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委員会会議録

質問文書

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令和元年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:07/01/2019
会派名:自民改革会議


○深澤委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○竹内委員
 いつものようにお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは、大きく分けて2点、一問一答方式で質問します。まず初当選された6番委員、7番委員がいらっしゃいますのでそもそもの話からお伺いしたいんですけれども、 まず危機管理監と危機管理部長の違いを教えてください。

○金嶋危機管理監兼危機管理部長
 危機管理監と危機管理部長の役割分担です。
 危機管理監は災害、例えば大規模災害が発生して県の災害対策本部が設立された場合、本部長は知事ですけれども、本部長からの指示に基づいて県が行う災害応急対策を指揮、各部を指揮する権限を与えられて、災害時はそういう体制です。それで平常時はそれに向けて訓練、それから自衛隊等関係機関と連絡調整、関係の構築等に当たるのを主たる任務としております。
 それから、人事、予算、組織、事務等の業務を担うのが危機管理部長であります。

○竹内委員
 そうすると、危機管理監は平時においてほかの何々監と言われる地域外交監だとか、知事戦略監だとか、平時においては部長と兼務してもさほど問題が今のところないと捉えてよろしいんでしょうか。

○金嶋危機管理監兼危機管理部長
 平時においては通常の訓練の企画、実施とかですね。あとは先ほど申しました自衛隊等々の関係機関との連絡調整を主たる任務としておりますので、平時において危機管理監と危機管理部長が兼務することに対して、特に支障はないと考えております。

○竹内委員
 だとすると、以前2つに分かれた意味はどういうことになるのか。

○金嶋危機管理監兼危機管理部長
 危機管理監と危機管理部長を別々の職員が担っていたときの考えですけれども、危機管理業務、災害時に備えての静岡県の災害応急対策を強化するという観点から危機管理監と危機管理部長が兼務しておりますと先ほど申し上げました予算、組織、人事等の事務的業務もかなりありますので、まずは県の危機管理体制を強化する観点から危機管理監と部長を分けて、危機管理監は静岡県の災害応急対策を担うために訓練あるいは関係機関等の顔の見える関係づくりに携わっていた。そういう形で分けた経緯があると聞いております。

○竹内委員
 金嶋危機管理監兼危機管理部長は2つの仕事をやられるわけですから、体には十分注意していただきたいと思っております。

 それから、昨年の当委員会の議事録を拝見させていただいたんですけれども、組織についてお尋ねいたします。地域局は昨年度は危機管理部。そしてそれ以前は経営管理部が管理をして、去年は危機管理部が管理して、組織再編でまた経営管理部が所管している。承知していますけれども地域局は経営管理に移管されたことによって、この4月から3カ月の間、何かプラスの面あるいは業務遂行上マイナスの面があるようでしたらお答えいただければと思っています。

○金嶋危機管理監兼危機管理部長
 地域局の所管が、今年度からは経営管理部、昨年度は危機管理部、その前は地域振興局と危機管理局。それぞれ危機管理部の出先が危機管理局で、経営管理部の出先が地域振興局に分かれて、それが昨年度統合されて地域局となりました。そのときには危機管理部の出先という位置づけでありました。
 今、2番委員御質問のことし3カ月、経営管理部に移ってから、例えば効果なり、あるいは支障、何らかの問題があるかということにお答えします。実際、今回地域局が経営管理部に移管いたしましたのは、確かに危機管理業務は県政の重要施策なんですけれども、それと同時に日ごろの地域振興も非常に重要です。それを1つのところでやろうと地域局自体ができたんですけれども、やはり実際に県と一緒に県政を発展させるためには市町の連携が非常に重要で、昨年度から私も首長、市長、町長を回らせていただく中で、一つ危機管理だけじゃなくて地域振興、大きい視点で危機管理も重要なんですけれども、地域振興その中と同時に、一緒に話を聞きたいという話も今回も回ってるといろいろと聞きました。
 そういう中で、やはり地域局が経営管理部に移ったことで各市町長の関心も、地域振興の話もできますしそれとあわせて私も危機管理の話をすると市長も町長も非常に関心を持って聞いていただけて、昨年度よりも関心度が高まった。先ほどの今年度の地震津波対策等交付金の話もしますと、地域振興と合わせてそういう話を聞けたら非常にありがたいというお話も多々伺っておりますので、そういったところで経営管理部に移管したことで効果としてあらわれているのかと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 昨今、川勝知事のニュースを見ていると地域振興が一つのキーワードになっていますので、あしたゆっくりその話をさせていただければと思っております。よろしくお願いします。

