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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:06/28/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 分割質問方式でお願いします。
 産業委員会提出資料の3ページ、給水能力と契約水量の関係ですけど、いろんな工業用水があって、柿田川のほうは100対100ですごいきれいな感じで見えるんですが、浜松の西遠は17.1と契約率が低い。さらに低いところを見ると合併前の富士川が12.6で、時代の推移等もあるのかもしれませんが、ここの理由は何かございますか。

○岩井経営課長
 8番委員御指摘の令和3年度末の契約状況についてお答えします。
 現有給水能力に対する契約水量の割合であります契約率につきましては、8番委員御指摘のとおり、ふじさん工水の富士川が12.6%、それから西遠工水が17.1%で低いものがございます。
 まず、ふじさん工水の富士川につきましては、令和2年度に大口ユーザー2社が相次いで利用を廃止したことで急激に契約率が低下したものでございます。それから西遠工水につきましては、平成14年度以降、地域の主要産業であります繊維産業等で産業構造の変化により倒産でありますとか事業所の統廃合など、工業用水の利用を廃止する企業様が増加したことで契約水量が減少したということでございます。
 それから、令和元年度と令和3年度に料金の見直しに伴って契約水量の見直しを行いまして、実際の契約水量を下げたものですから、それに伴って契約率が低下したということでございます。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 例えば富士川でいくと、21万4000立方メートルの給水能力があるのに2万6000立方メートルしか契約してないということは、約9割ぐらいが無駄っていうか不必要なように見えるんですよね。これは例えば、ここから先は使う会社がいないっていえばバルブを閉めたりそういう措置をするのか。12.6%しか使われてないのに、給水の仕方は、例えば圧が一緒なら100の管に対して12でいいわけですよね。この給水管を見た場合に水はどういう状態なのかちょっと素朴な疑問が湧いてきたんですけど、分かるように教えていただけますか。

○青山水道企画課長
 工業用水道も水道も同じなんですけれども、高いところに水を集めまして、そこから自然流下で管で流していくことになります。実際使用量が少ない状態になると、流速が下がりますが構造上特に水が流れる流れないにそれほど問題はないんですけれども、ただ、今の課題といたしましては、将来的に更新をするときに、その規模でやるととんでもない無駄なものになってしまうことになります。そういったことで、現在老朽化し始めておりますけれども、更新する際には現在使用している水量に応じた能力に造り替えていくべきだと考えております。

○大石(哲)委員
 そうすると、これは工業用水ですけど、上水で考えるとパイプの中にたまっている時間が長いっていう感覚で、要はスイスイ流れる100%の水よりも、12%の水は古い水が来る可能性があるということでいいのかな。

○青山水道企画課長
 簡単に言うと8番委員御指摘のとおり古い水ということになるんですけれども、水は各家庭に常に使われておりますので、例えば2か月、3か月前の水がということではなくて、やはり数時間のうちに流れてきているということで、それに応じた浄水場で消毒をしておりますので、安全性については問題ないと考えております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 なかなか不思議だなと思って、ちょっと私の頭ではまとまらなかったんですが、もう1つ最後の質問です。

 水道施設の耐震化を鋭意進めていただいていまして、浄水場は79.3%、管路は48.8%という説明が提出資料4ページにございますが、この数字は全国的に見てどの程度なのかということ。先ほど出ました浄水発生土の関係で、浄水場って相当な面積でろ過、沈殿機能を持つということだもんですから、この浄水場を耐震化、下に免振装置を付けるわけにもいかないのですが新たに造り直すとか、どうやって耐震化を図るのか。管については、当然地震に強い管に入れ替えるのは分かります。この創意工夫・コスト削減事例集の8ページに、一回り細い管を押し込んで、道路を掘る作業を省くということですが、これをやることで耐震化が図られるのか。この耐震化の数字と耐震のやり方について教えてください。

○青山水道企画課長
 まず、耐震化率の全国との比較についてお答えいたします。
 まず、提出資料4ページの浄水場等の施設の耐震化状況につきましては工業用水道、水道合わせて79.3%でございます。これに対しまして厚生労働省の資料によりますと、全国の耐震化率は浄水場で38.0%、あとその他配水池という池があるんですけど、そういったもので60.8%で、79.3%に比べるとかなり低いということで企業局のものにつきましては進んでいると考えております。続いて管路につきましては、企業局の管路が48.8%に対しまして、全国の平均が40.7%でこれも平均よりは高い状況にございます。
 それから耐震化の方法でございます。
 浄水場については、かなり大きな池の構造物でございます。これまで耐震化をしてきた事例から考えますと、池の壁や底のコンクリートの厚さを厚くする方法でおおむね耐震化が図られております。あとは、ちょっと細かいんですけれども、鉄筋の量が足りないものも、それを足すことで耐震化を図っておる状況でございます。それから管路の中に挿入するので耐震化が図れるのかという御質問につきましては、パイプインパイプ方法というものでありますと、中に挿入する管は耐震対応の管を挿入しておりますので、それ自体が耐震化されておりますので、外側が多少損傷したとしても耐震対応になるということでございます。

○大石(哲)委員
 なかなか静岡県は耐震化、各住宅のこともそうですけど、随分前から地震対策は取り組んでいてくれるのでこのような数字になったと思うんですが、先ほどの管路のほうは多分弾力のある管を入れるんだろうなとは思うんですけど、浄水場の壁を厚くするって、給水しながら壁や底を厚くしたり、鉄筋を足す工事はなかなか難しいですね。どうですか。

○青山水道企画課長
 浄水場の池でございますけれども、基本的に故障ですとか、あと清掃も維持管理のために必要になります。それに備えましてトータルとしては、大きな池を持ってるんですけども3つ、4つのうち1つを空けてメンテナンスできるようにしております。そういった形で少しずつ段階的に工事を行う方法で、水を流しながら工事をしております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
昨年の暮れでしたかね、和歌山県で紀の川を渡っている水道管橋が老朽化だと思うんですけども、一旦そうなると多くの住民が苦労しますので、引き続き鋭意頑張っていただくよう要望いたしまして、質問を終わります。

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