委員会会議録

質問文書

令和２年７月情報通信技術利活用特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	山﨑　真之輔議員
	質疑・質問日：	07/14/2020
	会派名：	ふじのくに県民クラブ

○山﨑委員
　一問一答方式で聞かせてください。
　高度情報化基本計画だとか、官民データ活用推進計画といった大きな計画がひとつ基盤にあって、ここからいろいろと波及していくわけなんですけれども、こういった大きな計画を動かしていく人材の確保につきまして、どう考えられていらっしゃるかなと。基本施策の中にＩＣＴ・データに係る教育人材活用等の記載はあるんですけれども、以前私も委員会の質問等で、教育界、産業界でどういった取組をしているんだというと、それは教育の話だから、それは産業の話だからという形でなかなかスクラムが組めていないのかなという心配事があるんです。人をしっかり育てていかないと、本当にスタートダッシュできないと思うんですが、この辺の見解について教えてください。

○小泉ＩＣＴ政策課長
　人材確保とか人事のことになると、どうしても私どもの所管から外れてしまうのですが、ただ、教育という点でいきますと、実は電子県庁課でもいろいろとＳＤＯ研修であるとか、いろんな庁内で使うソフトの研修もやっておりますし、私どもでＲＰＡだとか、そういう新しいものを導入するときには説明会を開催して、できるだけ人材教育、研修には力を入れていかなくちゃいけないなと思っております。
　11番委員御指摘のとおり、どうしても行政だけじゃなくて、国内、民間も含めて、ＩＣＴ人材が不足していることはよく指摘されるわけなんですが、それもフォローする点で資料４ページのＩＣＴ推進事業のようなミスマッチングの状況を少しでも解決したいということで、できるだけ一歩前に出るような仕掛けを考えます。

○山﨑委員
　ありがとうございます。小さい市町であれば、教育だとか、産業だとか、電子的なところとか含めていろいろできるんでしょうけれども、県レベルになると大変なのは分かってはいますが、うまくやっているところのエッセンスをしっかりいただいて、頑張っていただきたいと思います。
　最後に、資料の４ページでおっしゃっていただいた、ＩＣＴ導入支援チームと各部局が連携してという形はそれで結構なんですが、各部局に関しては、例えば若手の職員だとか、リテラシーが分かっている方々であれば対応できると思うんですが、さっきも話が出ていましたように、私たちよりもっと上の世代になってくると、そもそもそういったことがそしゃくしにくい。そういった方々も各部局の説明会とか派遣の対象になっていらっしゃいますか。

○小泉ＩＣＴ政策課長
　私も含めて一定年齢以上のリテラシーが若干低い方を対象としているかでございますが、説明会は各部局に投げて、手上げ方式になっていますので、年齢が高いか、対象となっているかどうかはこちらでコントロールができません。
　ただ、少なくとも、説明会をやったから終わりではなくて、先ほどお話ししたとおり、いろいろと各部局と連携して、アンケート調査であったり、ヒアリングしたり、行政経営課とかいろんなところからの相談に、できるだけ出ていく姿勢で努めてまいりたいと思っております。ですから、そういうリテラシーの低い方とか年齢の高い方であっても、何らかの課題を解決したいと思っている方と連携させていただけたらと思っております。

○村松電子県庁課長
　補足ですが、冒頭の説明で触れましたけれども、今回モバイルパソコンを全員に配付しますので、全員に研修します。ですので、パソコンの説明会だけでなく、ネットワークであるとか、そういったリテラシーを上げるための研修を一緒にやりたいというお話しをさせてもらいましたけれども、それはもう上の職員も全て対象にしておりますので、そこで何ができるか考えたいなと思っています。あともう１つ、パソコンを試験的に今回、東部総合庁舎に先にお渡しして、外に出る職員を中心に、チャットであるとか、ウェブ会議であるとかを使ってもらいます。それでいいものを全庁的に取り入れるんですけれども、そのときに各課にＩＣＴに長けている職員を推薦してもらっています。こういったソフトを試してみてくれとこちらからお願いするときに、詳しい職員がいないとなかなか伝わりませんので、その職員を通じて伝える仕組みも今とろうとしております。その仕組みが全庁的にいいかどうか分かりませんけれども、今回はそういった仕組みをとって、きちっと適切な回答を頂きたいと思っていますので、そういった仕組みももしかしたら全庁的に取り組めるかもしれないと考えております。

○山﨑委員
　ありがとうございます。最後に意見だけなんですが、うちの会派でもいろいろ活動をウェブ化していこうとか、ＩＴ戦略をしていこうという話になってくると、結局上の方々がついていけない。これまではそれでもしようがないよねという話はしていたんですけれども、皆さんも同じように、ボトムアップをしっかり図って、全庁的にやっていこうという機運がある中で、トップダウンもしっかりやってもらわないといけないということで、ぜひどんどん上に伝えていただいて、知事がどこまで理解できているか分かりませんが、副知事、各部長から、これからの趨勢を見極めてＩＣＴが大切なんだよともっとしっかり熱心に言ってもらう。そういったことを両方にやっていかないと絶対これはクリアできないと思いますから、私たちも協力はしますけれども、ぜひ頑張ってほしいと思います。

○落合委員長
　ここでしばらく休憩します。再開は午後１時30分でお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号：054-221-3482

ファックス番号：054-221-3179

メール：gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp

ページの先頭へ戻る

〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号電話番号(県庁案内)：054-221-2455