それはほんの一時ということになったこともあります。
 特にアーティストの場合には完全にゼロですね、そのものについては。そうすると3か月間生き延びたところは助けるけれども、そこで元気をなくしちゃったところは、さようならという政策としか取れませんけれども、極端に言うと県の体制はそういうことだという判断ですね。ただ、他県では時間がかかっているけれども過去のものについても何とかしようかという動きがないことはない。静岡県はもう既にここで過去のものについては断ち切ることにしたと判断していいんですか。

○室伏文化政策課長
 やむなく中止した事業について、改めてやっていただくとか、8番委員がおっしゃるように3月、4月、5月はやりたくてもできなかったので、そのアーティストや芸術団体については見捨てるのではなくて、こういった制度をつくりましたのでぜひ使ってくださいといったことで皆さんに広めていきたいと思っています。

○中澤(通)委員
 意見としてだけ言いますけれども、本来ですと東京オリンピックの前後に文化行事もきっちりやりましょうと言っていたはずなんですね。そういう中で対応していたところももしかしたらあったかもしれない。たまたま時期がぶつかって、結果的にスタートが切れなかったと。それでそのことに対して期待をかければ、確かにそれを残しておいて次にスタートということがありますが、この3か月で結果的に全てがなくなってしまったということもあり得るわけですよね。カウントができないかもしれませんが、できないよと言うんじゃなくて、本当はもうちょっと行政は違う形で判断しないと、先々禍根を残すことにもなってしまうんではないかと思います。私はちょっと残念な判断だと思いますけれども、行政も限られた中ですから致し方ないかもしれませんが、今後また1つの糧として考えていただきたいと思っています。

○京極スポーツ・文化観光部部長代理
 文化関係者、それからアーティスト等への支援につきまして御意見を頂きましたけれども、おっしゃるとおりアーティスト等は個人事業者も多く脆弱な環境にありまして、この3月、4月、5月でいろんな行事がキャンセルされて収入が閉ざされ非常に困っている方が多いと認識しております。
 いろんな形態がありまして、大きな会社として事業をやっている場合は、例えばそこに参加しているアーティストについてはキャンセル料が払われている場合もありますし、それが全くなくなっている場合もある。それはそれぞれの個々の事業の主催者の対応ですとか、環境に応じてかなり差があるということも聞いております。
 そういった中で、例えば生活支援といいますか、収入がなくて困っている方々に対する支援は国が給付金制度もつくりましたし、事業をやっている方については持続化給付金という形の100万円とか200万円の制度も国で用意されています。
 今回、先ほど説明しましたとおり、このエールアートプロジェクトにおける助成については、これは再開のための支援ということで制度設計をしておりますけれども、もう一点、相談窓口の設置という形で、これは文化財団内にそういった税制面でありますとか、給付金をどうしたら申請できるのかといった切実な悩み等につきましても、専門家が対応できるような形を整えています。例えば申請をすれば、その間の所得が減った部分について何らかの給付が受けられるという可能性もありますので、そういうところは非常にそれぞれの事情に応じた形で相談を受け付けて支援をしていきたいと考えております。

○中澤(通)委員
 今、打ち切るということでありましたが、もう1つ言わせていただければ、今後のことですけれども、確かに実行できなくて、それが中止になったということで、例えば今のはやりですが無観客でやる。そうすると、テレビ放送とか何かの放映権が入ってくる場合はできますが普通はできない。だけれども、今は新しいいろんなツールがあって配信ができたりということで、ある程度無観客で映像だけ流して収入を得ることも可能だということも言われています。そういうものに対しての補助とか、何かしらの手伝いをしていけばその人たちにもお金が行くというシステムも構築しながら御努力いただけると、新しいやり方なのかなと思っています。よく研究していただきたいと思っています。

 「バイ・シズオカ〜今こそ!しずおか!!元気旅!!!〜」ですが、私もじゃらんに行ったらすぐアウトになっちゃった。実は私もやったんですが駄目だったんですよ。ぱっとなくなっちゃうんですよね。だけど、そのうちに時間がたってから誰かがやめたというのがあって復活したけれども、やっている最中にまたやっぱりほかの人が先に手をつけちゃって結果的には駄目だったということで、その数日前の新聞に小さく出ていましたけれども、どこかで10万人か15万人分の同じようなシステムをやったら、ものの10分か20分で全部売れちゃったということはあるんですよね。私はそれほどスピーディーな時代なのかということも改めて認識したんですが、昔のように正式に申し込んでというようなことではなく予約しちゃって、実行段階でお金が出ていくんですよね。予約の違約金が発生するまではその人の権利だからそれは残っている。先ほど言うように、もし途中でやめれば、それはどこかへ動くんだけれども、それはまたどういう形で新しい人がアタックできるかがちょっと分からない部分があります。
 県内の旅行社の窓口対応の分とじゃらんとの割引クーポンの比率はどうなっているんですか。

○佐野観光振興課長
 じゃらんで今回クーポンを配布いたしましたのが1万4000枚です。6月22日から予約を開始いたします県内の旅行業者の店舗での扱いについては1万5000泊分を予定しています。