 それから、同じく危機管理部の内部の話ですけど、6月21日の中日新聞で中部9県の防災部署に対する女性幹部の比率の記事が出ていました。我が静岡県では危機管理部の危機政策、危機対策、危機情報の3課が該当して職員は51人中女性は5.9%の3人。幹部は10人中全員が男性だった。この数についてまず間違いがあるかないかお尋ねをします。

○芹澤総務課長
 6月21日の中日新聞の記事でございますけれども、職員の数が載っておりますが、これは危機管理部の幹部の職員と危機政策課、危機情報課、危機対策課の人数を合わせた合計数となっております。

○竹内委員
 昨年、私交通基盤部を所管したんですけれども、部長が振り返ると多分同じ雰囲気の男性ばかりの職場、委員会でした。ことしも委員になったらまた同じような雰囲気で1年間過ごすことになると思うんですけれども、改めて危機管理部の職員に課せられた他部署とは違う、例えば居住地の制限とかあるいは宿直等々、危機管理部ならではの職務はどのようなことがあるのかお尋ねをします。

○芹澤総務課長
 危機管理部の職員として特徴的なものは、今2番委員もおっしゃったように宿直、夜泊まる業務があります。それから大雨警報等が出たときに事前配備体制を組むということで、そちらのほうも対応して夜泊まったりということもあります。ただこちらの事前配備態勢は、女性職員も一緒に対応する形で行っておりますのでそこは何とかやっていると思います。
 それから、居住制限、何か突発的な事故があったときにすぐ県庁に登庁できるように居住制限がかかっておりまして、県庁から10キロ以内、それから自転車とかバイク等も含めまして30分で登庁できる範囲で一応居住制限がかかっているところが特徴的でございます。

○竹内委員
 我が静岡県が所管している静岡県公安委員会等々でも女性職員が多々いるのも承知しています。それぞれ宿直があったりあるいは所轄だと住宅から何分以内の出動態勢をとるのは承知していますけれども、そのことがこの危機管理部における女性幹部の比率が他部署に比べて少ないことに影響していると考えますか。

○芹澤総務課長
 その辺の制約がございますので、女性の職員でありますと年代によっては子育てをしている時期とか、介護をしている時期もありまして、多少はあるのではないかと考えております。

○竹内委員
 芹澤総務課長が言うことはよくわかるんですけど、今時代が大分変わってきています。女性が子育てをするという認識が果たしてそれでいいのかっていうと、時代の推移の中で大分変わっていると思っています。県庁の本庁にいる男性職員と女性職員の比率よく承知しておりませんけれども、危機管理だから女性が少なくて仕方ないと執行部が考えると、そういう結果になりかねないと思っています。できることは速やかにシェアをしたり、あるいは改革をしていただいて、女性ならではの視点が光りとても大切だと思っていますので、また御一考していただければありがたいと思っています。

 次の質問に入ります。14ページの地震防災センターのリニューアルに関して何点かお尋ねしたいと思っています。私どもも神戸やあるいは有明、さまざまな先進的な防災センター、という名前かどうかは記憶にないんですけど、施設を委員として視察した経験があります。今回できる地震先進県を自負する静岡県としての地震防災センターの売りは、目玉は何なんでしょうか。

○吉永危機情報課長
 これまでの静岡県地震防災センターは、どちらかといいますと地震対応を売りにしてやってきたと思います。昨今、全国で多発しております豪雨災害、洪水ですとか土砂災害等を踏まえまして、今回のリニューアルでは2階のスペースにそういった火山対策も含めまして、地震だけではなくて風水害対策や火山防災という視点も今までよりボリュームを多くとって県民の皆さんに啓発していこうという構えでやっております。

○竹内委員
 さまざまな利用、活用があると思いますけれども、休館日だとか、あるいは広く県民に防災意識を啓発していくための開館時間も一考しないといけないと思っていますが、現時点で決まっているものがあればお知らせいただきたいと思っています。

