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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:12/16/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 質問に入る前に私は議選監査委員ですが、経済産業部だけは監査をしておりませんのでよろしくお願いいたします。質問方式は分割質問方式でお願いします。
 まず、次期総合戦略関係で全般的なことについて4点ほど伺います。
 実は、我が会派ではプロジェクトチームをつくっていろんな議論しております。
まず1つ目に、合計特殊出生率の目標を2.07としております。これは国の指針ですけれども現実的な数字ではないんじゃないかと思います。これが例えば将来人口、老齢人口比、年少人口比、生産年齢人口比などの数字ではかるといかがなものかと思います。
もう少し現実に即した出生率の提示についての議論がありましたので、見解を伺います。

○相坂委員長
 これは所管は大丈夫ですか。
 齊藤産業政策課長答弁できますか。

○齊藤産業政策課長
 知事直轄組織の所管です。

○曳田委員
 わかりました。じゃあ結構です。

 次に、いわゆる指標の文言の扱いについてです。いわゆるKPIが設定されていますけれども、これも会派内で議論していまして、KPI――キー・パフォーマンス・インディケーターの頭文字をとってKPI――重要業績評価指標と言われますが、最終目標を達成するために必要なプロセスを評価するための指標と定義されています。それに対して目標値はKGIと言います。これはキー・ゴール・インディケーターの頭文字をとったもので、日本語では重要目標達成指標とされております。
 したがって、企業や組織、企業、個人が何らかの目標を目指して活動する際に目的が達成されているか評価するために用いるのがKGIであることから、いわゆるKPIも用意されているわけですが見解を伺います。

○相坂委員長
 産業委員会所管のうち具体的に気になる指標はありますか。それを御提示いただいたほうが答弁しやすいと思います。

○曳田委員
 質問過程でお聞きしたいと思います。

 次に、気になるのはSDGsの絵が次期総合戦略素案の中にいろいろ描いてあるんですけれども、SDGsは本来17の指標があるわけです。このことに関して、例えばある市ではSDGs宣言として17目標を掲げて推進していると聞いているんですけれども、次期総合戦略との関係について、例えばSDGsがこう位置づけられているから次期総合戦略にリンクするんだと理解していいのかお答えください。

○相坂委員長
 8番委員に申し上げます。
 次期総合戦略を総論として作成している知事直轄組織で先ほどの質問をする場合にはいいかもしれませんが、産業委員会では事業を次期総合戦略素案に落とし込んで所管事業として実施することになるので、所管事業と関係させて御質問願います。KPIについても今の問題についても同じだと思います。

○曳田委員
 わかりました。
 次に、産業委員会説明資料により質問します。
 まず、説明資料15、16ページの産業成長戦略の推進についてです。16ページに第1回産業成長戦略会議での主な意見がございます。出席者を見ると最前線で活躍している経済人の意見により取り組んでいると思いますが、意見を聞いて皆様は率直にどんな感想を持ったかお聞きします。

○齊藤産業政策課長
 産業成長戦略会議における主な意見についての率直な感想でございます。我々から産業政策として会議において2020年にかかわる産業成長戦略の骨子案をお示ししました。あわせて今ある産業成長戦略の進捗状況についても報告し、産業界からの貴重な意見を伺いました。我々も基本的には現場の意見に的確に対応していくことが必要であると考えており、いただいた意見については来年度の予算編成中も議論させていただきながら、詳細を詰めてまいりたいと考えています。

○曳田委員
 冒頭お話ししたとおり、例えばこの会議の中で中西氏は静岡銀行の代表取締役会長、酒井氏は静岡鉄道の代表取締役会長、鴇田氏はTOKAIホールディングス代表取締役社長であり、かなり具体的な思いがあるわけです。意見をもとにやるのは確かに必要ですが、できましたらせっかく産業界のお話を聞いているわけですから、段階ごとに皆さん方の御意見を聞いて、より具体性のある方向で今後の戦略を推進していただきたいと思い質問させていただきました。

