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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:市川 秀之 議員
質疑・質問日:03/09/2020
会派名:自民改革会議


○市川委員
 皆さん、おはようございます。自民改革会議の市川秀之です。
 昨年12月30日に、中国武漢市におきまして重篤な肺炎を引き起こすとされる新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表されてからまだわずか2カ月と少しですけれども、今や世界中を大混乱の渦に巻き込んで、今後ますます感染の拡大が懸念される状況となっております。なかなか封じ込めがうまくできない中、子供たちの感染、または子供たちを媒介とする感染のさらなる拡大をとめる方針のもと、小中高校を初めとする学校が休校になっております。
 この状況を鑑み、懸念される課題、それから今後の想定について分割質問方式にて質問させていただきます。
 最初に、小学校低学年の子供たちの居場所の確保について3点伺わせていただきます。
 本日配られました資料で、家庭で過ごすことが困難なため登校を認めている市町数、学校数、児童数の報告がありましたけれども、学校において児童らはどのように過ごしているのかを教えていただきたいと思います。

 また、職務命令によりまして放課後児童クラブ等で学習指導や生徒指導等に教員が携われると伺っておりますけれども、人数などの実数や指導の状況を把握しておりますでしょうか。

 さらに、登校が認められている児童と自宅で待機されている児童の間で学習の進度において差が出ると懸念される点についてどのようにお考えか伺います。

○宮ア義務教育課長
 3点御質問いただきました。まず1点目につきましては、学校で児童がどのように過ごしているかでございますが、各学校では教員が受け入れた児童の健康状態、家庭での生活状況を把握した上で、児童は宿題や予習復習、ドリルなどの練習問題といったものに取り組んでおりまして、家庭学習と同様の自習学習に取り組んでおります。

 そして2点目が、放課後児童クラブに従事している教員の人数や状況でございますけれども、市町教育委員会への調査結果では3つの市で合計32人の教職員が放課後児童クラブでの支援に当たっております。

 そして3点目でございますが、自宅待機児童と登校児童間の学習進度の差が懸念される点につきましては、あくまで学校休業中に授業は行いません。教職員は教科の授業とか個別指導は行いませんので学習進度の差は生まれないと考えております。

○市川委員
 御答弁ありがとうございます。よくわかりました。
 続きまして、特別支援学校の幼児児童生徒の居場所の確保についても2点ほど伺わせていただきます。
 放課後デイサービスでの対応の状況、つまり今回の措置に対する協力の状況を教えていただきたいと思います。

 また、保護者からの反応はいかがでしょうか。具体的な事例を把握しているようでしたら教えていただきたいと思います。

○伊賀特別支援教育課長
 まず、今回の休校措置に伴う放課後等デイサービスの対応ですけれども、休校に入る前に健康福祉部を通しまして、各市町の障害福祉担当課にデイサービスの受け入れの協力要請を当課から依頼文として出させていただいております。
 休校に入りまして、保護者に日中の居場所についての調査をいたしました。その中の回答では約半数の保護者の方が自宅で過ごす、約4割ぐらいの保護者が放課後等デイサービスで過ごすと回答を得ています。

 保護者からの声ですけれども、各学校で保護者からの声も集めていただきまして、その多くにつきましては、一つはもう少し早く休校に入るかどうかの決定をしてほしかったという要望的な声、臨時休校についてはこういう状況なので仕方がない、あるいは賛成であるという賛同意見、あとは予定変更に伴う子供への影響が心配だとか放課後等デイサービスの利用による感染への不安、保護者自身の仕事への不安という声も聞かれておりました。

○市川委員
 ありがとうございます。確かに今おっしゃったように、早い決定が必要だったという声もいろいろ届いておると思いますので、今後さらなる措置の延長とかいろいろ出てくるときには早目の通達をお願いしたいと思います。

 続きまして、今後の課題につきまして、進級や卒業等について2点ほど伺いたいと思います。
 まず、実施した授業時間数が標準時間数に満たない場合、進級とか卒業を認めるのでしょうか。

 また、時間数が満たなかった場合、満たなくてもそれを認めるとした場合、3月末の年度内に指導しなくてはならない内容が終わらなかった場合、仮にそれが小学校6年生や中学3年生であった場合、卒業として認定できるのかどうか伺います。

○宮ア義務教育課長
 まず1点目ですけれども、標準授業時間数を下回っても進級や卒業はできるのかにつきましては文科省から通知が出ておりまして、臨時休校を行った場合におきましても進級や卒業は可能でございます。認定に当たっては、弾力的に各学校で対応しているところでございます。

 2点目の、卒業を迎える児童生徒に3月までに指導すべき内容の指導を行うことができなかった場合につきましては、授業を十分に受けることができなかったとしても児童生徒の卒業の認定に当たっては弾力的に対処するということで、基本的には次の学年、例えば4年生、5年生であれば次の学年の初めにできなかった部分をやるでしょうし、中学校から高校、小学校から中学校という場合はそれぞれ情報を引き継ぐ形になっております。

○市川委員
 ありがとうございます。私たちの子供のころは、教科書が終わらなくても次の学年に進んだり卒業したりということがありました。今は全くないと思いますけれども、しっかりと対応していただきたいと思います。

 最後に、教職員の皆さんについて3点ほど伺いたいと思います。
 県内におきまして教職員が感染した場合、多くの自宅待機職員が出ることが予想される中でも年度末の人事異動は行われるのでしょうか。
 また、人事異動を行う場合、学校の再開や新年度開始の準備など学校としての機能の維持についての考えを伺いたいと思います。

 それから、学校現場におきましてはさまざまな非常勤の講師が任用されておりますけれども、臨時休校に伴い授業が行われないことで収入が得られなくなる心配があると思います。この点についてどのようにしていくのか教えていただきたいと思います。

 最後に、あってはならないことですが、今後さらに感染が拡大し終息の宣言がおくれた場合、休校の延長や新年度、新学期の開始がおくれることが想定されると思います。この点についての御対応をどのようにお考えか教えていただきたいと思います。

○宮ア義務教育課長
 人事異動も行われ、感染が拡大した場合の学校機能の維持についてはケース・バイ・ケースになりますので、拡大の程度に応じて状況判断、適宜対応していくことになろうかと思います。

○堀口教育総務課長
 2点目の非常勤講師の関係ですが、非常勤講師の方々につきましては通常付与している年次有給休暇とは別に、臨時休校に伴い勤務しないところには有給休暇を付与いたしますので、当初予定していた勤務計画に基づく収入になり減収は発生いたしません。

○市川委員
 わかりました。休校延長についてもケース・バイ・ケースだということでお答えいただいたと解釈いたします。以上で終わります。

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