本会議会議録


質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 驪v 議員
質疑・質問日:03/01/2023
会派名:無所属


○山本委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、文化観光委員会説明資料12ページのスポーツの聖地づくりについて質問させていただきます。
 基本方針2にパラスポーツの聖地づくり推進事業とありますが、静岡県はとにかく広いので、パラスポーツの聖地は静岡県全域なのか、それとも東・中・西部それぞれに拠点等を置くのか教えてください。

○大村スポーツ振興課長
 県のスポーツ推進計画におきましては、スポーツの聖地づくりを基本理念に掲げております。
 このため、パラスポーツにつきましても、特定の地域ではなく県全体で進めていきたいと考えております。

○山本委員
 それでは、スポーツなしにして聖地の定義はどう捉えておりますでしょうか。

○大村スポーツ振興課長
 聖地についての考えでございます。
 中心地の表現はいろいろあるかと思いますが、やはり憧れを抱き目標としていただくところであり、多くの方々から存在を認められる場所であると考えています。

○山本委員
 おっしゃるとおりだと思います。
 聖地ってもともと宗教用語でございますし、聖なる地ということで憧れであり原点であります。若干エリアはあるにしても拠点になるものですので、もっと突き詰めてほしいです。
 ですから、静岡県全土が聖地です、憧れですでは、湖西市の何とかというところが聖地なのか浜松の私の住んでいる海辺が聖地なのか、あまりにも漠然としているんじゃないかとすごく違和感を感じます。もう少しピンポイントで、ここが聖地だよと言うんだったら例えばラグビーの聖地としてエコパがある、自転車の聖地として伊豆のサイクルスポーツセンターがあるというのは非常に分かりやすいんですけど、静岡県全体が聖地ってあまりにも広すぎるし、逆にそれぞれのスポーツをやっている人がそれで憧れるか、ピンとくるかっていうと非常に疑問を感じるんですが、いかがお考えでしょうか。

○大村スポーツ振興課長
 6番委員御指摘のとおりでございまして、県全体となるとざっくりとし過ぎて分かりにくいと思います。
 県では、県障害者スポーツ大会――わかふじスポーツ大会を開催しており、総合開会式をはじめ陸上競技やフライングディスクが行われている陸上競技場、水泳競技が行われている富士の水泳場等それぞれのパラスポーツが行われている会場がございます。
 それぞれの会場が、パラスポーツに取り組み大会に参加していただいている方々の目標、憧れの地となるように進めていきたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。今の回答でよく分かります。
 ですから、看板としては聖地という言い方でいいんですけど、具体的にこの水泳場はこうだとどこかで示していかないといけないと思いました。

 パラスポーツに限らず、スポーツコミッションShizuokaの設立については精通した人や人を呼んでこれる人等をメンバーに入れてやっていくというんですが、専門分野の方っていうのは大体何人ぐらいを予定されているんでしょうか。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 スポーツコミッションShizuokaを立ち上げますが、専門のアドバイザーの方につきましては今のところ二、三名程度を考えておりまして、そちらの方々にアドバイスを伺いながらスポーツコミッションの戦略等を立てていきたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 スポーツというのは本当にいろいろな種目があって、それぞれ大会を誘致しようとすると、口利きというと言葉は悪いですけど、太いパイプを持っている人間に声をかけてもらうかどうかは非常に大きい世界だと聞いております。
 今二、三名ということだったんですけど、何を誘致したいかを決めた上で、臨時でもいいから太いパイプを持ってる人にメンバーに入ってもらってアドバイスをもらったり動いてもらうなど臨機応変にメンバーが動くシステムがいいのかなと感じているんですけど、その辺のお考えはどうでしょうか。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 ただいま説明しましたアドバイザーのほかに、大会や合宿を実際に持って来られる、例えば中央の競技団体に働きかけができるような方をキーパーソンに認定し、謝金を払って大会・合宿誘致に動いてもらうことを考えています。

