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委員会会議録

質問文書

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令和5年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:自民改革会議


○江間委員
 一括質問方式で2問質問します。
 まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書104ページの教育奨学金返還金の収入未済額について伺います。
 4項目ほど返還金という項目がありますが、教育奨学金の返還金の未済額は3762万円でかなり大きい数字が出ております。
 まず、予算現額と調定額の差が1600万円ぐらいとなった理由を教えていただきたいのと、それから令和4年度における債権回収の結果についての考えあるいはその取組についてお伺いします。
 あわせて、今年度以降の債権回収の方向性についても伺いたいと思います。

 それから、2つ目ですが説明資料108ページの県立学校等修繕費の執行率について確認したいと思います。
 執行率89.9%で不用額が1億5000万円とのことでございます。県立学校の施設の老朽化はもういつも話題に出ることで、やはり少しでも直したい学校ばかりだと思いますが、1億5000万円の不用額が出るということは、予算の作り方あるいは執行の仕方に何らかの理由があると考えますが、この執行について内訳も含めてどのような形でやっているのか、伺いたいと思います。以上2点お願いします。

○中山高校教育課長
 まず、予算現額との差でございますが、前年の見込みからおおよそこれぐらいの予算がかかるだろうと見ていますが、調定額については実際に入ってきた生徒の状況によって変わってしまうため、見込みと実際で差が出てくることになります。
 令和4年度における債権回収の取組につきましては、基本的に初動対応で督促及び電話催告を行う。それから一定期間未納が続きますと、まず数か月間滞納された場合には滞納額の一覧や延滞利息が発生するという手紙を持って催告する。また基本的には電話をかけて状況を確認すると。さらに電話に出られない方については内容証明郵便で督促などを行います。
 なお、それで年度内に納めていただければありがたいのですが年度を超えてしまった場合は、債権回収の専門的ノウハウを要する弁護士法人等に委託して債権回収業務をお願いすることになります。
 債権回収を弁護士法人にお願いしているものについて基本的に単年度契約でしたが、令和4年度から3年間の長期契約をしました。それによって令和4年、5年、6年の3年間で見れますので、状況を踏まえたきめ細かい対応や納付計画を立てるといったところが柔軟にやりやすくなったと考えております。
 そういった取組等により令和3年度に委託した債権の回収率が29.5%であったものが令和4年度には43.6%になっております。
 今年度契約期間を延ばした効果がさらに出てくると思っております。実際に今まで全然連絡がつかなかった方と接触が取れて初めて返還に応じることも出てきております。
 今後も引き続きそういった取組を進めまして、またこれについてはただ回収すればいいのではなく生活に困窮されている方の対応もありますので、きめ細かい対応をしてまいりたいと考えております。

○山川教育施設課長
 不用額1億5000万円余りの内訳のうち主な要因としましては、まず施設の修繕工事という特徴があります。工事に取りかかってみたところ、もともと表面に出ていないところ――専門的には隠蔽部分や埋設部分と呼ばれるところに新たな不具合が生じて追加で工事をしなければならないですとか、雨漏りについて当初設計どおり施工したところが改善されずに追加で大がかりな工事が必要になると。
 加えて、令和4年度につきましてはウクライナ情勢や新型コロナウイルス感染症あるいは原油高といった資材価格の高騰による工事費のスライド増額が例年以上に急激に大きくなるとの傾向が見込まれました。このため決算見込みを出した12月時点で動いていた4億3000万円の工事に対して1億2800万円余りの増額分を見込んでおりました。実際の増額は1500万円程度で済みましたので、これが不用額となってしまったのが1つあります。
 また、近年の建設業の働き方改革の中で、週休2日制度が導入、拡充され工期が長期化しております。新型コロナウイルス感染症の影響に伴って資材調達がうまくいかないために入札不調、入札不落が生じ再入札を試みたときに工期不足が出て再度の入札が困難になるといったことで、富士宮西高校の駐輪場塗装修繕工事で1400万円、静岡商業高校のプール修繕工事で1300万円などが執行されなかったことによるものでございます。

○江間委員
 まず、奨学金につきましては専門家を入れ回収未済額は減っていくであろうことは分かりました。未済の中には意図的にという人もいるかもしれませんが、ほとんどの方が経済状況も含めて貧困ではないかと思います。もちろん回収しなくちゃいけないことですが、さっき中山高校教育課長もおっしゃったようにきめ細かく返済計画の相談に乗ってしっかり進めていってもらいたいと思います。
 修繕の不用額につきましては、建設費高騰等の理由があって多めに計算していたところと入札不調があったということですが、これからもそれが想定される。建設費は少し高止まりになっているかもしれませんが、それも想定される中で予算のつくり方をしっかり検討してなるべく不用額がないようにお願いしたいと思います。

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