本会議会議録
質問文書
令和5年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 天野 多美子 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/31/2023 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○天野(多)委員
分割質問方式で質問いたします。
まず、1点目ですが、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書14ページ(ア)のだまされないための対策のd、CMを活用した特殊詐欺被害防止について質問いたします。
説明資料を見ますと、新型コロナウイルス感染症の拡大により接触型の広報が難しくなった令和2年からテレビCMなどの防犯広報を実施し、令和4年度は民放で約70回放送されたとのことですが、これらのテレビCMのターゲットなどはどういった方を対象としているのか。またその方々に訴求するCMの放送時間の工夫などについてお伺いします。
○佐野生活安全企画課長
テレビCM動画のターゲットでございますが、特殊詐欺被害の約9割が65歳以上の高齢者であることから高齢者としております。
また、テレビCMの放送時間等の工夫につきましては、高齢者の多くが在宅し視聴可能な時間帯で、かつ犯人からのサギ電話が多い時間帯となる平日の午前10時から午後0時、そして午後3時から午後5時までの時間帯に放送し周知を図ることといたしました。
○天野(多)委員
ありがとうございます。
特にお年寄りをターゲットにされていることがよく分かりました。
説明資料では、ユーチューブも28万回再生されているとのことで、すごくたくさん再生されているなと思いました。ユーチューブはどういった方々を対象にされているか、またその広告動画を設定するに当たっての工夫について教えてください。
○佐野生活安全企画課長
まず、ユーチューブ広告動画のターゲットにつきましては、ユーチューブ動画を見る機会の多い現役世代としました。
広告動画設定における工夫としましては、自分の両親や祖父母が特殊詐欺に遭う危険性が迫っているという内容の動画を、ユーザーがコンテンツを視聴する前後や途中に閲覧する可能性が高く離脱率も低いインストリーム広告を用いて配信しました。
○天野(多)委員
対面での広報が大分行われるようになってきたとは思いますけれども、テレビやユーチューブの動画も幅広い世代に浸透してきているようなので、これからも引き続きお願いいたします。
では、次の質問に移ります。
特殊詐欺に関してもう1つ質問、説明資料14ページ(イ)だまされたとしても犯人に現金が渡らないようにする対策のうち、特殊詐欺被害防止優良店・マイスターの導入についてお伺いします。
こちらは、特殊詐欺被害防止に尽力頂いた店舗や個人を優良店やマイスターとしてたたえる施策とお聞きしておりますが、これまでの認定状況についてお聞きします。また制度導入による効果もお願いいたします。
○佐野生活安全企画課長
この制度を導入した令和4年7月1日から令和5年8月末までの認定状況につきましては、特殊詐欺被害防止優良店は金融機関3店舗、コンビニエンスストア5店舗の合計8店舗、特殊詐欺被害防止マイスターは金融機関職員5人、コンビニエンスストア店員9人の合計14人をそれぞれ認定しております。
次に、制度導入による効果でございますが、金融機関、コンビニエンスストアにおいてマイスター制度への理解が年々深まっていることから、認定店舗のさらなる拡大と職員らの防犯意識の高まり、制度を開始した令和4年7月以降の金融機関、コンビニエンスストアにおける未然防止件数が増加しております。特に本年に入ってからはコンビニエンスストアにおける被害防止が顕著であります。中でも全国で増加している電子マネー購入から被害に発展することの多い架空料金請求詐欺が本県では減少している理由は、本制度が継続的に行われているためであると考えております。
また、制度開始以降マイスターの認定を受けた方からは、マイスターに認定してもらいありがたい、今後もお客様にふだんと違う素振りなどがあれば積極的に声をかけたいといった発言があり、防犯意識のさらなる向上が図られていると考えております。
○天野(多)委員
金融機関やコンビニエンスストアなど窓口になるところでの被害防止に貢献されていることはすばらしいです。人数的にはまだ少ないと感じましたが、これからどんどん進めていただけるとありがたいと思います。
加えて、教育を受けた人にバッジを配るとか、もっとマイスター制度が大きく広まるような取組になったらいいなと思っております。以上で質問を終わります。
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