○山本委員
 ありがとうございます。
 いろいろな大会や合宿の誘致は人流が増えて経済的な効果が非常に大きいと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 その中で、サイクルスポーツ県づくり事業費が基本方針3に入っており、伊豆から湖西市まで太平洋岸自転車道の整備をされたりしているんですが、サイクルスポーツ、サイクルツーリングといいますと台湾に有名な島巡りがあると思います。
 台湾の事例だと、例えばサイクリング中にパンクをしたときに交番で修理をしてくれるとか、行政が一体となったサイクルツーリストのフォローアップをしているんですが、県として何か各市町との横の連絡や訪れる人へのサービスを今後考えていかれますでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 サイクルスポーツの聖地づくりということで、本県ではサイクルスポーツ聖地創造会議を立ち上げてございます。これは官民連携組織としまして民間のサイクル関係や競技団体、各市町にも加わってもらっており、当然庁内でもいろいろな連携を図っているところです。
 残念ながら交番でのパンクの修理はやっていないと思いますけれども、寄れば空気入れくらいは貸してくれるかなと思います。
 ただ、本県を訪れた人たちにうまくサイクルスポーツを楽しんでもらおうということで、休憩ができたり工具や空気入れを整備したバイシクルピットが県内に約570か所以上ございます。そちらをインターネット上でどこにあるか見られるようにしており、訪れた皆さんにサービスを行っているところです。
 このように官民連携して、自転車で訪れる皆様へのおもてなしをやっております。

○山本委員
 ありがとうございました。
 よく、おもてなしおもてなしと言うんですけど、各市町の行政も、さっき言ったパンクを直したり空気入れを貸したりとか、ここの公園はテントを張れるよと情報発信することも含めて連動して線でつながればまた盛り上がると思いますのでよろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。
 同じく説明資料15ページの県域スポーツコミッションについてですが、例えばこういう大会をいつ頃までにピックアップしてという全体的なスケジュールがありましたらお聞かせください。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 大会・合宿誘致につきましては、まずターゲットになる大会を選定していくことを考えておりますので、来年度の途中までに戦略を立てた上で、その後ターゲットとなる大会につきまして、先ほど言ったキーパーソン等を使いながら誘致を図っていくことを考えております。
 ただ、合宿誘致につきましては今年度既に取りかかっており旅行代理店等にも働きかけておりますので、来年度の早いうちにホームページを新たに立ち上げて県内のスポーツ資源や13の地域スポーツコミッションを紹介してPRしていくことを考えております。

○山本委員
 現状で話がある程度進んでいる案件はありますか。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 今年度4月からスポーツコミッション担当を立ち上げ合宿・大会の誘致に取り組んでおります。実際に夏休みや春休みに大学の野球部の合宿を受け入れたりしておりますし、来年度には水泳の国際大会――世界水泳があるものですから、そちらの事前合宿の調整、あるいは先ほど言ったニュースポーツの大会も予定しており、取組を進めております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 大会とか合宿って膨大な数があるし、例年やっている決まりのものをこちらに誘致するのはすごく大変な作業だと思います。
 重ねて言いますが、本当に人流が増えるし、新しいスポーツに触れることのできるチャンスだと思います。この新しい組織に期待しておりますので、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 説明資料16ページ、東アジア文化都市についてお聞きいたします。
 東アジア文化都市では、500以上の事業をつくり360万人以上の来場者数を目標にしているということなんですが、令和4年度、3年度はコロナで県内の事業等もなかったと思うんですけど、例えば令和元年、平成29年、30年あたりで県内のそういった事業がもともと幾つあったのか。
 大体三百幾つとのことだったんですが、500本以上にするためには100本以上の事業を追加をする必要があります。その見込み等を含めた計画を教えていただきたいと思います。

