本会議会議録
質問文書
令和6年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 岩田 徹也 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/29/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○岩田委員
一問一答方式でお願いします。
8番委員からも質問があったのですが、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書54ページのEV、PHV等の次世代自動車の普及促進に向けた取組について質問します。
国内の自動車保有台数のうちEVやFCVは1%未満と書いてあるとおりEV等がなかなか普及しない状況の中で、国内の自動車産業の技術は進んでいるものの、この分野に関しては先進国とは言えないと思います。説明資料54ページの改善イには災害時のレジリエンスの強化を図ると書いてあるのですが、海外の自動車メーカーが日本にかなり入ってきている中で、EV、PHVの普及に当たって次世代自動車に対しても災害時のレジリエンスの強化を考えているのでしょうか。
○小笠原エネルギー政策課長
EV、PHVの普及に当たりましては、運輸部門の脱炭素に加えて停電時に家庭内の給電設備としても使えるため、実際に県民に給電の実演を行う取組も県として進めてきました。
○岩田委員
新しい取り組みに当たっては分からないことが多くて、スタートアップなども同じことが言えると思います。国内メーカーでは次世代自動車の災害事象はなかなか聞かないですが、実は海外の先進国で造っている次世代自動車のバッテリーですごく危険な火災が実際に起きています。発火したバッテリーには学校のプールの何倍分もの水をかけないと火が消えないため、海外ではロードサービスの積載車にプールを積んでじゃぼんって水をかけて二、三日放置しておかないと火が消えない、そんな車が世の中にもう走っているんですね。
さらに、バッテリーを積んだ車が立体駐車場内で発火してしまうと普通の積載車では入れずレッカー車でないと対応できないとか、車軸自体が発電するので車が止まると動かなくなってしまうとか、そうしたリスクがある車が世の中で当たり前に走ってることを知られていないのはすごく怖いことです。
環境や脱炭素が先行してEV、EVと言っていますが、新しいものに乗ることにリスクがあると知ることも必要です。静岡県にも立体駐車場はありますので、県の事業としても普及だけじゃなくて裏にはらむリスクをしっかり発信していくことは県民を守る意味でも必要だと思います。その部分は皆さんのお仕事であると思いますので、私もできる限り情報提供をしますけれども、ぜひそういった意識を高めて県民を守っていただきたいと思います。
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