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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 一問一答方式でお伺いいたします。
 文化観光委員会説明資料の24ページ、富士山富士宮口五合目来訪者施設についてです。
 12月議会のときに初めて金額が提示されて、まだ時間が大してたっておりませんが、先ほどの説明によりますと交通基盤部がプロポーザル方式で設計業者を選定作業中とのことです。
 言える範囲でいいので、もう少し詳しく教えていただければと思います。

○鈴木富士山世界遺産課長
 交通基盤部におきまして、公募型プロポーザル方式で選定しております。今年1月17日に公告を出しまして、結果的に3者から提案がありました。審査としまして企業の同種類似業務の実績ですとか配置予定技術者の実績など企業と技術者の客観的な評価を行うとともに、業務の実施方針や特定テーマの技術提案についてヒアリングを行っております。
 その結果、一応契約予定者の特定までは行うことができております。
 現在、この契約予定者と業務内容を確認した上で見積書を提出させ、3月下旬に契約する予定です。

○渡瀬委員
 36億円の大きな事業ですから金額も大変気になるところです。12月議会の委員会のときには、冬場に工事ができないということで養生費が15億円ぐらいかかるとのことでした。致し方ない部分はあるかと思いますけれども、あれから数か月しかたっておりませんが、プロポーザル方式で選定する中で期間短縮についての話合いなどはされているんでしょうか。

○鈴木富士山世界遺産課長
 特定テーマとして、富士山の自然環境や景観への配慮ができるか、噴火などの災害発生時に来訪者の安全確保ができるか、来訪者の受入れ――たくさんお客さんがいらっしゃるので――ができる体制であるか、ライフサイクルコスト、つまり建設完了し供用した後も含めて費用をかけずにいられるか、それに加えて工期の短縮についてどういうことを行えるかなどについて総合的に提案を受けて審査をしております。

○渡瀬委員
 令和10年供用開始とのお話があったと思います。登山者のため、また立派なものをつくるためにも工事期間の短縮はぜひとも引き続きお願いします。工事期間が短くなれば当然コストも下がってくると思いますので、それに向けて進んでいただければなと思います。

 また、環境省の許可も必要ですよね。大変な事業でございます。環境省に支援を依頼するといったお願いはしたことがあるんでしょうか。

○鈴木富士山世界遺産課長
 県から環境省の本省に話しに行っております。国の交付金等を得られないか、これからも随時相談に行く予定でおります。

○渡瀬委員
 補助金の件も含めて何回かはお願いに行っているということですね。これも何とか国から補助金を頂ける御努力と御尽力をお願いしたいと思います。

 それでは、次に参ります。
 説明資料7ページ、組織定数の概要です。
 先ほど御説明頂いたものですから大体のことは分かりましたが、スポーツ局を3名増やした理由、どういったことから3名と決定したんでしょうか。

○林政策管理局長兼総務課長
 3名の増員理由ですが、スポーツコミッション推進本部の業務として具体的に市町との調整業務ですとかボランティアの組織化という話が出ましたけれども、そういった業務を積み重ねて3名程度と決定させていただきました。

○渡瀬委員
 取りあえずのところと言ったら失礼ですが、3名であれば何とかいけるんじゃないかということですね。
 県内のスポーツコミッションが13、全国が177だったと思います。今後皆様方の努力によってスポーツコミッションの数が増えていくと思います。その都度この定員の見直しはあると思います。3名がどのような働きをされるのか分かりませんが、やはり充実を図るためにも、目いっぱいになっちゃってどうしてももっと人が欲しい、そのような活気のある組織にしていただければなと思いますのでお願いいたします。これは要望しておきます。

 次に、先ほど5番委員からもありましたスポーツコミッション推進事業費のエコパ活用モデルについてです。
 知事の所信表明の中でも「小笠山運動公園の機能を強化し、スポーツ大会や合宿の誘致による交流の拡大やにぎわいの創出を促してまいります」という力強いお言葉を頂いたわけです。そのモデルをエコパでやられると思いますが、先ほどもお話がありました機能強化とか基盤整備がすごく気になるんです。今後何が必要か検討して必要な基盤整備を行っていくとのお答えだったと思いますけれども、エコパに関する基盤整備、機能の強化としてどんなものを考えられているのでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 現在、県のラグビー協会といろいろな受入れ等をしている中でスタジアムと補助競技場は結構いい状況なんですけれども、ほかに3面ほどあるグラウンドの状況が悪いとのことですので、その改良であるとか、合宿にはコンベンション施設がついたホテルが近くにあるといいと求められています。これについては具体的に言いますと、掛川グランドホテルとくれたけイン袋井駅前――商工会議所と合築なものですから――がコンベンション施設的なものもあっていろいろなことができるようになっています。そちらをうまく活用して、できるだけ民間施設を活用していくモデルづくりをしたいと思っています。
 あとは、ウエートトレーニングが非常に重要らしいので、どういった機材が要るのかを調査しているところです。なかなか財源がないものですから、ふるさと納税などを活用してそのあたりの整備を進めていきたいと考えております。