○吉永危機情報課長
 開館時間は、通常の職員が業務している時間帯でやってございます。これまでの時間帯を変更させる点については、特段の計画はない状況でございます。

○竹内委員
 だとすると何時から何時までで、何日が閉館日になるんですか。

○植田危機管理監代理兼危機報道官
 開館日につきましては、平常9時から16時までとしております。また休館日につきましては、年末年始の条例の規定を今手元で確認しておりませんので正確にお答えできませんが、年末年始とあと月曜日を休館としております。

○竹内委員
 これは要望ですけれども、学生たちの休みだとか、あるいは今の季節のように日が長いときだとか、季節によって流動的に開館時間が変更になってもいいのかなという気はします。ところで改めてお尋ねしますけど、直営でやるのか将来的に指定管理者制度を用いるのかどうかわかりませんが、その点に関する運営の考え方についてお尋ね申し上げます。

○植田危機管理監代理兼危機報道官
 現在リニューアルを行う際に検討した経過で申し上げますと、今までいわゆる職員にプラスインストラクターを置いて一つ一つの展示物に対して丁寧な説明を行う。また実際の深く学ぶ方には、DIG――ディザスター・イマジネーション・ゲームでございますとか、HUG――避難所運営ゲームを別に教室形式で行う形が好評であり、また成果を上げているという認識でおります。今回のリニューアル後のスタートにつきましては、基本的に今までと同じように職員プラスインストラクターで実施する形を考えております。
 なおもう1点、先ほど御要望ということでございましたが、開館時間の柔軟な運用につきましては過去に夜間の開館ということで、今正確な数字を持ち合わせておりませんが、まさに夏季の時間帯に夕刻以降も開館時間を延長してやった実績がございます。そういった当時のデータを踏まえまして、今後柔軟に考えていく必要があるかと認識しております。

○竹内委員
 税金12億円をつぎ込むわけですから、オープンして半年ぐらいがとっても大切な時期になると思います。さまざまな告知だけではなくて受け入れ体制ができる施設であってほしいなと思っています。

 ところで、私は西部選出なんですけれども、浜松市がこういうのをつくる場合は、自分の市でやってもらっていると思っています。中部は県が12億円をかけてセンターをつくってくれるんですけれども、東部、西部に対してはどのような取り組みでそういう危機管理意識、防災意識を高める活動になるんでしょうか。

○吉永危機情報課長
 2番委員おっしゃるとおり、静岡にはこの大きな構えを持っています。静岡県は横に広うございますので、東部と西部という点では確かに遠方の方は来にくいということでございます。防災センターの充実した中身を全て提供ということはなかなかできないんですけれども、先ほど申し上げた地震対策ですとか風水害、火山対策をコンパクトにまとめた素材を使ってアウトリーチと呼んでいますけれども、出前講座として、防災センターの職員がそこに出向いていって防災センターの基礎的な情報を県内の各地で御説明をして回る体制をとってございます。

○竹内委員
 それにあわせて、県内では起震車が何台か設置されていると思うんですけれども、東中西の起震車の配置はどのようになっているかお尋ね申し上げます。

○吉永危機情報課長
 下田と沼津と、西部で磐田に配置してございます。あと藤枝にございます。

○竹内委員
 東部の委員の先生もいらっしゃいますから、余り強くは言いませんけれども、藤枝あたりだったらセンターに寄ってくださいねって言っても怒られはしないと思いますけど、伊豆半島だとか県西部だとかはその起震車の配置を検討してもいいんじゃないのかなと思うんですよね。リニューアルした施設がどういう起震の設備になるかわかりませんけれども、ぜひそれは考えてもいいなと思っていますのでこれは要望とさせていただきます。

 最後の質問です。
 平時の際では3階にDIGとかHUG等の体験スペースがありますけど、非常事態あるいは有事の際はこの地震防災センターの役割はどのようになるのかお尋ね申し上げます。

○吉永危機情報課長
 例えばですけれども、南海トラフ地震のような大きな大災害が起きたときに、他県からの応援部隊の拠点基地として使っていただく予定でございます。

○竹内委員
 このセンターは東静岡に持っていくとか、いろいろ議論の推移があったと記憶しています。せっかくつくるセンターですから、県民からも期待されて、行ってみたい見てみたい体験してみたいと思ってもらえるようなセンターであることを希望して私の質問を終わります。ありがとうございました。

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