○渋谷静岡県理事(東アジア文化都市担当)
 説明資料17ページの図の下に、現在確定は358本と記載させていただきました。この図に色がついていると思いますけれども、3段目のピンクのところに20本、それから市町事業助成35本、民間事業助成が100本と入っております。さらにブルーの2段目のコア事業が45本、3段目の協働プログラムが158本で全部足すと358本になってございまして、あと140本余を積み上げて500本を目指すことになります。
 見込みでございますけれども、あと算定できるのが一番上の交流・発信事業の部分で、国際交流事業が何本あるか今計画中でして、そんなに数は多くないですけれども足されます。さらに緑の認証事業――市町と民間が行う文化事業についてロゴマークの使用や事業理念を理解して協賛頂き、140本以上の事業にプラットフォームに乗っていただく努力をします。
 御質問のありましたコロナ前の県内の事業数でございますけれども、東アジア文化都市の事業自体は文化芸術だけじゃなくてスポーツ、食文化、サブカルチャーや農業遺産まで文化を広く捉えておりますので、同じ統計を取るのは非常に困難だと御理解頂ければと思います。
 実際には、先ほど申しましたピンクの部分だけで155本計算しておりますけど、これらは全て新規事業になりますので、東アジア文化都市を契機に県内に事業をかなりたくさん立ち上げようと考えております。

○山本委員
 ありがとうございました。
 そうすると、例えば青い部分の協働プログラムが158本だったんですが、かなり細かい数字なので、ほぼ目星のついた158事業との認識でよろしいでしょうか。

○渋谷静岡県理事(東アジア文化都市担当)
 158本の協働プログラムは全てが県事業でございますので、今回の県の予算に計上させていただいています。
 実際は、東アジア文化都市の認証にふさわしいエントリーができる事業を各部局から集め、その結果158本になっていますので、ここは確定と考えていただければと思います。

○山本委員
 ありがとうございました。
 あとは県内、国内外に対して1年間どうアピールしお客様に来ていただけるかだと思いますが、この広報活動の一番の目玉は何かございますでしょうか。

○渋谷静岡県理事(東アジア文化都市担当)
 広報活動でございますが、かなり事業規模は大きくなりますので、広報活動も工夫してやっていかなきゃいけないと今計画しております。
 まずは昨日、知事の記者会見で東アジア文化都市専用のホームページの立ち上げを発表させていただきました。ホームページには様々なイベントスケジュール、東アジア文化都市や交流都市の紹介、全ての認証プログラムが順番にイベントスケジュールに載っていきますので、それが一番大きな広報になるかと思います。
 さらに、県内、県外にもくまなく広報していくために広告代理店とプロポーザルの入札をやりまして提案を頂きました。3月には契約が済みますので、これから都市装飾やテレビ番組での特集、そして現在は簡易的な富士山のポスターを県庁や県議会の入り口に貼らせていただいていますけれども、さらにビジュアル的に工夫したポスターを県内にたくさん配付します。
 具体的なプログラムが明らかになってきましたら、事業パンフレットを作って県民にどんどん知らせていこうと考えております。

○山本委員
 ありがとうございました。
 知事も度々記者会見をやって東アジア文化都市についてずっと言っていたんですけど、私の地元の一般県民に聞くと全く知らないんですね。そこをすごく心配していまして、専用のホームページ等を作り広告代理店を使ってしっかりとこれから周知されるということで期待しております。ありがとうございました。

 次の質問に移ります。
 説明資料19ページのヴァンジ彫刻庭園美術館について質問させていただきます。
 先ほども5番委員から、県がどう運用していきたいのかもっとはっきり周辺の市町に示さないと協力を得られないという質問と御答弁を頂きましたが、私は前回も周辺の5つの市町がクレマチスの丘のエリアとしてどうしても必要なんだ、外せないんだという地域の切望、熱望があってこそ県は応援すると言ってきました。
 しかし、先ほどの質疑でいくと県が譲渡を受けてやりたい、それに対して周辺の市町はどう協力してくれるんだみたいになっていて、私は逆じゃないかと思っております。
 やはり、この周辺の市町が運営を盛り上げ誘客も頑張っていくので、ここの部分はどうしてもできないので県に応援をお願いしますというのが本来の形かと思ってるんですが、その辺の大前提をどうお考えでしょうか。