○中澤(通)委員
 過去にもこういうキャンペーンをやっていましたね。パソコンでやれる分はどっと消化しちゃうけれども、窓口での消化というのはどういう予想でやっていますか。

○佐野観光振興課長
 じゃらんにつきましては、システム上で明確に現在の予約状況ですとか、クーポンの取得状況について把握できます。県内の店舗で行う部分につきましては、実際に県内209店舗の旅行業のお店での予約になります。そこにつきましては、事業を受けてくださる旅行業者の皆さんで作るコンソーシアムが事務局となりましてそこに参画いただいている209店舗から情報を収集してどれくらいの方が利用しているのか把握してまいります。ですので、1万5000枚ぴったりというのはなかなかリアルタイムで把握できないところもありますので、そこは弾力的に対応していきたいと考えています。

○中澤(通)委員
 販売店舗がそれだけの数になってくると、それほど時間的余裕がないということになってくるでしょうね。それほど人気がこういうものに集中しているということだと思います。それはそれとして理解をいたしますが、主要事業参考資料7−2ページの中段から下、滞在の長期化、再来訪の促進というところで、連泊をするということに対しては助成がありますと。それから再訪問についても補助体制がありますよということですね。そうすると、これは1回使った人だけの権利です。最初にチャレンジして当たった人だけの権利。あとの外れちゃった人の権利はないんですよ。それはその人だけの権利であって最初の人たちだけ優遇しているということになるんだけれども、どういうことでこういう制度を取り上げたのかなと疑問があります。

○佐野観光振興課長
 こちらの主要事業参考資料7−2ページにあります滞在の長期化、再来訪の促進につきましては、基本的にゴー・トゥー・キャンペーン――国の宿泊ですとか日帰り旅行を割り引くキャンペーンを想定した上で制度化しております。基本的に国が1泊当たり1人2万円までの補助をするということでありますので、1泊目につきましては、それにさらに上乗せして割り引くということではなくて、この7−2ページの滞在の長期化、再来訪の促進の1つ目のポツにありますように、1泊の方については農芸品や加工品等を購入できるクーポンを15万人の方に配布したいと考えています。
 それ以外に連泊や再来訪する方、ここが静岡県の課題ではあるんですけれども、連泊する方が少ないのでそういった課題の解消を狙って2泊目以降の方についてはさらに宿泊代金について5,000円の割引を想定していますけれども、再来訪してくださった方に対しても同じく5,000円くらいの割引をしたいと考えております。
 基本的にはゴー・トゥー・キャンペーンを前提とした仕組みにしてありますけれども、ただゴー・トゥー・キャンペーンの時期が読めないところもありますので、その部分につきましてはゴー・トゥー・キャンペーンがまだ大分遅くなるようでしたら1泊目についてもこの12億円の予算の中で臨機応変にてこ入れをしていくことも想定しております。

○中澤(通)委員
 ちょっと理解できないですが、県の2月補正予算の3万泊分の枠に申し込んだ方でないと対象にならないのかどうか。今、国の制度でという話をされたけれども関係がよくわかりません。

○佐野観光振興課長
 店舗で6月22日から予約を開始するものにつきましては、2月補正予算の3億円を活用した取組として6月22日から開始するものであります。
 今回お諮りしている12億円の予算におきましては、それを継続するかどうかということも含めて今後検討してまいりたいと考えております。店舗での受付につきましては、今後継続して検討していきたいと考えております。

○中澤(通)委員
 2月の補正予算を今じゃらんでやっているんですね。今回の補正では連泊した方の分が出てくるということですね。つまり前の分で当たった人が再度申し込んで利用できますということですか。

○佐野観光振興課長
 こちらは基本的に制度としては切り分けをしております。2月の補正予算分の6月22日から実施する店舗での予約の受付は8月31日を区切りとしてキャンペーンを終了します。それから現在じゃらんでクーポンを配っている分についても、8月3日のチェックアウトまでを対象にしておりますので、そちらについてもそこでキャンペーンは終わります。
 それとは別に今回の補正予算分の12億円を活用した宿泊促進の取組をしたいと考えているところであります。

○中澤(通)委員
 だから8月3日なら3日で終わるけれども、連泊をした場合には4日からはこのまま次の制度を使えますよということでしょ。だから最初に使った人だけが特別にそのまま使えますよということですか。それとも、国の制度で後から8月3日以後については違うこちらの新しい制度で改めて連泊でいくという制度なのですか。

○佐野観光振興課長
 今、8番委員からお話のあったとおりであります。

○中澤(通)委員
 こういうことによって観光が経済の起爆剤になることは事実ですから、いろんなアイデアを出しながら住民にしっかりと理解をしていただいて、せっかく今回山梨との付き合いがあるということであれば、そういうお互いのことで経済圏を広げていくという相互のメリットもあるでしょうからお互いにこれをきっかけとして早くいい形になるようにPRをお願いしたいと思います。

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