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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 利幸 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:自民改革会議


○鈴木(利)委員
 それでは、分割質問方式でお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書105ページについて質問します。
 関係機関や住民が一体となった総合的な治水対策の推進のところの流域治水の取組について御説明願います。

○山田河川企画課長
 流域治水につきましては、流域のあらゆる関係者がそれぞれの持っている対策を総動員させる形で取組を進めているものになります。その中には、河川管理者である県等が行う河川の改修や貯留施設などの対策があります。そのほかソフト対策として住民等が参加する避難体制の確立などがあり、ハード・ソフトを総動員して取り組むものが流域治水になります。

○鈴木(利)委員
 分かりました。
 住民の役割は避難対策などのソフト対策なんですか。いろんなことに関わるわけじゃないんですね。

○山田河川企画課長
 多くは避難などのソフト対策が中心の自助の部分になるかと思いますけれども、それ以外で水田貯留というものもあり、農家の御協力を頂き極力直接川に水を流さない対策もございます。

○鈴木(利)委員
 そうすると、田んぼが貯水池になるわけですか。

○山田河川企画課長
 当然ふだんは田んぼとして使っていますので、湛水の深さなども栽培に支障のない範囲で設定されています。農業に支障があってはいけないものですから、何とか農家と折合いをつけてやっています。

○鈴木(利)委員
 田んぼをため池にするのはちょっと難しいと思います。減反政策もまだやっているので、買い上げてため池にしたほうがいいと思います。

 流域治水プロジェクト44水系と水災害対策プラン14地区について、令和3年度末を目途に策定作業を進めたとのことですが、策定を完了していないものについて理由を伺います。また策定済みの水系、地区について今後どのように浸水被害軽減対策を進めていくのか伺います。

○山田河川企画課長
 策定の状況についてですけれども、令和3年度末時点で流域治水プロジェクトが44水系中16水系、水災害対策プランが14地区中5地区で策定が完了しておりますので、まだ全て完了している状況になっておりません。
 理由としては、それぞれのプラン、プロジェクトはあらゆる関係者が協働して水害を軽減させるため、例えば学校で貯留施設を造るなど様々な取組があり、関係者との調整に多くの時間を要しているためです。
 また、策定済みの計画はプラン、プロジェクト策定時に組織されている流域治水協議会において管理者、事業者が行う施策の進捗を定期的に確認して着実に事業を進めていきたいと考えております。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございます。
 残りの箇所ですが、大体いつ頃を目途に完了させる予定ですか。

○山田河川企画課長
 なるべく早くつくりたいと思っております。先般の台風15号の影響も踏まえて、どんな形で対策ができるか考えていく必要があると思っております。
 台風15号は計画規模をはるかに上回る規模で、その浸水エリアを解消するのはなかなか難しいと考えております。浸水被害を軽減させる取組も含めて時間をかけて検討していきたいと思っております。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございます。
 私は、他県に比べて静岡県は計画的な取組が進められていると感じております。これからも災害はどんどん大きくなってくると思います。それは気温が高くなっているからですので、限りある予算で計画的に進めていただきたいと思っております。
 
 次に、説明資料116ページの県土強靱化対策事業でございますが、やはり近年の豪雨は大変すごいものですのできっちり対応していきたいと思っておりますが、豪雨を受けて河川の掘削などの状況をお話し頂きたいと思います。

○八木河川海岸整備課長
 令和元年10月の台風19号で県内各地で家屋の浸水被害が発生したことを受け、令和2年度から令和5年度まで年間総事業費15億円で河川の堆積土砂の撤去や樹木の伐採等を緊急的に実施するものです。令和3年度は県内62か所で実施し、出水時における河川水位の低減につながったと考えております。
 当事業の実施により、令和元年度から実施している国土強靱化のための3か年緊急対策、5か年加速化対策と併せてさらなる事前防災対策を加速させるものです。

○鈴木(利)委員
 災害は起きてからのほうがお金がかかりますので、先ほどから言っているとおり計画して限りある予算を使って少しずつ整備していただきたいと思っております。
 私は、災害はやはり事前の仕事が大事だと口を酸っぱく言っておりまして、私の地元の都田川も今は水抜きもしておりますが、七夕豪雨で川があふれるようなことがあり、これからはそのようなことのないよう少しずつ計画的にやっていただきたい。
 それから、都会の中にも川は流れておりますので、その都会の中の川も地下などにためるところを造らないといけない時期が来ているのではないかと思っております。そんなことも含めまして、これからも計画的に事業を進めていただきたいと思っております。

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