○田中文化局長
 周辺3市2町から御要望を頂き現在県で検討をしているところでございまして、県の中でしっかり考えていくことが必要かと思います。さらに民間の施設を受け入れるというあまり事例のないものですので、県として十分検討していきたいと考えています。
 そして、6番委員に頂きました御意見のとおり、周辺3市2町の考えも非常に重要だと考えております。今回広域的活用構想を策定するに当たり、県が策定するところに意見を頂くだけではなく策定主体として3市2町にも関わっていただき、連名で策定する形で市町とお話をさせていただいております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 例えば、沼津市はこれを残してくれればこういう活用をしていきたい、三島市はこうだというのが上がってきて、それを県がまとめて、じゃあこういう方向で皆さんどうでしょう、それに対して県はこれだけの応援をしますよと主に財政的な支援になろうかと思います。
 そういった形で進んでいかないと、県が主体になって譲渡ありきで周辺市町に費用負担をお願いする、協力していただくのは私は逆だと思っております。ぜひともみんなで一緒に運営していくんだというな感覚だけでもつけていただきたいと思います。

 それで、クレマチスの丘の広域的活用構想の考え方について、景観まちづくりと連動することによる空間的な地域の魅力等いろいろいいことが書いてあります。さらに説明資料21ページの参考資料には、金沢21世紀美術館など非常にはやっている場所の事例が3つあります。
 そもそも、クレマチスの丘は美術館もあったけれどなかなか地域として盛り上がらず、最終的にヴァンジ彫刻庭園美術館は閉館に追い込まれたということでございます。新しく開発し直すなら別なんですけど、現状窮地に追いやられて廃館したところにこの成功事例を持ってくるのは、私は非常に違和感を感じました。譲渡ありきで、こういうふうに成功していくんだよみたいな印象も受けるんですが、その辺はいかがでしょうか。

○田中文化局長
 資料の事例の出し方が少し誤解を招くような出し方だったかもしれません。申し訳ありません。
 今回の広域的活用構想の策定に当たりましては、文化という切り口で、文化芸術の面だけではなく広く地域の振興まで踏み込んで検討していきたいと考えております。そういった面で、まちづくり、地域の振興、観光交流の増大など様々な効果を上げている事例をイメージとして出させていただいたものであります。置かれた状況や環境は異なりますけれども、取り入れていける部分があれば参考にしていきたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 要望なんですが、前回もお話しさせていただきましたけれども、やはり中学生を主体として県内の子供たちにこういった芸術に触れていただくために、周辺市町との話合い等ももちろん進めていかなくてはいけないんですけど、ぜひ教育委員会とも膝を交えてお話ししていただき、費用負担などは置いといて、教育委員会として前向きなのかどうかだけでも感触を探りながら話を進めていただきたいと思います。

 では次の質問に移ります。
 説明資料30ページ、インバウンド事業の推進についてお聞きいたします。
 まず、大体どのくらいの応募数というか該当数があるのか教えていただきたいと思います。

○花田観光振興課長
 令和4年度の取組の訪日外国人観光客向け宿泊割引事業につきましては、旅行商品を造成する現地旅行会社への支援の最新の利用状況は台湾からの利用が約1,000人、韓国からの利用が約850人、東南アジアからの利用が約300人で、全体で2,200人の御利用を頂いています。
 その下の海外インターネット予約サイトを活用した宿泊促進事業につきましては、最新の状況で97件、215人の利用を頂いています。

○山本委員
 告知について、先ほどの答弁の中で海外の駐在員を通じて現地の広告代理店で集めた人たちが割引の対象になるとのことですけど、日本は台湾や韓国と今までの長い歴史の中で交流もあります。国内でもPRをすれば韓国の友達なりお付き合いがある方に、こういうキャンペーンをやっていていいときだから静岡に遊びに来たらと誘っていただける効果もあると思うんですが、国内での告知活動は行われておりますでしょうか。

○花田観光振興課長
 今年度に関しましては、国内での周知はほぼやっていない状況です。
 ただ、海外からの訪日旅行についてはランドオペレーター――国内の旅行をコーディネートする旅行会社の組織がございますので、来年度は現地での広報に加え主に首都圏におりますランドオペレーターへの売り込みや周知にも努めてまいりたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 1億円ちょっと予算を組んでありますけれども、予想外に予算がかかって何とか追加したいくらいになるよう告知、PRをよろしくお願いします。

