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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 まず、昨日の参考人の有識者の方々の意見を受けて確認したい点が何点かあります。
 私の認識は、昼間アカウミガメを放すと100%海に向かうけれども夜はそうじゃなかったんです。お2人の有識者の方々は、頻度はいろいろ調査方法によって違うけれども、親亀子亀を含めたアカウミガメの行動に光が影響すると断言されていましたけれども、それでよろしいかどうかお伺いします。

○伊東公園緑地課長
 事前にサンクチュアリエヌピーオー馬塚理事長、岡山理科大学の亀崎教授に計画等を御説明する中でも、アカウミガメの親亀も紫外線、LEDライトの照明に反応し、子亀についてはほぼほぼ反応するといった話を聞いております。それに基づいて実験をやっておりますし、海外の文献等を見ましてもオーストラリアやアメリカのカルフォルニアでも実験し、そういった結果になっていると。ですから駐車場に向かうライトもできるだけ暗くして、本当に豆電球みたいなものでやる。そういったことからアカウミガメに対しては、LED、紫外線の影響があると私も考えております。

○竹内委員
 ということは、草薙球場や愛鷹球場のスタンドの上にある照明は県が絶滅危惧種に認定しているアカウミガメの生態に影響を及ぼすことになりませんか。

○伊東公園緑地課長
 県が所有している愛鷹球場や草薙球場は、海まで距離もありますし、草薙ですともう日本平、有度山がありますので影響はないと考えております。

○竹内委員
 愛鷹や草薙球場に設置されている照明灯と同じようなものが篠原にできた場合、アカウミガメの生育に影響はあるんじゃないですか。

○伊東公園緑地課長
 これまでの調査から、直接光は海には行かない。しかしながら現在の浜松市内は非常に明るいものですから、上空光がさらに明るくなる懸念はあります。ですので影響がないと言えないと思います。

○竹内委員
 建設委員会説明資料別冊(集中調査)の資料1−2の公園整備プランにおけるプラン1のサブ球場1、2、3、プラン2のサブ球場、プラン3の第1サブ球場には照明がついていますか、いませんか。

○伊東公園緑地課長
 現状ではついておりません。

○竹内委員
 確かに昨日の有識者の方々のお話を聞けば、調査をもう一度やるのも方法論だと思っていますけれども、私は何度やっても100%全部の子亀が街側に行くこともないでしょうし、100%の子亀が海に向かうこともないのは、ほぼほぼ結果は出ていると思っています。だとするのならば、その絶滅危惧種で自然保護課が守っているアカウミガメを無視することは交通基盤部としてはできないはずです。それを踏まえ我々は審議するときに照明が全部ついている中でどれにしますかと言われてもジャッジメントができないです。
 そこで提案ですけれども、今後計画をどうするかはこれから御議論されると思いますけれども、過去において我が会派が調査した照明が全くない、野球場というよりも青少年のためのベースボールフィールド、そこにはスタンドも本当に小さくていい、そういったプランも入れていただくことは可能でしょうか。

○伊東公園緑地課長
 県内の野球場を見ましても、例えば掛川球場は照明がございません。
 福岡県にボールパークといいまして飛行場、航空の関係で照明がないところがあります。そこは本当に軟式野球場、硬式野球場、昔の南海ホークスの2軍の小さな球場だったんです。ですからスタンドも小さいものがあります。そういったボールパークも実際ありますので、今のお話は選択肢の1つとしてしっかり考えていきたいと思っております。

○竹内委員
 要は、一昨日の状況と昨日の夕方と状況は変わっていると思っています。だからこそ、説明資料別冊(集中調査)の資料1−1の6個の枠から選んでください、検討してくださいではないと思うんですよね。ドームありきでもないし、ベースフィールドありきでもありませんけれども、ただ1つ言えることは、県として絶滅危惧種は守らなければならないということです。調査研究をやるとすれば丸々1年再度検証を行うのがいいのか、あるいはその中身に関して規模や仕様を検討していくかでありますけれども、私はここまできたらまず仕様を決めるべきだと思っています。仕様を決めてその後にその中で規模を決めていく。そのほうが県民に対して分かりやすいし、その大前提として県にはアカウミガメの保護に対する基本的な考え方を問う。昨日も話題になりましたけれども、風に対して、塩害に対してもっと言うんだったら、SDGsの車の排気ガスを含めたエネルギー対策に対してアカウミガメのことに本当に気を使っている静岡県だからこそ環境に対して規模は別として日本中のどこよりも配慮ができている。それを土台にして太平洋の横にある球場を造るべきではないかなと思っています。ぜひ御検討頂ければと思っています。

