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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:12/15/2020
会派名:自民改革会議


○西原委員
 分割質問方式でお願いします。
 昨日説明頂きました、危機管理くらし環境委員会説明資料12ページのごみ処理の広域化及び処理施設の集約化の推進について質問させていただきます。
 これは環境省の方針を踏まえて10年間の計画とのことですが、既に広域化を行っているところ、処理施設を計画しているところなど地域によってばらつきがあると思います。シミュレーションによる素案が出ているとのことですが、どの程度の市町数が対象になっているのかお伺いしたいのと、シミュレーションによる素案を基に11月に行われた地域別の検討会の内容についてお伺いします。

○小川廃棄物リサイクル課長
 この計画は、全市町が対象になっております。
 10月、11月にシミュレーションを行い中間報告をまとめ、それに基づき11月中に地域別の検討会を実施したところです。今後2月に予定しております検討会で今回のシミュレーションについての御意見を頂くために、今回のシミュレーションの内容について説明したところであります。

○西原委員
 もう既に計画が立っているところや今後10年間に処理施設を建設予定のところなどへの影響についてお伺いします。

○小川廃棄物リサイクル課長
 計画では、30年後の令和34年度までの人口及び一般廃棄物排出量を推計した上で、環境省が定める10年間の短期目標と30年後を見据えた長期目標を立てる方針でおります。
 例えば、志太広域事務組合の藤枝市の清掃工場と焼津市の清掃工場は合わせて日量375トンの処理能力がありますが、これを230トンの施設に集約して令和9年度までに稼働する目標で進めており、当面の10年はこの計画を反映させる考えであります。
 先行している市町におきましても、今後人口減少によるごみの量の減少に伴い処理能力の余剰といった課題に直面することが想定されますので、新施設の稼働後の状況を見据えた広域化の方向性などについても盛り込む考えでおります。

○西原委員
 次の質問に移ります。
 説明資料16ページの水道事業の基盤強化、広域連携の推進について質問させていただきます。
 令和2年12月末までにシミュレーションを行い、その結果を関係市町などと共有するとともに、地区別検討会で広域連携に向けた検討を実施するとのお話ですけれども、この実施状況についてお伺いします。

○市川水利用課長
 水道の広域化はいろんな細かい作業があります。本年6月に委託業務を発注し、コンサルタント会社と契約を結びました。まずは市町等から基本計画、水需要予測、決算書などの参考資料やアンケートを求めて提出頂いたところです。
 この資料を使い、受託業者が現状分析、課題の抽出や将来推計を行って複数の広域化パターンを示し、本年9月に大井川と駿豆の圏域ごとに地区別の検討会を開いて業者が示した広域化パターンについての意見交換を行い、さらに2人のアドバイザーからも案について助言を頂いたところです。
 10月末にこの意見交換結果やアドバイザーの助言を反映して広域化パターンを修正し、両圏域に改めて提示して関係市町の了承を得た上で、各圏域3パターンのシミュレーションを開始したところです。今週中にはそのシミュレーション結果が出ると業者から聞いております。
 シミュレーション結果が出るまでの間、11月には駿豆圏域、大井川圏域は今日と明日で関係市町とアドバイザーとの意見交換を行っておりまして、今週中に示されますシミュレーション結果の検討に向けた勉強会的な位置づけとしております。
 シミュレーション結果が出ましたら、また圏域ごとに検討会を開いて関係市町の意見を反映した上で、年度末の完成に向けてさらにシミュレーションをブラッシュアップしていきたいと考えています。

○西原委員
 ありがとうございます。
 水道事業の基盤強化の要旨にある人口減少に伴う事業収益の減少等の厳しい経営環境に対応するためにということは理解しますが、シミュレーション実施への意見等のところに、各市町からはメリットやデメリットが分かるようにしてほしいとか、連携や統合の意思がある事業体のみで行ってはどうかなど前向きとは捉えにくい御意見が出ています。そういったことに対して意見交換の中でアドバイザーの方はどのように指導しているのか、また県としてその方向性を変えていくのかについてお伺いします。

○市川水利用課長
 静岡県は地下水が豊富で河川水もそれなりにあり、水資源的には比較的恵まれた県であります。そうした中で今5番委員から御指摘がありましたように、市町としては現状あまり心配ないといった発言があったことは事実です。県とアドバイザーからは20年、30年先の人口減少や老朽化していく施設の改修等を考えたときのシミュレーションを今回示しており、先を見据えて考えてほしいと言っています。
 今御指摘がありましたように、市町にはまだいろんな意見があり地区の実情を反映しつつ、いきなり広域化に向けるのは大変かもしれませんけれども、料金システムの統一や事務的なところから一緒にやっていくなど段階を踏んで進めていくことも考えながら、県が市町をうまくリードしていけたらと考えております。

○西原委員
 広域化については各市町それぞれの考えがあって、消防などの広域化もそうでしたけれどもなかなか思い描いた絵図のようにいかなかったり、地域それぞれの特色によって今まで事務組合がある市町であったり、全くないところを組み合わせたりするなど非常に難しい作業かと思いますが、県としてきっちりと地元の意見を聞きながら指導していただければと思います。

 次の質問に移ります。
 説明資料18、19ページのリニア中央新幹線静岡工区に係る動きについて質問させていただきます。
 県はこれまで3か所の説明会で県の考えを説明し、今後3か所で勉強会を予定しているとのことですが、3か所で説明会を行った経緯と今後行う予定の勉強会は説明会と名称が違うので違いがあるのかを確認させていただきます。また大井川流域の関係市町が10市町ある中で若干偏っている気がしますが、情報発信の仕方などをどう考えていらっしゃるのか。またここに出てこない市町に対しての取組はあるのか伺います。
 それと、説明会でいろんな意見、質問が出されている中で――織部くらし・環境部理事も説明に行かれているとのことですけれども――説明会を実施したことによって理解度が深まったとか、または各市町からのいろんな意見によって違う感触があったかを伺います。

○織部くらし・環境部理事(南アルプス環境保全担当)
 説明会につきましては、地元の皆様からマスコミを通じて情報が来ているという声があり、実際の対話の状況はどうなっているのでしょうかといった御質問がありました。
 10月に難波副知事が東京の記者クラブで対話の状況について講演をいたしました。そうした状況について県内でもお知らせしたいため、流域市町と関係団体などに対話の状況について御説明に伺いますよと情報を流して、来てくださいと言ったところを回っております。
 説明資料に記載がありますけれども、今後大井川土地改良区役員会、掛川市議会、牧之原市議会で行う予定です。要望があれば伺う形になっておりますので、ぜひこの機会に要望を頂ければこちらから伺って説明したいと考えております。
 先月27日に環境保全連絡会議の全体会を開催し、井川地区の方にも出席頂きましたが、井川は流域市町の協議会に入っていないので、あまり情報がないとのことでした。1月に井川でも対話の状況に関する説明会を行いたいと考えております。
 感触ですけれども、実際に話をしてどういうことになっているのかよく分かったとの御意見がありました。また水量の問題だけではなく、水質や生物多様性の問題等様々なことに不安を感じていることが分かりました。
 勉強会と書いてあるものにつきましては、その会を主催するところの名称をそのまま記載しているものですから、内容としては全く同じであります。

○西原委員
 確かにマスコミからしか情報が入手できない流れで、私も含めてですけれども一般質問等でもっと情報を流すべきだと言う議員がおりました。そういった意味では、いろんな県民の方に直接情報が届く方法になっていると感じました。

 市町、団体にその情報を流したとのことですが、私たちは新聞で初めて難波副知事が3市の自治会長の集まりの中で説明をされたと聞きました。市町は分かりますが、関係団体はどれくらいのところにどのような御案内をされたのでしょうか。

○織部くらし・環境部理事(南アルプス環境保全担当)
 流域市町が10、利水団体が11あり、全てにそういった形で御説明いたしますと案内を出しました。
 自治会長連合会の説明会につきましては、その案内とは関係なくそれ以前より連合会からお話を頂きたいと御連絡を頂いて実現したものです。

○西原委員
 今上がっているところを見ると、島田市主催の説明会の中に藤枝市の自治会も入っていますが、大井川右岸側の市町から来てほしいと話が出ている印象があります。ぜひできるだけ均等に、情報が偏って流れるのではなく流域10市町に公平に説明する必要があると思います。

 また、コロナ禍でもありますので、あえて人を集めて説明に行くのも1つの手ではありますけれども、今はいろんな方法があります。こういった情報を流しますよと例えばビデオメッセージというのはおかしいですが、ズームとも言いませんけれども、そういった情報を地域で見ていただければ分かる手法を取り入れることは検討していますか。

○織部くらし・環境部理事(南アルプス環境保全担当)
 御提案があったようにいろいろな形で情報発信ができますので、様々な形で情報発信をしていきたいと思っております。
 この説明会の目的は、そういった状況を知っていただくことと地元の皆様がこの状況をどう捉えているのか、どういったところに御意見を持っているのかを把握したいところにありますので、双方でコミュニケーションが取れる形で今後も様々なツールを使ってやっていきたいと考えております。

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