○渡瀬委員
 5番委員と一緒に私もラグビー協会さんからお話を伺いました。その中で芝の問題を多く言われていたわけですけれども、あの芝じゃ合宿は無理だとはっきり言っていました。その芝を替えることによってラグビー協会さんが合宿を誘致する可能性が広がると思います。一番簡単にできるのは芝の張り替えだと思いますが、確かにいい芝生となりますとお金もかかると思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 エコパ自体は交通基盤部の所管で年間の改修費は全体で決まっているようです。そこに集中投資はなかなかできないものですから、ラグビー協会と一緒に考えているのは、企業版のふるさと納税を集めてきて財源を確保した上で改修したいと。本年度にやり始めたばかりですけれども、1000万円ほどの企業版ふるさと納税をもらっております。そういったものを今回お諮りしている基金に積み立てて、これを取り崩す形で改修を行いたいと思います。
 引き続き、大きな企業に売り込みというかお願いに行って、いろいろと御寄附を頂いて早期の改築を目指していきたいと考えております。

○渡瀬委員
 予算がないからふるさと納税という気持ちも分かりますけれども、所管は公園緑地課ですよね。
 法律に詳しくないですけれども、所管を変えることはできないんでしょうか。せっかく聖地化をするのだったら、スポーツ局がその予算を確保しながら具体的に推進していくことができそうな気もするんですけれども。法律でそんなことはできませんというのであれば仕方ありませんが、その辺のお考えはどうでしょう。

○大石スポーツ政策課長
 所管に関しては人事課とかでいろいろ考えているとは思うんですけれども、ただ所管が違っても県庁内部の話ですので調整は行っております。実際に公園緑地課長ともいろいろ話をしてやっている中で、やっぱり所管というよりも財源の問題が一番重要なものですから、それをスポーツ局で用意するので、執行は公園緑地課でやってもらうように再配当するといった横の連携を図りながら整備を行いたいと思っております。
 公園の年間の維持管理費の中ではなかなか出せる金額ではないものですから、スポーツ局も協力しながら公園の改修をしていきたいと考えています。所管云々よりも連携体制を一層緊密にして実現に向けて頑張っていきたいと思っております

○渡瀬委員
 せっかくいいお話があるのに、やっぱり鉄は熱いうちに打てというぐらいですから早くしないとほかの県とかに取られちゃう気がしてしようがないんです。
 そういった意味でも、交通基盤部とうまく連携して具体的にいつどこでどうするといった計画案をぜひ出していただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ついでに言わせてもらうと、私は何回も一般質問をさせていただきましたけれども、エコパにゲストハウスという構想がありました。これは交通基盤部や公園緑地課に何回言っても駄目ですというお話でございました。せっかくの聖地づくりであれば、ぜひともすばらしいゲストハウスを造っていただきたい。先ほど掛川市とか袋井市とか磐田市のホテルを利用してとありました。もちろんそれもいいお話だと思いますけれども、やはり全国から呼ぶチームの監督会議ができる場所ですとか、そこで合宿する選手の宿泊も含めてそういった話合いを持てる場所ですとか、様々な使い方の可能性が広がると思います。ぜひスポーツ局としてもそういった考えをどこかに持ちながら話を進めていただければと思います。これは要望としますので、よろしくお願いいたします。

 説明資料にはありませんが、野球の聖地といえば草薙球場だと思っております。御存じのとおり野球の発祥の地と言っていいほどのものであり、沢村栄治とベーブ・ルースが戦った場所でございます。今日でしたか、楽天のマー君が草薙球場で投げているかと思いますけれども、マー君もヤンキースから楽天に戻って日米野球のかけ橋の選手じゃないのかなと思います。
 ぜひとも草薙球場を検証していただいて、野球の聖地は草薙だという方向性を県も考えていただきたいと思いますけれども、県としてそのようなお考えはありますでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 以前から野球の聖地は草薙と知事も言われております。やはり沢村栄治とベーブ・ルースが草薙球場で戦ったことが日米の野球の原点だということで、聖地であると思っております。何年か前に草薙球場を改修したときも、それを尊重した形としたことでプロ野球も呼べることになり、今日の楽天のオープン戦にもつながっていると考えております。野球に関して草薙球場は静岡だけじゃなく国内的にも間違いなく聖地であり、そこは揺るぎがないところかなと思っております。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 そういったお考えでいてくれることは大変うれしく思います。御存じかどうか分かりませんが、映画をつくりたいというお話がございました。草薙球場をメインに日米野球の映画をつくりたいというお話も若干ほかから聞いております。知事がおっしゃるスポーツコミッションとアーツカウンシルが両輪となって――スポーツの聖地と文化芸術の花咲く地域を目指すと知事も言っておりますので――そこら辺を大事にしていただいて、そのお話を盛り上げていただきたいなと思いますので、これも要望とさせていただき質問を終わります。

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