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委員会会議録

質問文書

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令和5年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:杉本 好重 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:自民改革会議


○杉本委員
 一問一答方式でお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書12ページの下段にありますバーチャルシズオカの推進について質問させていただきます。
 3次元点群データを取得してバーチャルシズオカを構築することで様々な分野への活用に取り組んでいると書かれておりますが、説明資料16ページの中段の評価アに計画どおりに県内ほぼ全域において取得が完了した、誰もがウェブ上で見ることができる環境整備を実現するために次世代インフラプラットフォームについて東京都と共用運用の協定を9月に締結したと記載がございます。これはバーチャルシズオカをどこでも閲覧することが可能になったと思っております。
 そこでお伺いしますが、東京都との協定に至った経緯をまずお聞かせください。

○増田未来まちづくり室長
 本業務は、令和3年度の段階でインターネット上に3次元地図を構築し3次元点群データを搭載しようとしていた東京都と、3次元点群データを取得済みで利活用などの知見を持った本県が3次元地図と3次元点群データの知見を共有することによって相互発展を共に目指すため協定を結んだ次第であります。

○杉本委員
 お互い持っているものを共用して一緒にやっていくとの答弁でございました。
 具体的な内容や今後活用が見込まれる内容とその効果についてもお伺いします。

○増田未来まちづくり室長
 プラットフォームがもたらす効果についてお答えいたします。
 3次元点群データは、今まで専用ソフトを用いなければ閲覧、加工することができませんでした。しかし今年4月からは、この共同運用するプラットフォームによって3次元点群データをインターネット上で閲覧やダウンロードができることから、誰もが自宅のパソコンなどで3次元のバーチャル、いわゆるデジタルツインの世界を見ることができるようになりました。
 これによって、従来専門性が高かった3次元点群データが一般的で汎用性の高いデータとなり、県内の建設業者や測量業者、設計業者はもちろん県や市町などの行政機関、県民にも様々な場面で活用されるデータになるものと考えております。例えばデータ利活用について、不動産関連団体や司法書士会、全国各地の地方自治体より様々な問合せがあるように、データの見える化による効果が建設インフラだけでなく様々な分野において広く展開されているものと考えています。

○杉本委員
 ありがとうございます。
 3次元点群データは、熱海市の土石流災害のときも活用されて被害拡大の原因となった盛土の存在を突きとめたと新聞で拝読しました。今御答弁がありましたように一般的に広く周知することが何より大事だと思っております。
 これは意見でございますが、全国に先駆けて取得したわけですから、災害対応のみならず東京都と共用してこのプラットフォームがさらに様々な分野で利活用されることを望み意見としたいと思います。

 それではもう1つ質問させていただきます。
 説明資料64ページ県有建築物のZEB化の推進についてお伺いします。
 先日の県外視察で北海道古平町のかなえーるという複合施設を訪問しまして、委員会等でもZEB化という言葉を何度も耳にしておりましたが、具体的にその建築物を見ることができ大変有益な視察だったと思っております。
 そこでお伺いしますが、この説明資料にもありますように新築建築物の設計時におけるZEB化の検討を効率的に進めることができるよう県有建築物ZEB化設計指針を策定したとございますが、その策定効果について伺います。

○勝又建築企画課長
 建築管理局では、令和3年度から新たに建設する建築物についてZEB化に向けた検討を開始しましたが、その当時どのように進めたらよいかが明らかになっておらず、設計段階で手戻り等が生じることがございました。そこで省エネの目標値や建設コスト等を考慮した具体的な手法をまとめたZEB化設計指針及び活用マニュアルを策定し、これにより効果的かつ効率的にZEB化することが可能となりました。
 また、市町や民間の建築物にもこの指針が活用されるようホームページで公開するとともに、様々な場を利用して講習会を行った結果、幾つかの市町からZEB化に向けた相談がございました。
 このように県が率先して指針を策定したことで、市町を含めた公共建築物のZEB化の推進に一定の効果があったものと考えております。

○杉本委員
 先ほどの古平町のかなえーるは完成から1年ちょっとだったと思うのですが、本当に省力化に努めておいでで大変すばらしい建物だと思っております。浜松市の住宅産業の方と話しますと既にZEB化により社屋を新しく造ったという話も聞きますし、カーボンニュートラルやZEB化をうたった建築会社の広告看板を見ますと、社会がそちらの方向に向いていることを如実に感じることができます。
 これも意見でございますが、県有建築物だけではなく民間へも広く周知してZEB化の浸透を図っていただくことを望みまして、意見とさせていただきます。私からの質問は以上でございます。

○新井経理課長
 先ほど3番委員から質問がありました工事費の不用額についてお答えさせていただきます。
 静岡県歳入歳出決算書に記載してございます交通基盤部の各費目の工事請負費の不用額を合計いたしますと、合計で9467万4635円でした。これには災害対策費も含んでおります。
 入札不調・不落等が生じますと大概再入札いたします。そこで決まらない場合はほかの工事に差し替えて入札を行いますので、この不用額につきましてはほとんどが入札差金でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp