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委員会会議録

委員会補足文書

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令和2年12月定例会産業委員会
所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/15/2020 会派名:


○松下企業局長
 企業局長の松下です。どうぞよろしくお願いいたします。
 所管事業の実施状況等につきまして、御説明申し上げます。
 初めに、今回特に注目していただきたいポイントを簡単に御紹介させていただきます。
 1つ目は企業局初の新たな管路整備手法の試行拡大、2つ目は様々な工夫により5か月前倒しで引渡しを行った藤枝高田工業団地の取組です。ぜひ御注目頂きたいと思います。
 それでは、お手元の産業委員会提出資料の1ページをお開きください。
 1工業用水道及び水道事業の現状について、初めに工業用水道事業であります。
 柿田川工業用水道をはじめとする7つの工業用水道事業の現有給水能力や契約水量等につきましては、(1)の表に記載のとおりであります。
 本年4月から10月までの実使用水量の合計は、(2)実績の表にありますとおり9430万1000立方メートルで、前年同期と比べますと93.6%となっております。契約水量に対する使用率は64.2%であります。
 次に、2水道事業であります。
 駿豆水道をはじめとする3つの水道事業の現有給水能力等につきましては、(1)の表に記載のとおりであります。
 本年4月から10月までの実使用水量の合計は、(2)実績の表にありますとおり4499万1000立方メートルで、前年同期と比べますと102%となっております。基本水量に対する使用率は49.9%であります。
 工業用水道、水道事業ともに施設更新など適切な時期を捉え管路のダウンサイジングを始め、複数の事業の効率運用や統合も視野に入れて水需要との乖離解消を図ってまいります。
 2ページをお開きください。
 2新たな管路整備手法の試行拡大についてであります。
 企業局のミッションは、廉価で安全・安心な用水を将来にわたり安定供給することであり、マスタープランでダウンサイジングしてもなお莫大となる更新事業費のさらなる削減に向けて、抜本的改革に取り組んでおります。
 新たな管路整備手法は、新設管と既設管の二重化による新設管のさらなるダウンサイジングと、既設管の有効活用による撤去費用の削減であります。既に中遠工業用水道の一部で二重化を試行中でありますが、その取組を拡大し静清工業用水道において既設管の内部空間を有効活用し新設管を挿入する、企業局初の手法を採用することといたしました。今後もその効果や課題を検証しながら全ての工水・水道事業において革新的な管路整備を推進してまいります。
 3ページを御覧ください。
 企業局の新たな取組の1つである電力デマンドレスポンスについて御紹介いたします。
 企業局の浄水場では送水時のポンプの運転などに多大な電力を使用しており、その動力費は実に年間12億円にも上っております。このため駿豆水道の中島浄水場では、電力のデマンドレスポンスを実施して動力費の削減に取り組んでいるところであります。
 デマンドレスポンスとは電力会社と電気の消費ユーザーが連携して電力使用量を調整する仕組みであり、この調整に協力したユーザーは報酬を得ることができます。現在富士川浄水場でもこの電力のデマンドレスポンスを実施できるよう、令和3年度の契約に向けた手続を進めております。
 なお、これにより来年度富士川浄水場では約260万円の成功報酬を見込んでいるところであります。今後も引き続き動力費の削減に努めてまいります。
 4ページをお開きください。
 地域振興整備事業の取組状況についてであります。
 企業局では、経済効果の最大化を目指し新技術、新工法の採用やこれまで培ったノウハウの活用により、常にスピード感を持ち廉価で良質な用地供給に取り組んでおります。
 まず、1藤枝高田工業団地につきましては、早期に操業したいという企業の要望に応えるために工区分けや新工法の活用など工期短縮、コスト縮減に向けた工夫を行ってまいりました。本年10月末に造成工事を終えたA工区は、登記処理手続等を工夫することで市への引渡しを当初の予定より約5か月前倒しとなる12月1日に行いました。今後は造成工事中のB工区についても早期の引渡しを目指し、市と連携して取り組んでまいります。
 次に、2富士大淵工業団地についてでありますが、本年10月31日に安全祈願祭を執り行い本格着工いたしました。工事に当たっては、隣接する県立富士特別支援学校の学習環境や近隣住民の生活環境などに十分配慮しながら早期完了を目指して取り組んでまいります。
 5ページを御覧ください。
 5富士山麓フロンティアパーク小山の分譲状況についてであります。
 これまでに全10区画中9区画を既に分譲しておりましたが、最終区画となる区画5について9月末に新型コロナ感染症拡大後初となる引き合いがございまして、令和2年10月27日付で分譲申込みを受理したところであります。現在分譲審査中であり早期の分譲契約締結に向けて速やかに審査を進めてまいります。
 6ページをお開きください。
 6工業用地等開発可能性調査費補助金についてであります。
 企業局では市町の開発構想を把握し迅速な用地供給を図るため、市町が実施する工業用地等開発可能性調査に対し補助金助成と技術支援を行っております。今年度は裾野市須山地区及び菊川市六郷地区で基本調査、牧之原市萩間地区で詳細調査を市町と連携して実施しております。
 また、新たな開発候補地の掘り起こしに向け、政令市を除く県内全33市町を対象に令和3年度における企業局補助金の利用意向の要望調査を行い、希望する市町には訪問して補助金の詳細な説明や市町の方針等のヒアリングを実施しております。
 今後も、市町と連携し市町のまちづくりや企業ニーズに応じた用地を柔軟かつ迅速に供給してまいります。
 続きまして、静岡県の新ビジョン評価について御説明させていただきます。
 静岡県の新ビジョン評価書案と記した青色のファイルを御覧ください。
 このうち、企業局が関連する取組の進捗状況や今後の施策展開等について御説明いたします。
 評価書案の147ページをお開きください。
 5−1次世代産業の創出と展開のうち、(3)企業誘致・定着の推進についてであります。
 活動指標に掲げる企業局の工業用地等造成区画数・面積につきましては、進出予定企業の計画変更等の理由から2019年度までの目標2区画、3ヘクタールの整備に対し1区画、1.2ヘクタールと進捗に遅れが生じております。
 148ページをお開きください。
 評価の1点目にありますとおり、着工に向けた調整などより一層の推進が必要と考えております。
 企業局といたしましても地元浜松市などと協議を進めてきたところでありますが、今年度進出予定事業者の調整が進んだことから、現在令和3年度の事業着手に向けて準備を進めております。
 なお、前のページの下段の3点目にありますとおり、取組状況につきましては森中川下工業用地が完了し、先ほど説明させていただきましたとおり、本年度は藤枝高田工業団地の造成工事を実施するとともに、富士大淵工業団地についても造成工事に着手しており、2021年度の目標達成に向け順調に進捗しております。
 また富士山麓フロンティアパーク小山につきましても、残り1区画の早期分譲に向けて十分な手応えを感じております。
 来年度の取組方針といたしましては、既に着手しているセミ・オーダーメード方式による工業団地造成事業の着実な事業進捗を図るとともに、工業用地開発可能性調査等により市町及び企業の多様なニーズを的確に把握し、新しい造成方式であるセミ・レディーメード方式による事業化を推進するなど新たな産業振興に資する用地の供給に積極的に取り組んでまいります。
 また、工業用水道施設につきましては、147ページ下段の取組状況の3点目後段にありますとおり、耐震化計画に基づき静清工業用水道等の耐震補強工事を実施しており計画どおり進んでおります。来年度につきましても計画的に東駿河湾工業用水道等の耐震化に取り組み、工業用水の安定供給に努めてまいります。
 評価書案の190ページをお開きください。
 6−2持続可能な社会の形成のうち、(1)環境に配慮した快適な社会の形成についてであります。
 191ページを御覧ください。
 水道施設の取組状況につきましては、上段の3点目の一番下にありますとおり、耐震化計画に基づき遠州水道等の耐震補強工事を実施しており計画どおり進んでおります。
 来年度につきましても、計画的に遠州水道等の耐震化に取り組み、水道用水の安定供給に努めてまいります。
 報告事項は以上でありますが、参考資料といたしまして最新の企業局情報通信Kリリースをお配りしております。企業局の取組の参考に御覧ください。
 私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○藤曲委員長
 以上で、当局側の説明は終わりました。
 これより質問等に入ります。
 では発言願います。

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静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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