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委員会会議録

質問文書

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令和4年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:06/27/2022
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 3点伺います。一問一答方式でお願いします。
 まず、議案第100号、第101号の県有財産の取得でノート型パソコンとタブレット端末の取得単価を教えてください。

○大澤教育DX推進課長
 ノート型パソコン及びタブレット端末の単価についてお答えします。
 ノート型パソコンは1台2万8248円、タブレット端末は4万4990円でございます。

○相坂委員
 端末購入以外の予算の使い道はどうなってますか。単純に掛けると取得予定価格になるんでしょうか。

○大澤教育DX推進課長
 購入単価に購入台数を掛けていただきますと取得予定価格となります。

○相坂委員
 ありがとうございます。
 さすがにこの台数を買うと金額が下がるんだなという感じがします。

 もう1個だけ教えてください。ノート型パソコン、タブレット端末の購入元について、過去に大量のパソコンを購入するときになかなか地元業者が見つからなかったことがあったかと思いますけれども、今回の場合はどうなっていますでしょうか。

○大澤教育DX推進課長
 端末の購入元についてお答えします。
 今回のノート型パソコン及びタブレット端末両方とも県内の業者が落札しております。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 
 次に、議案第86号の給食費等高騰緊急対策事業費ですが、各学校の食材費の現状について教えてください。それから、今回計上された予算の積算根拠及び考え方を教えてください。

○近藤健康体育課長
 給食費の高騰緊急対策事業費についてお答えいたします。
 まず、食材費の現状ですが、各学校の栄養教諭等から聞き取ったところによりますと例年であれば食材費は季節によって上下変動がございますので年間の中で収められるように調整を取っております。ただ今回につきましては上がったままでなかなか下がってこない。さらに飼料等の高騰が予想されていることから今後肉などの価格についてはさらに上がっていくことが非常に懸念されており、今年度に関しては大変厳しいといった声を聞いております。
 今回の予算積算ですけれども、県教育委員会で給食を提供しているところと寄宿舎食を提供しているところ全てを予算の対象としてございます。
 年間の価格の上昇見込みについては、現時点では積算するのが難しいところでございますけれども、民間の調査会社が出している価格の改定動向調査や他県の状況等を勘案しまして前年度比10%と積算してございます。
 金額の積み上げですけれども、全対象学校の対象となる人数、給食の実施日数などを勘案してそれぞれに食材費上昇率10%を掛けて全て積み上げ、3240万円を算出したところでございます。

○相坂委員
 詳細までありがとうございました。
 もう1個お聞きします。
 保護者の負担への影響等については現時点でどのように考えていますか。

○近藤健康体育課長
 今回の施策は国が出してきた緊急経済対策に呼応しており、保護者負担を生じさせない形でこれまでと同じ給食を行うものですから、全部公費負担という形になっております。保護者に関しましては、今年度に関してはこの値上げ分の御負担は生じない状況となっております。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 そうはいっても各学校の仕入れ先の状況等で多少給食費の変動は出てくると思うんですね。ただ教育委員会全体の原則としては、金額上昇分については公費で見ようということですから、予算の不足等が年度途中でまた生じるようであれば補正も含めて対応をお願いしたいと思います。

 最後にもう1点だけ教えてください。
 県立中央図書館の件です。
 せんだって本会議で木造利用の質問がありました。それについて知事から答弁がありましたけれども、実際、新県立中央図書館における木材活用についてその後の考え方等をもう少し御紹介してください。

○金嶋新図書館整備室長
 新県立中央図書館における県産木材の利用についてお答えします。
 現在は他県の動向等も踏まえて最終的な木材使用量を決めていきたいと考えており、適材適所に有効活用する木材の量を検討している段階でございます。

○相坂委員
 そうしますと、数量目標はまだ今のところは定められてないということかと思います。

 県内の様々な施設で木材を利用しようということで本会議でもちらっと紹介があったと思います。木使い推進プランがあったかと思いますが、そのプランに定められている一定数量など他計画等の中に施設を整備する場合の目安となるものがありますか。