○飯田委員長
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は13時30分とします。
( 休 憩 )
○飯田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を続けます。
 では、発言願います。

○竹内委員
 それでは、あと数点一問一答方式でお尋ねします。
 本会議で、浜名湖花博20周年記念事業の開催について経済産業部が答えていますけれども、ガーデンパークの所管は交通基盤部ですから改めてお尋ね申し上げます。
 ガーデンパークにおける浜名湖花博20周年記念事業の開催に当たり、答弁では多様な人々が楽しめるユニバーサルガーデンワーケーションなど新しい暮らしの提案にも力を入れて公園の再整備に当たると言っていますけれども、まず1点目はどういうことが具体的に公園整備になるのか、それから今年度の予算で国の公園施設長寿命化対策事業費を計上して国費からも補助金が出ていますけれども、その防災安全交付金で屋外ステージの屋根の更新や管理棟の空調整備更新となっていますが、本会議で答えた内容とこの防災安全交付金、別にやるのがいいとか悪いかではなくて関連性が見えないので、どういう関連性があるのかも含めて教えてください。

○伊東公園緑地課長
 浜名湖ガーデンパークにおける20周年記念事業に当たり、先ほど3番委員がおっしゃられた多様な人々が楽しめるユニバーサルガーデンについては本会議で経済産業部が答えていますけれども、浜名湖ガーデンパークの基盤整備につきましては、ベビーカーや車椅子を利用される方々が園内を散策できるような工事も考えております。先ほど3番委員がおっしゃったように、ガーデンパークの都市公園維持補修費としては、浜名湖花博の入り口近くにある大きな野外ステージの屋根の破損をこの国費の事業を使って、花博20周年に間に合うように工事をやっています。それが大体1億2000万円相当あります。また花博20周年のときにも利用します体験学習館の空調設備の更新として6000万円、この2つについて工事中です。
 その他県管理で記念事業のエリアの国際庭園をきれいにする工事はこれからです。また船着き場のウッドデッキや屋外ステージの塗装なども今年度、来年度にかけて実施します。

○竹内委員
 魅力あるガーデンパークにしていただきたいんですが、昨年も2番委員と私は建設委員会に所属して、その前の年もそうだったかもしれませんけれども、ガーデンパークにドッグランを造っていただきたいと調査もしていただきました。当然入っていると思いますけれども、どのような動きになっているか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 昨年度、公園利用者にアンケートを実施しました。その次には全国的なアンケート調査も実施しました。その結果を踏まえて、指定管理者と大体ガーデンパークと似た規模のところの現地調査を実施しようと計画中です。

○竹内委員
 花博記念事業開催に合わせてドッグランがオープンするのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 そのときはお客さんがたくさん来ると想定されますので経済産業部でもドッグランを考えましたけれども、一部犬の預かり所的なところをつくると聞いております。

○竹内委員
 浜松市は子供の数よりペットの数が多いと聞いていますので、ぜひ合わせ技ができるならば相乗効果を求めるべきだと思っています。これは意見として。あとは公園緑地課の判断にお任せしたいと思っております。

 続きまして、これも本会議でふじのくに県民クラブの代表質問や飯田委員長からもお話がありましたけれども、浜名湖湖岸堤の整備についてお尋ねしたいと思います。
 本会議の答弁では、整備計画をつくって整備を進めるとのことでしたけれども、浜名湖は広いものですから整備の優先順位はどういう形でおやりになるのか教えていただければと思います。

○山田河川企画課長
 浜名湖湖岸堤の整備の優先順位の考え方につきましては、1周120キロメートルのうち高潮や津波に対して高さが足りていないところや背後の公共施設や人家等の保全対象を洗い出しながら優先順位を決めていきたいと考えております。

○竹内委員
 それは、エリアではなく箇所という考え方でよろしいでしょうか。

○山田河川企画課長
 基本的には高さが足りているところ、足りていないところを抽出し、それに応じた形の保全を確認しながら優先順位を決めていきます。3番委員がおっしゃるように、対象区間が固まり的な捉え方ができるのか、一体的な整備が必要になるのかも含めて考えていきたいと思っております。

○竹内委員
 県や市が管理しているところは公共事業として整備してもらえるのはありがたいんですけれども、問題は民有地です。本会議の答弁だと、私の記憶では災害が起こったときに一旦県が預かって公共事業としてやっていくということですけれども、言ってみれば自然災害が起こったという条件付なんです。こういう計画をつくったときに5年とかある一定期間に工事に着手して、なおかつその必要性を県が認めた場合は民有地の工事に対して一定の補助を出すという考え方は成り立ちますでしょうか。

○山田河川企画課長
 整備手法の考え方としましては、例えば高さが足りていないところに民堤があった場合、その民堤を所有されている方とお話をして県がその施設や土地の寄附を受ける、もしくは買収するなどして高さを確保する湖岸堤の整備を行っていきたいと考えており、民間の方に補助をして対応する手法は考えておりません。

○竹内委員
 土地を購入して公共事業でやるほうがコストが安いのか、民有地は民有地のままにして補助を出すほうが安いのかよく計算していただいたほうがよい。目的は1つだと思うんですね。補助金じゃあ個人の資産には成り立たないということではなくて、それに対する計画をつくったならばその手法はいろんな可能性があると思います。この際計画をつくるんでしたらその可能性も含めて検討していただきたいと思っております。これは要望です。

 続きまして、リニア中央新幹線についてお聞きします。最近静岡県知事川勝平太さんは期成同盟会に入りましたけれども、事務局はどの部署がやっているか教えてください。

○北堀建設政策課長
 事務局は、交通基盤部建設政策課及びくらし・環境部です。

○竹内委員
改めてお尋ねします。
 9月7日、川勝知事はリニア中央新幹線の相模原市内の工事現場を確認しに行かれています。事務局としてどなたが同行したのか教えてください。

○北堀建設政策課長
 くらし・環境部及び交通基盤部それぞれが随行しています。

○竹内委員
 知事は、職員とはワンチームだという言葉を使います。知事は2027年開業が困難になったのは神奈川県の対応の遅れが原因だと発言していますが、交通基盤部の担当としてどのような所感をお持ちか教えてください。

○北堀建設政策課長
 神奈川県のリニア建設現場の視察途中で関東車両基地の現場を確認しました。そこではまだ住宅等が存置されており、用地買収が済んでいないことも確認しております。JR東海が出している環境影響評価の工事工程表では用地完了後11年工事に要すると公表されています。となりますと2027年の開業は実質上不可能ではないかと、それも1つの要因であると申し上げたと認識しております。

○竹内委員
 川勝知事は、それも原因の1つであるとは言っていないんです。2027年開業の遅れは神奈川県が原因だと言っている。ということは今の発言では交通基盤部としては開業の遅れは神奈川県が原因であるとの認識でよろしいですか。

○北堀建設政策課長
川勝知事は、神奈川県が原因であると発言しております。本県は、現在2027年開業に向けて環境等の対応についてJRと対話を続けておりますので、明らかとなっている事実、神奈川県の用地買収の実情、JR東海が公表している資料からすると、2027年の開業はやはり難しいと認識しております。

○竹内委員
 川勝知事は、神奈川県相模原市の関東車両基地の整備が遅れていると発言しているんですけれども、神奈川県民あるいは神奈川県庁、神奈川県の期成同盟会事務局の皆さんと、同じような建設関係をやられている方にいやそうじゃないだろうと、静岡県にも原因があるんじゃないかと言われたらどのようにお答えになられますか。

○北堀建設政策課長
 先ほども答弁しましたけれども、本県の環境に関わる課題については、2027年開通に向けて早期解決を図るために取り組んでいることを伝えます。

○竹内委員
 何でもそうですが、自分がこの仕事をしっかりやって期成同盟会の同じように御苦労されている都道府県に対して指摘するのは分かりますけれども、自分の行動を棚に上げて悪く言われるのは、自分だけじゃないんだという目的のために他県を批判する。よく川勝知事は自分を正当化するために他者を批判します。他者を否定して自分を肯定します。よくある手法です。でもそういったことを身近で聞いて、行政マンとしてよくないことはよくないと言わないとだめよ。あなた方が言わなかったら議会から言うよ。なぜかというと他県の方々が、あるいは都道府県の組織の方々から静岡県は何をやっているのって、川勝知事のせいだけじゃないと、そこに勤める職員全員だよ。それを何もフォローも批判もしなければ静岡県は孤立しますよ。言い過ぎているなと思ったところはぜひ行政マンとして言うべきだと思いますよ、太田交通基盤部長はどう思いますか。