 2つ目が、説明資料18ページのTECH BEAT Shizuokaについてです。実はAOI―PARCが地元なのでよく言われるんですけれども、例えば説明資料の中で現在複数の協業事例が生まれているとありますが、これは具体的にどういった内容ですか。

○池ケ谷産業イノベーション推進課長
 TECH BEAT Shizuokaに関する御質問にお答えいたします。
 本年7月に開催したTECH BEAT Shizuokaには2日間で約3,300人が来場し、合計で328件の商談が行われました。
 具体的な案件として、県内の製茶問屋と都内のベンチャー企業が連携し体調に合わせて最適なお茶を抽出するティーポットの共同開発や、企業との協業に加え行政との連携も進んでおり、危機管理部関係ではICTベンチャーが開発した無人航空機を活用し、伊豆半島沿岸部において災害時に船舶から物資を輸送する実証実験を行っております。

○曳田委員
 わかりました。
 先ほど7番委員が大手のメーカーとの連携について質問されていましたが、地元沼津市も含めて東部のどういった企業が参加されたのか教えていただけますか。

○池ケ谷産業イノベーション推進課長
 具体的な企業名についてですが、当日の商談は328件あり、当日実施できなかった商談や継続されている商談、あるいは開催後に新たに始まった商談が多々あるため、それらをフォローアップしています。
 企業情報の詳細は具体的には申し上げられませんけれども、9月20日現在で2回目以降に進んだ商談件数が100件を超えており、具体的な交渉が進められている状況にあると考えています。

○曳田委員
 AOI―PARCは地元から仰ぎ見る場所にあって、沼津市も含めてなかなか何をやっているのかわからないという声があります。私は説明するんだけれども、やはり分からないといった声が多いです。せっかく地元にあるので商工会議所等も含めてもう少し丁寧に、より地元の方々に向け窓口を利用していただけるよう工夫をお願いしたいと思います。

 それから、説明資料19ページです。
 ファルマバレープロジェクトにおける山梨県との提携とあるんですけれども、当初私どもはファルマの意味はドイツ語で医薬だと聞いたので、恐らくファルマバレーはがんに対して夢の新薬をつくるプラットホームだとイメージしていました。周辺には協和キリン株式会社だとか三島市の国立遺伝学研究所や遺伝子工学、あるいは製薬にたけたいろんな会社があり、当然それらとリンクしてさまざまなものを開発するのかと思っていたんですが、ファルマバレーの目的に医療機器の開発と文言がございます。いつの間に医薬品から医療機器になっていったのか非常に不思議でした。当初視察したときに、富士宮市にあるテルモ株式会社の第2工場みたいな雰囲気だったんです。どこに医薬を開発するセクションがあるのかなと思いました。その後旧長泉高校にブースを設けいろんな方々が入居しており、私の知っている会社も何件かありますが、医薬品の開発といった部分では違う気がします。
 山梨県と連携されるのは結構ですけれども、今後のファルマバレーの進め方はそうなっていくのか、本来ファルマバレーという言葉をかりるならば医薬の開発になると思いますが、どうもこれまでの流れを見ると違う気がするんですが、見解を伺います。

○三田新産業集積課長
 ファルマバレーの製品開発の関係でお答えいたします。
 ファルマバレープロジェクトは、静岡がんセンターの医療現場における課題に対し地域企業の技術を活用して製品化に結びつけ、産業を活性化させることを目的に進めています。がんセンターでは研究所を中心に医薬面の研究も行われておりまして、現在は遺伝子解析に伴うHOPE事業を進めています。
 また一方、医薬品は開発に時間がかかるため地域企業の技術を活用した医療機器を開発しており、ファルマバレーセンターで本年9月までに123件の製品開発を支援してきました。このうち医療機器の開発は32件を数えています。最近の製品としては、心臓カテーテルや手術時に使用する腕の固定具も開発しています。
 また、医療機器の開発過程で介護、福祉現場でも活用できる機器が数多くあることから、現在ファルマバレープロジェクトでは自立支援、健康長寿に役立つ機器の開発も進め、より広く地域企業の皆様に参画いただけるように取り組んでいます。 引き続き、ベッドサイドニーズや介護現場のニーズに基づく製品開発を進めていきたいと考えています。

