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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉本 好重 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:自民改革会議


○杉本委員
 一問一答方式でお願いしたいと思います。
 まず最初に、産業成長戦略2022について、産業委員会提出案件の概要及び報告事項35ページと36ページになります。
 別冊で立派な資料も頂いておりますが、基本理念の東京時代から静岡時代へというのは何回も聞いているスローガンだと認識しておりますけれども、先月21日に集中審査いたしました総合計画後期アクションプラン案とは何が違って、どのような関連性があるのか、また産業成長戦略2020の特徴を伺いたいと思います。

○渥美産業政策課長
 まず、産業成長戦略はものづくりや観光など本県産業の成長を目指す戦略として毎年度策定しており、総合計画の分野別計画の1つとして位置づけております。
 ですので、総合計画が目指す4年後の姿に向けて特に翌年度に優先的に取り組むべき課題や取組を商工会議所や銀行協会から広く御意見を頂きながら取りまとめております。
 今回の産業成長戦略2022の特徴については、従来からの課題である人口減少や少子高齢化、災害対応に加えコロナ禍で顕在化した東京一極集中の弊害やデジタル化、脱炭素といった最新の課題を織り込みながら取りまとめたものです。

○杉本委員
 説明資料35ページから36ページに、戦略に基づく主な取組として8項目が掲げられています。
 E成長分野・領域への投資促進(中小から中堅企業へ)と図もそこに載っており、中小企業をグローバル型などに類型化して戦略を立てていくとありますが考え方をお尋ねします。

○渥美産業政策課長
 御質問頂きました4つの類型ですが、もともと国の2020年版中小企業白書等で示されている考え方になります。
 今回の産業成長戦略では、本県の中小企業の多様性を踏まえ支援の対象として企業を一くくりにせず、おのおのが目指す方向に応じてきめ細かく支援していきたいと考えて、国とも連携しながら取組を進めるため類型の考え方を取り入れました。
 グローバル型、サプライチェーン型の企業は中堅企業への成長を通じて海外とも競争できるような企業を増やしていく観点が必要だと思っております。
 一方、地域資源型、地域コミュニティー型の企業は規模拡大だけではなく、生産性向上や高付加価値化といったところを通じて地域で持続的に成長していただく視点を持って取組を進めていきたいと考えております。

○杉本委員
 中小企業が成長するのは大変いいことだと思いますので、この戦略に基づいてサポートを進めていただきたいと思います。

 説明資料36ページに、第2回産業成長戦略会議が2月14日に行われ、静岡県の経済界のトップの方が出席したとのことですが、この場でどのような意見が出たのか教えていただきたいと思います。

○渥美産業政策課長
 まず、先ほど御質問頂いた企業を類型化する考えにつきましては御理解を頂いております。特に中堅企業への成長については地域を牽引する企業をどう育てていくのかという視点から議論していくべきだと御示唆を頂きました。
 このほか、デジタル化や脱炭素化についても多くの意見を頂戴しました。デジタル化については部分部分のデジタル化ではなく、様々なデータがつながる環境づくりを一貫性を持って進めていくべきだと御指摘頂いております。また脱炭素化につきましてはより積極的な取組が必要であり、中小企業に考え方、取組を広く浸透させていく視点から市町や産業支援機関との連携が不可欠であるとの御意見を頂きました。
 会議で出された御意見を踏まえ、引き続き取組を進めていきたいと考えております。

○杉本委員
 次の質問に移りたいと思います。
 説明資料45ページの自動車産業の電動化・デジタル化の推進について、環境整備に金属3Dプリンターの整備と書かれています。2月26日の新聞にも私の地元浜松市内にある浜松工業技術支援センターに、金属3Dプリンターが整備されるとの報道がございました。
 そこで、今回の予算で整備費用1億4550万円を計上しておりますが、これに至った経緯及び狙いをお尋ねしたいと思います。

○櫻川産業革新局技監
 自動車のEV化に対応するためには、バッテリーの搭載などに伴い重くなる車体の軽量化が不可欠となっております。金属3Dプリンターは複数の部品を一体成形し部品同士を固定するボルトを不要にするなど軽量化に極めて有効な製造方法です。
 今年度開催した3Dプリンターに関する大手サプライヤーと中小企業等によるワークショップでは、参加した中小企業から機器が高額で中小企業単独での整備が困難であるとの御意見を頂き、県の試験研究機関への強い導入要望が上げられました。
 このため、来年度浜松工業技術支援センターに最先端の金属3Dプリンターを導入し、研究員が技術相談を行うことで中小企業に活用メリットを広く浸透させ先行参入や提案力の強化を目指すほか、次世代自動車センター浜松や県立工科短期大学校とも連携を密にして支援をより効果的なものとしていく所存でございます。

○杉本委員
 高額機械の導入は中小企業の方にとって大変有益であると思いますが、現段階で利用料、または無償なのか決まっているのであればお答え頂きたいと思います。

○櫻川産業革新局技監
 利用料につきましては、他の機器と同様に受益者負担を前提に有償とし、減価償却費、利用頻度、他県の状況等を踏まえ適正な価格を設定してまいります。

○杉本委員
 ぜひ多くの企業の方たちにこの金属3Dプリンターを利用していただいて、EV化に向けて突き進んでいただきたいと思っております。

 もう1つ、先ほど2番委員から応援金の質問がありましたが、8月、9月の応援金に関して大変詳細な御説明を頂き、月次支援金との絡みで9月は申請が減ったとのことでした。
 説明資料23ページの事業継続応援金も申請が3月1日から始まっておりますけれども、20%以上30%未満に売上げ減少要件を下げました。
 まだ今日は9日ですので申請開始からあまり日がたっておりませんが、申請状況が分かれば教えていただきたいと思います。

○山下地域産業課長兼商業まちづくり室長
 事業継続応援金につきましては、昨日現在までで31件となっております。前回と比べるとちょっと少ないのかなと思っております。

○杉本委員
 去年のこともありますし、ぜひ周知に努めていただき、せっかくいい支援策があるのに知らないことは本当に残念ですので広報に努めていただきたいと思います。以上です。

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