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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 駿一 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○良知(駿)委員
 それでは、一問一答方式でお願いします。
 先ほど来からあります産業委員会提出資料7ページの工業用水道事業におけるDXで、AIに関してお尋ねします。ここに書かれている課題として、塩素注入率の設定がベテラン職員による高い技術力と豊富な経験が不可欠だと書かれておりまして、取組内容を見るとその気象データと原水水質のうち残留塩素濃度に影響を与える因子を調査とあるんですが、この部分の因子をAIに学習させることで適切な注入率を取得するとあります。この因子の設定として気象データと原水水質以外に何か考えられているかお聞きしたいと思います。

○青山水道企画課長
 現在考えられる要素としては、気象データの日照時間、風速等のデータが影響があるのではないかと考えております。これまではそういった気象計を浄水場に設置しておりませんでしたのでしっかりしたデータは取れなかったんですけれども、データを昨年度から引き続き収集しまして相関関係がある程度分かりつつあるところで、今まではその辺の感覚的なものを生かして数値化して出力していましたがほぼ最新に近いシステムを導入していくことを考えております。

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。
 気象データはいわゆるデータ化しやすいものであります。中央監視室でも濁度、水温、pHとありますけれども、これも数値化できるので分かりやすいところだと思います。実際AIに学習させるときには記述できるものの相関を調べるのであれば、それをそのまま若手、中堅職員に伝えることで事足りると思うんです。
 ここの課題の本質としては、ベテラン職員が技術的、感覚的、暗黙的に持っているものは何なのかを学習させないといけないと思うんです。その辺に取り組んでいただかないといけないと思うんですけども、見解について教えてください。

○青山水道企画課長
 残留塩素につきましては非常に管理が難しい浄水場の濃度だけではなく末端の一般家庭に届くまでの濃度をどのようにして管理していくかというところがございます。浄水場の数字が分かるだけではなくて、そういったことも勘案しながらベテラン職員が過去の経験を基にして微調整を繰り返しながら少しずつ数値を動かして調整しているということで、単純に数式化することが非常に難しいと聞いております。そういったことで、そのベテランの微調整の部分をAIにしっかり学習させ、うまく浄水場の運転をしていこうと考えております。

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。
 本当に今おっしゃっていただいたことだと思うんです。いわゆるベテランの職員が感覚的に微調整しないといけないところをどうデータ化するか、その取組についてお伺いしているんです。そこをやっていかないと恐らく期待する効果が見られない。数値で求められるものだけじゃなくてそこをやっていかないといけないという話でお尋ねしたんですけど、まだ計画には入っていないということでいいんでしょうか。

○青山水道企画課長
 現在ベテランの職員の操作と気象データによる仮の数値と整合がどの程度取れるか。相関をほとんど同じ状態に操作できるかも含めて検証しておりまして、最終的に今年度末にはその辺の状態が判明すると考えておりまして、その微調整の範囲まで現在調査をしているところです。

○良知(駿)委員
 ありがとうございました。そこは非常に重要だと思いますので、デジタル戦略局とも連携して取り組んでほしいと思います。

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