○曳田委員
 おっしゃる意味はよくわかります。我々からしてみれば当初本当に夢の新薬を開発され、みんながアイデアを広げることで長寿ケアになると思っていたので、今の御答弁を聞いていると違う気もします。ただせっかくファルマバレーと名乗るわけですから、ぜひもう一度原点に立ち返って企業等と連携するスキーム、あるいはプラットホームの提供を推していただけるよう取り組んでいただきたいと思います。当然山梨県との連携は非常に大事なことです。今後も進めていただいて結構ですけれども、ぜひファルマバレーという名前に立ち返って進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 説明資料27ページの創エネについてです。マッチング交流会の中で9件のシーズ事業提案の発表とあったんですけれども、主にどういう内容だったのか教えていただけますか。

○川田エネルギー政策課長
 創エネ・蓄エネ技術開発支援事業のうち、10月18日に開催した今年度の9件のシーズ事業提案については、提案者は静岡畜産技術研究所や静岡製缶有限会社、静岡製機株式会社で、内容は乾燥家畜ふんのエネルギー利用技術の開発、小型低コストの高効率バイオマス発電設備の実用化といった9件です。

○曳田委員
 創エネ・蓄エネと銘打っていて名前がすごいですよね。この前もノーベル化学賞受賞者の吉野氏はイノベーションが持続可能な社会を実現すると言っておられるわけですけれども、静岡県が持続可能に発展するための大きな1つのベースになると思うので、この件に関してはマッチング交流会も9件と言わずにぜひもう少しできることで進めていただきたいと思います。

 次に、説明資料31ページの産業人材の確保についてで、総合戦略素案では48ページです。 次期総合戦略素案48ページのKPIのうち、県内出身大学生のUターン就職率の目標値は43%です。議論の中での目標値がKPIと書かれているものですからちょっとわかりにくいなと思います。 先ほど言ったように、これがKGIであるならば目標値として理解できるんですが、この値をこのとおり我々は受けとめて目標に取り組んでいくと理解してよろしいでしょうか。

○齊藤産業政策課長
 KGIの関係についてお答えいたします。
 KPIを設定しておりますが、8番委員御指摘のKGIはそれぞれの取り組みに関する施策の最終目標の達成度合いを評価するもの、KPIは最終目標を達成するための活動の達成度合いを評価するものと理解しております。
 総合戦略の最終目標であるKGIに相当するものについては、現在5つの戦略ごとに掲げている目指すべき具体的イメージだと考えています。
 これについては総合戦略の構成のことで経済産業部だけでなく全体にかかわる話ですので、総合政策課と調整していきたいと考えています。

○曳田委員
 わかりました。
 総合戦略素案の目標値について引き続き伺います。
 少し細かくなりますけれども、同じく次期総合戦略素案の48ページの3番目にふじのくにパスポートホームページの閲覧件数とあるんですが、この指標は閲覧件数とするよりも登録数のほうがいいのではないかと議論したんですがいかがでしょうか。

○宮崎労働雇用政策課長
 ふじのくにパスポート登録者数についてお答えします。
 前回、9月定例会の当委員会において話題になったLINEの登録者を目標においてはどうかといった趣旨の質問だと思います。LINEでの登録について、ここひと月のうちに幾つか高校を回らせていただきました。10番委員から、学校の先生に登録してもらって生徒に周知する取り組みが弱いのではないかと御指摘を受けましたが、改めて確認できたこととしてLINE登録はしていないけれどもホームページは閲覧している方がかなり多かったです。年配者はLINEをやらないけれども、ホームページは見ていてふじのくにパスポートのホームページは知っており、情報は見ているという話でした。そのほかに現在LINEの登録者数よりもホームページの閲覧数が伸びている状況であることから、LINE等によって全ての情報発信につながるわけではなく、実際にはホームページの検索による情報発信が一番の大きな市場になると考えており、今回のふじのくにパスポートについてのKPIはLINE登録者数ではなく閲覧数とさせていただきました。

○曳田委員
 わかりました。
 確かにそうですね。いいねは少ないくても見ている人は結構いるかもしれないですから、なかなか分かりにくいと思います。ただ指標であり目標値ですから、意味合いとしてどうかと思いましたので質問させていただきました。

 次期総合戦略素案の49ページ、静岡U・Iターン就職サポートセンター利用者とあります。一瞬そうかなと思うんだけれども、例えば30歳になったらといった枕言葉をつけたほうが受ける側がぴんとくるんじゃないかと議論もあったんですが、見解はいかがでしょうか。

○宮崎労働雇用政策課長
 8番委員にお答えします。
 現在、「30歳になったら静岡県!」をキャッチフレーズに首都圏から出産や親の介護、結婚等によりもう一度ふるさとを見直す時期、また首都圏で頑張っていてもなかなか自分の思いどおりにいかず、もう一度戻って仕切り直したい方がいますので、8番委員御指摘のとおり確かに30歳になったらといったキャッチフレーズを指標に置くことはかなり外部的にはインパクトが高いと考えています。ただ従来からずっと使っている指標ですので検討事項とさせていただきたいです。

○曳田委員
 次に、説明資料33ページの外国人材の活用についてうかがいます。
今外国人がふえていますよね。静岡市に名古屋入国管理局静岡出張所があるんですけれども、連携や話し合いをやったことがありますか。

○増田職業能力開発課長
 入国在留管理局等とは、ことし5月から技能実習制度及び特定技能制度説明会を開催いたしまして、毎回名古屋出入国在留管理局あるいは静岡出張所所長あるいは浜松出張所所長がお見えになっており、常にいろいろなお話をさせていただいて情報交換、意見交換ができていると考えています。

○曳田委員
 非常に気になるのは、留学生や実習で来ても逃げてしまったといったいろんな話を聞くんですけれども、前も言ったように私は沼津市選出なんですけれども、聞くところによると外国人は来ているけれども留学生や実習生が結構いるんですよ。 例えば、どこか職がないかと僕らのところにいきなり来るわけです。でも我々は今の話を聞いていて出入国管理法の中で動いているからそうはできないとよく話します。
 何が言いたいかというと、ここまで人数がふえていることを把握し対処していかないと、どんどんわからない外国人がふえて一体どうなるんだろうと不安も出ることになりますが、この辺はいかがでしょうか。

○増田職業能力開発課長
 外国人の就労状況については、基本的にそれぞれ外国人を雇用した企業がハローワークに届け出ることが義務づけられておりまして、この結果を厚生労働省では公表等することになります。
 御指摘のあった一定の在留資格で入国した外国人が逃亡したり、資格外活動しているといった法令違反等がある場合は、入管当局あるいは静岡労働局、さらには技能実習生であれば外国人技能実習機構といった監督官庁間で調整しています。

○曳田委員
 わかりました。
 まさしくそうだとは思うんですが、実際身の回りに外国人がふえてくると、経済産業部の所管ではないかもしれませんが外国人の活躍促進を目指すわけですから、今後何らかの対応をしていかないと、犯罪と結びつけるわけではないけれども地域住民からすると非常に不安ですので、今後はぜひ入管当局とも連携しながら把握に努めていただきたいと思います。

 あと説明資料39ページの県融資制度について、1600億円の融資枠に対して18%、260億円ですね。前にも言ったんだけれども、経済指標のうち金融も結構大きな指標になるんですよね。経済が活性化しているのはお金が回っているからであって、実際いろんな指標で見ますが、この数字を見る限り本当に静岡の経済は大丈夫かなと思いますが所見を伺います。