○金嶋新図書館整備室長
 木使い推進プランの目標値の基準ですけれども、建物の構造の中で木造化と言われる部分と内装等の木質化の2点で目標が定められております。
 前者の木造化につきましては建築面積1平方メートル当たり0.2立方メートル、後者の木質化の部分につきましては建築の面積によっても変わってくるんですけれども、3,000平方メートル以下の建物の場合は1平方メートル当たり0.02立方メートル。それ以上の面積の建物の場合は1平方メートル当たり0.01立方メートルとなっております。

○相坂委員
 分かりました。
 こうした目標基準が定められているのであればこの分はクリアしていかなければいけないだろうと思います。

 もう1つ伺います。
 今回の木材利用については、私らからしても少し不自然なタイミングで出てきた気がしています。コンペが行われたのがかなり前の話ですし、かつコンペの内容でも木材利用についてはうたわれていたはずだったんですね。なので今さらこれを取り沙汰していくことが本当に必要なのかという気がするんです。図書館本来の機能の部分あるいはコンペの尊重等を考えると、コンペの結果をあくまでも尊重する。議論された機能等を尊重した上での木材利用ではないかと思うわけであります。その点についての教育委員会のお考えはいかがですか。

○金嶋新図書館整備室長
 6番委員御指摘のとおり、コンペ、プロポーザルの段階で既に挙げていた数字がございますが、それらの数字は設計業者を選定するためのものです。
 したがいまして、それらの数字を設計そのもので全て採用し、進めていくわけではありません。あくまでも私たちの考える図書館をしっかりと設計していただける業者を選定するための数字でした。
 今回、木材利用の要望等を受けたこともございまして、県でも要望の実現に向けて努力していきたいと考えているところでございます。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 もう1つ、総事業費、総工費はある程度示されていましたよね。説明資料31ページに記載されておりますが、総工費で161億円程度ですね。
 県産木材の使用量が増えていくことに対する予算措置の考え方はいかがですか。

○金嶋新図書館整備室長
 議会の答弁の中でもございましたとおり、県産木材を相当量使用することは事業費の増につながると私どもも認識しておりますけれども、県教育委員会としてしっかりと木材利用の方針を立てた上で適材適所に効果的に活用できるよう設計業者と協議調整を重ねた上で、事業費について丁寧な説明をして納得頂けるよう努力していきたいと考えております。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 御要望申し上げます。
 2年前あるいはもう少し前かもしれませんが、三島市の駅前再開発事業だったと思います。コンペの入札をして結果が出る前に、当時も川勝知事から景観を阻害する、こんなに高いものを建てたら富士山が見えないみたいな話で再開発事業――三島市の事業だったと思います――が中座し、かなり影響を受けたことがありました。
 県産材を使わなければいけないことは分かりますけれども、教育委員会の皆さんや事業者にとっては、一度発注して動き始めた新県立中央図書館の整備事業はこれまでに十何年土地の活用を議論してきたものであり、これからスタートしようというときなので、これまで大事に議論してきた機能面についてはあくまで死守していただきたいと思います。一番懸念しているのは予算です。この金額でやりましょうと決めていたものが、事業が動き始めてからこれもやりましょう、あれもやりましょうと肉づけされて、本体に使おうと予定していた金額が圧迫されてしまうことです。設計士と何となく話合いをしながらここ我慢しようかみたいなことがあると結果的にいいものにならないと思うんですね。ですから教育委員会の皆さんで絶対に機能面で損なってはいけない。そのための総工費である今の161億円程度を死守する。この総工費には県産木材の使用は関係なくて、木材使用は別予算でやるぐらいの本丸を守るような気持ちで取り組んでほしいと思います。
 最後に、本会議でも申し上げましたが、県立図書館、僕も地元のことですから本会議でもずっと取り上げてきましたが、美術館、博物館、図書館といった百数億円かける県の大型建設事業って意外とあるようでないんですよね。過去を振り返ってみても100年に1回ですよ。なので、県庁とはいえ大型のこうした価値ある建築をやれる機会はそうはありませんから、後々振り返ったときに文化的にもしっかり価値のあるものが残せるような進め方をしていただきたいなと思います。県産材を使うことは大事ですけれども、県教育委員会として守らなければいけないものにはしっかりと皆さんから主張してほしいなと思います。

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