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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年11月(閉会中)厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 節子 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:日本共産党静岡県議会議員団


○鈴木(節)委員
もう一度整理したいんですけれども、厚生委員会資料1ページの中長期的対応に対応しなければならない課題の内容はそのとおりだと思います。この課題に対応する必要性は共有していると思いますが、中長期的対応を実現するための体制を次の感染症の発生まで10年程度であるため段階的に構築していくと書いてありますが、そんなに年月をかけてやっていくのか。そもそも論で、次の第6波とは別に新たな感染症に対応する中長期的な対応で考えているのか整理がつかないんですけれども、もう少し説明頂けますか。

○青山感染症対策局長
説明資料1ページの中長期的な対応につきましては、現在の新型コロナウイルス感染症への対応というよりも次の感染症――新型インフルエンザから新型コロナウイルス感染症の流行までの間が大体10年ほどですので、10年後に新たな感染症――が生じることを前提に体制の強化をしたい考えです。
現下のコロナの第6波への対応につきましては、現在国から新しい保健医療計画を策定するようにとのことですので、策定結果については12月定例会の厚生委員会等で皆様にもしっかりと御説明していきたいと考えております。
切り分けとしては今回は次の感染症に向けた体制を組んでいきたい考えでおりますが、その中ですぐにはできないことがあります。例えば先ほど申しあげた医療ネットワークの構築についてはまずは中身をつくらなければならず、中身に対して県内の医療機関が参加していただけるかどうかもやっていかなければなりません。
もう1つ、人材育成は一、二年研修をやればいいという問題でもないと思っておりますので、10年ぐらいの間で県内の医療機関、福祉施設も含めた感染症への対応力を全体として底上げしたいと考えており、そのために組織としてしっかりとした体制を組む必要があると考えています。

○鈴木(節)委員
今の御説明ですと、長いスパンをかけて研修や対応力の底上げをしたいということで、企画立案をするのも感染症対策局の方たちがやるわけですね。中核組織が三島の施設に移って具体的な対応していくイメージでいいのかわからないですけれども、例えば令和3年決算特別委員会厚生分科会に当たって8番委員からあった質問のように、まず前提として令和2年度の対応がどうだったのか総合的な総括が必要だと思います。組織機構等もこれからだとは思いますが、それらも含めて三島に移って実施していくイメージでいいですか。

○青山感染症対策局長
7番議員御指摘のとおり、現段階で発生する課題等の整理はまだまだ不十分な点もあると思いますので、しっかりと専門家の御意見を伺いながら課題の整理、対応をしていくことになります。
説明資料2ページの体制(案)のとおり、現在の感染症対策課の役割を再編し、課題に対応する担当課として三島に施設を設立して対応していきたいと考えています。

○鈴木(節)委員
先ほどの答弁で、国から感染症に対応する専門施設を設置しなさいという通知があるのは承知しています。
もう一度受け止めを確認したいんですが、御説明された内容を聞くと企画立案、対応する部署を新設にも持っていき、パンデミックの場合は患者に来ていただける医療施設にもなるのでしょうか。
国が求めている感染症対応の専門施設とはそもそも何なのか御説明頂けますか。

○青山感染症対策局長
国からは感染症専門施設を設けなさいという話はございません。県病院協会、県医師会から感染症専門病院の設置の御要望を受けた中で、課題をクリアするための組織体制ができる拠点を設けたいと考えています。
三島の総合健康センターについては、組織を置く形でやっていきたいと思っておりますが、現時点で病院的な機能を持たせるつもりはありません。今回の新型コロナウイルス感染症ではなかなか入院できないことがあり、入院待機ステーションや酸素ステーションを準備し、他県においては体育館等を活用したところもありました。本県も努力はしましたけれども、入院待機ステーションを準備することはかなわなかったところが反省点としてはありますので、感染症専門施設の機能を平時と有事に分けさせていただいたとおり、有事の際には入院待機ステーションとして活用できたらと思っております。
有事における医療的な機能、ワクチンの接種会場や医療物資の配送センター等の機能については専門家の御意見を伺いながら徐々に固めていきたいと考えております。

○鈴木(節)委員
最後にお伺いします。三島に感染症対策の組織そのものを持っていくということですが危機管理部や教育委員会といった組織が集まってるのは本庁なので――電話なりウェブなりリモートでできるかもしれませんけれども――三島に移った際に本庁との連携が果たしてうまくいくのか、どうお考えでしょうか。

○青山感染症対策局長
感染症の司令塔となる機能を三島に持っていく判断をしているわけですけれども、組織の形をどうしていくかということはあると思いますが、司令塔機能としてしっかりと対応できる職位、人材を感染症専門施設のトップに据えることによって、三島でしっかりと判断できるようにしたいと考えています。7番委員御指摘のとおり本庁との連絡は大きな課題になりますが、コロナ後は基本的に会議等はオンライン等でも可能になってきますので通信環境といった体制もしっかり取りたいと考えています。
あわせて、経営管理部でも県庁全体の体制をどうするか議論されておりますので、その議論を参考にしつつ対応体制を考えたいと思います。

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