○鈴木商工金融課長
 制度融資の利用状況をどう考えるかですけれども、8番委員御指摘のとおりいかに企業に資金が行き渡っているか、お金が回っているかが重要だと思います。
 制度融資は、性格上守りの資金と攻めの資金に分けられます。通常の資金繰りに充当する事業資金と大きな経済変動や災害などに対する経営安定資金が守りの資金であり、積極的な事業展開を支援する特別政策資金が攻めの資金です。
 近年、中小企業向け制度融資の利用が減少しているのは、守りの資金である事業資金と経営安定資金の利用の大幅な減少が要因となっております。その理由として景気が緩やかに拡大を続けていたことや企業の経営状態が良好だったこと、政府の低金利政策により金融機関による低金利のプロパー融資が増加したことが要因だと考えます。
 ちなみに、過去2つの資金の利用が最大になったのはリーマンショック後の平成21年度で1926億円利用され、融資枠も全体で2400億円となりました。
 それからもう1つ、1600億円の枠内に中堅・大企業向けの大型設備投資を支援する産業成長促進資金も入っております。これについては利用が増加しているものの、枠に対しての御利用はまだ少ない状況になっております。これについて企業に訪問調査し状況を伺いましたら、自己資金と立地の補助金の利用で足りていて融資までは必要ない状況だと伺っています。
 こうした状況からまとめると、これまで企業の経営状況がよく金融機関も融資に積極的であり制度融資といった公的な支援に頼らずとも現在企業にお金が行き渡っている状態だと分析しております。
 ただ最近、景気動向を示す指標の変化や10月から中小企業災害対策資金を発動していることもあり、状況変化に対し引き続き必要なときに必要な方が制度を利用できるよう金融機関、信用保証協会等と連携していきたいと考えています。

○曳田委員
 答弁のとおりではないかとは思いますが、数字を見ると成長産業分野支援資金79件、ふじのくにフロンティア推進資金4件、新規事業展開支援資金156件と記載があります。公的資金がなくても民間資金が回っているとお話がございました。これは私の感想ですが制度の周知の仕方だと思うんですよね。やはり我々が言うように県勢の発展のためには、1600億円の融資枠がある中でわずか250億円の実績では不足していると思います。やり方であり、工夫であり、皆さん方の意気込みだと思うんです。ぜひ100%とは言いませんが、少なくとも50%になるぐらいの取り組みをやっていただきたいと思いますので要望します。

 最後に全く別で豚コレラの件で、1つだけお聞きします。
この前視察に行ったときに気になる話を聞いたんですが、愛知県で豚コレラが発生していて、普通ならば湖西市や浜松市で感染が広がると思いますけれども、いきなり藤枝市へ飛びましたよね。この理由について、何か皆さんで思い当たることはございませんか。

○伊藤畜産振興課長
 8番委員のおっしゃるように、私どもも当初は愛知県もしくは長野県といった、野生イノシシから陽性反応が検出された隣県から県境を通ってウイルスが入ってくると考えておりました。今まで県全域で抗体検査を実施し22頭のイノシシで陽性反応事例が検出されましたが、全て藤枝市と藤枝市に隣接する静岡市葵区と駿河区でした。市はまたいでおりますけれども、ほぼ1つの山というか1つのエリアの中で陽性反応が検出されております。
 現時点でなぜこの地域で陽性反応が出たのか確固たる証拠は残念ながらつかめておりませんけれども、今後も県全域の野生イノシシの抗体検査、抗原、遺伝子検査を進めていく中で、どうして藤枝市と隣接する静岡市で陽性反応が出たのか究明していきたいと考えています。

○曳田委員
 イノシシに対処するのは大事なことだけれども、発生原因についてもう少しウイングを広げて情報収集してていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

○相坂委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開を15時25分とします。

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