 最後に、説明資料31ページのガストロノミーツーリズムについてお聞きします。
 まず、ガストロノミーというのは食事プラス文化ということだと思うんですが、一般の方はこれを聞いてぴんとくると思われているでしょうか。

○山田観光政策課長
 6番委員御指摘のとおり、ガストロノミーという言葉に関しましてはまだ一般の方の認知度は低い状況です。何とか認知度を上げて魅力を感じていただき、静岡に食を目的に食べに来ていただくことを目標に令和5年度情報発信事業等を実施してまいりたいと考えております。
 現状認知されている数はまだまだ少ないかなと考えてございます。

○山本委員
 そうですよね。
 私なんか浜松の田舎ですので周りに知っている人は1人もいません。食事を楽しむ、文化を楽しむ方に来ていただくのですから間口を広くしなくちゃいけないのに、こういった分からない言葉でわざわざ入り口を狭めてしまっているんじゃないかと危惧しております。
 今後、この名称を認知、理解してもらうための広報活動を含めてどう考えているかもう一度お聞きします。

○山田観光政策課長
 令和4年度も県でコーディネーターを設けて各地域の食や食文化を研究し、ブランドイメージ等を固めて情報発信を始めたところでございます。
 また、ガストロノミーツーリズム研究会を設けまして、関係者の知識の深掘りあるいは認知度の向上をしています。
 そうした中で、例えば昨日NHKの夕方のニュースでガストロノミーツーリズムという言葉に焦点が当たるなどだんだんと注目を浴びてきています。ガストロノミーツーリズム自体は静岡の中だけですとまだまだ認知度は低いですが、全国的あるいは世界的に見ますとこうしたワードに基づいて人々が旅行し始めている状況でございますので、ここは粘り強く、ただゆっくりではなく機動性を持ってヒット商品を出す中で、民間の皆様と協力して推進してまいりたいと考えてございます。

○山本委員
 世界的に、特にヨーロッパ中心に実はそういった流れがあると私も認識しております。
 平たく言うと、しずおか元気旅みたいに静岡へ来て食べてちょうだい、飲んでちょうだいというものじゃなくて、もう少し高尚なユーザー層にスポットを当てているものなのか、それとももっと広くやっているものなのか、もう一度確認しておきたいと思います。

○山田観光政策課長
 たくさんの方に静岡の食、食文化を楽しんでいただきたいということでございますので、間口は広く捉えています。
 一般的には、ただおいしいものをというよりは、これからの時代でございますのでその土地の気候、風土が生んだ食材、慣習、伝統・歴史など食の背景にあるものに思いを巡らせていただく、あるいは理解していただくことを通じてより一層食を通じた旅を楽しんでいただくことを目指しております。高尚かどうかは別として、皆様がそういった形で楽しんでいただき、全ての人に来ていただきたいです。

○山本委員
 ありがとうございます。
 1つ提案なんですけど、そこの風土、自然背景、景色と食を組み合わせるのはまさにガストロノミーの基本なんですけども、そこにストーリー性をつくっていかないといけない。静岡県はまさに食の宝庫でいろいろなものがあり、生産高で1番のものはあるんですけど唯一無二のものはそんなにないんですよね。ですから埼玉県にもあるけど静岡県のこれはこういうストーリーがあるんだよといったストーリーを幾つかつくっていただければいいかなと思います。

 最後に意見なんですけれども、これまでいろいろ飲食や観光の支援事業でクーポン券についてもやってきたんですけど、皆さんも御承知のように浜松では電子決済すると抽選で最大1万円、100%をキャッシュバック――還元するものがあります。まさにクーポン、電子決済のお得さプラスゲーム性があり非常に市民の方は喜んで使っていました。
 静岡県も、クーポンや半額割引など固定のものだけではなくて、くじ引き的なゲーム性を盛り込んだ支援策を今後また検討していただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。

○坪内委員長
 ここで換気のため休憩します。
 再開は2時30分とします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続いたします。
 では、発言願います。

このページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ

静岡県議会事務局議事課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3482
ファクス番号:054-221-3179
gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp