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委員会会議録

質問文書

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令和4年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○岡本委員
 それでは2点、分割質問方式でお願いしたいと思います。
 まず1点目は、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書6ページから7ページにかけてです。
 6ページの一番下段、(5)監察への対応、教育委員会の業務にかかる訴訟事件の進行管理がございます。
 ここに昨年度の金額7700万円余と書かれております。一昨年の金額がたしか420万円程度と承知しており相当の金額の差がありますが、まず内容についてお聞かせ頂きたいと思います。

○井出教育総務課長
 御指摘の教育行政運営費は、コンプライアンス委員会の開催経費、出先機関の指導等の出張旅費などに充てる金額でございます。
 令和3年度には、東部特別支援学校に係る民事訴訟の一審判決に伴う供託金の支出として6000万円余、掛川工業高校に係る民事訴訟の判決に伴う賠償金として1300万円余を支出したため、令和元年度の金額との差額が出ております。

○岡本委員
 分かりました。大半が不祥事関係だと思い確認しましたけれども、そうではないと理解しました。

 次に、7ページのア不祥事根絶に向けた取組について質問したいと思います。
 いわゆる不祥事の根絶への取組については、比較的熱心かつ積極的に進めてきたと思います。
 それなりの評価はしたいと思います。皮肉に聞こえるかもしれませんが、研修が行われているいわゆる学校相談員とは児童生徒の相談を受ける先生方――教職員ということでいいですね。今頃聞くのはおかしいですが、不祥事があちこちで起こっているのを見ると相談もできない教職員の皆さんの相談員も欲しいんじゃないかと思っているので。学校の先生方が相談する相談員じゃないですね。

○井出教育総務課長
 9番委員御指摘のとおりです。児童生徒を対象とした相談員です。

○岡本委員
 分かりました。
 不祥事根絶のためにもろもろの御努力をされているとのことですが、説明資料7ページ下段の通報制度に内部からの通報が20件、外部からの通報が96件と書かれております。これらは重複――同じ案件で内部と外部両方から出てきたことがあるかどうか、併せて教えていただけますか。

○井出教育総務課長
 20件につきましては教職員からのもの、96件につきましてはその他の一般県民からのものです。結果的に同じ案件につきましてそれぞれ別の方からということもございますが、基本的には別の案件になっています。全く重複しているものはないとは言い切れないですが、基本的には別になります。

○岡本委員
 分かりました。全部が不祥事とは言わないにしても、かなりの通報がありびっくりしている状況です。

 それともう1つ確認しますが、例えば同じ教職員が重複して通報を受ける、言ってみれば不祥事を起こしている例があるかどうかお聞かせください。

○井出教育総務課長
 同じ教職員について重ねて通報があるかとのことですけれども、明確に教職員に非がある場合と、逆に教職員に対して何らかの不満を持っていて通報する方、両面いらっしゃるかと思います。
 そういった上で、特に後者の場合は様々な事柄を捉えて重ねて言ってくる方はいらっしゃいますので、そういった意味では同じ教職員に対して複数という形は出てくると思います。
 また前者につきましても、同じ方が複数の案件につき指摘を受けることもないとは言えません。

○岡本委員
 今のお話のように、例えば外部からいろいろ通報を受けても、ただ単に教職員の皆さんを疑ったり責めたりするだけが方法じゃないと思いますので、中身をしっかり見た上で守るべきものはしっかり守っていく。逆に、明らかに不祥事なものはしっかりと改善を図っていくことをぜひしていただきたいと思います。
 先ほど申し上げましたように、先生方も悩みがあると思うんですね。ですから子供さんたち生徒児童への対応といいますか相談を受けるだけではなくて、先生方自身の悩みも聴く機会が場合によっては物すごく必要あるんじゃないだろうかと。
 今まで、例えばコロナが起こる前などは先生同士だっていろんな懇親会なり何なりをやったり、言ってみればコミュニケーションをもっと取れた状況でした。今はないので、お互いの悩みなど話したり聴いたりすることはかなり減っていると思うんです。そういう意味で相談に乗ることも必要ではないかと思います。児童生徒の相談を受ける先生方の相談にも乗る体制ができたらいいなと。全体としてとにかく従来に増した取組で根絶を図っていただくように、重ねて要望したいと思います。意見として申し上げておきます。

 2点目ですが、説明資料106ページ真ん中辺りのGIGAスクールサポート充実事業費です。
 予算が9億7000万円余に対して繰越しが6億2000万円余、つまり3分の2を繰り越しているところですが、国の予算を執行する事業だと理解しています。まずは現状の整備状況についてお聞かせ頂きたいと思います。

○大澤教育DX推進課長
 繰り越した予算の執行状況、整備状況についてお答えします。
 繰り越した予算により、生徒への貸出し端末など既に8,000台弱を各学校に整備しております。残り4,000台強を11月の下旬までに各校に配備する予定で今取り組んでいるところです。

○岡本委員
 そうすると、本事業は予定の取組が出来れば事業が完了するとの理解でよろしいでしょうか。
 低所得者世帯の生徒さんに貸与ということですが、同時に県立高校における整備はどの辺まで行っているか、併せてお聞かせ頂きたいです。

○大澤教育DX推進課長
 9番委員御指摘のように、今回の繰越予算を使っての端末整備は、あくまでも何らかの事情があって端末を用意できない生徒さん向けのセーフティーネットとしての環境整備でございます。
 県立高校におきましては、1人1台端末の整備について、ICTを活用した学習を学校だけではなく自宅も含め様々な場面で端末を使用できる環境が効果的であろうこともございまして、個人所有の端末を学校に持ち込む方式で整備を進めているところです。
 この結果、今年の新1年生についてはいわゆるBYODという個人端末を持ち込んでの端末整備を進めているところでございますが、そちらは8月末時点で23校が端末の整備を完了したと報告を受けております。

○岡本委員
 急速に進んでいる分野だと思いますので、今言ったように今年度の進行からすれば心配はないと思いますが、もともとそういう趣旨で国も予算をつけているので、ぜひ完璧に事業整備ができるようお願いして終わりにしたいと思います。

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静岡県議会事務局議事課

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