○太田交通基盤部長
 川勝知事が言い過ぎたと感じれば、担当は別にして当然私は進言する立場になると考えております。

○竹内委員
 まあこれ以上は言いませんけれども、ぜひ期待していますのでよろしくお願いしたいと思います。

 同じく期成同盟会の事務局をやっていますので、南アルプスの公園線トンネルをめぐる知事の発言等についてお尋ねします。
 この規模のトンネル工事が、簡単に言うと何の動きもなかったと川勝知事は静岡市を批判していますけれども、静岡市はこの規模のトンネル工事が合意から4年で着工できるのはむしろスムーズと言えると言っています。トンネル工事を担当している交通基盤部として担当の所感をお尋ねします。

○北堀建設政策課長
 今回の県道のトンネル工事は、JR東海と静岡市の合意書に基づいて行われていており、合意書は4年前に公表されております。何も現場が動いてないという発言は、工事契約が1年半ほど前で、合意後4年間特に残土処理に関わる処理地が決まっていないことについて問題視していると捉えております。
トンネルの着手に当たって、一般的には現場条件等もございますし、特に今回の現場は砂防指定地や保安林の許可も必要です。その他工事に伴う仮設工台の許可等もございます。そういったものを踏まえますと、来年度には着手できると聞いておりますので、工事の進捗状況としてはその程度なのかなと感じております。

○竹内委員
 4年で着工とはスムーズに進んでいるのか、知事が言っているように何の動きもなかった状況が遅いのかどちらですか、はっきりお答えください。

○北堀建設政策課長
 残土処理場が決まっていないことについては、スムーズに進んでいないと言えると思います。

○竹内委員
 ということは、今の答弁は、川勝知事が言っていることと交通基盤部の考え方は同じと捉えてよろしいですか。

○北堀建設政策課長
 残土処理は今後工事着手するに当たって必要な事項ですので、これは進んでいないという認識を持っております。

○竹内委員
 残土に関しては清水港への搬入の可否も含めて一緒になって協議していただいていると思いますが、県は協議に入っていますか。

○北堀建設政策課長
 協議に入っています。清水港という残土処理地について今検討中ですが、港湾局も含めて協議しております。

○竹内委員
 県が協議しているならば、御自身たちも協力して協議しているわけですから4年過ぎても何もやっていないのはちょっとおかしいのではないですか。
残土のことは、北堀建設政策課長が今おっしゃられましたけれども、自分たちもそのメンバーの中に入っているのに4年たっても何もやっていないのはおかしいよねって言うのは何か矛盾していると思います。

 そこで、知事はJR担当者は問題だという見解で無理筋の話だと批判していますけれども、県の担当者としても残土に関しては川勝知事と同じ考え方ですか。

○北堀建設政策課長
 知事の発言においてはJR東海の担当者という発言はありますけれども、これはJRの幹部の方だと認識しております。その幹部の方がどのような理由で問題だと発言しているかは事務方としては承知しておりません。

○竹内委員
 川勝知事と同じ考えでいるなら、なぜ確認しないんですか。

○北堀建設政策課長
 JR東海の担当者と我々は協議しておりますけれども、それは清水港への搬入のみです。静岡市は他の箇所も検討しておりますけれども、その詳細な協議には入っていません。清水港のみの協議となります。

○竹内委員
 これ以上この件については申し上げませんけれども、よく川勝知事は数字だとか出来事に関して不確かな発言をされるときが見受けられます。川勝知事が知事になってからずっとです。
さっきも言いましたけれども、数字が間違っていたり認識が違ったりするときはとんでもないことですから、発言をした後でもいいけど誰かが言わないと。やっぱり政治は信頼ですよ。県民に信頼していただいて初めて県民の共感を呼ぶ政策が生まれてくると思っています。その点をしっかり踏まえ、部長、局長をはじめその他の部署の方が発言に意識していただかないと事は前に進まないと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

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