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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式で2問お願いいたします。
 今回提出されている請願について、文化観光委員会に関係する部分の現状等を伺います。
 請願項目1に、保護者、県民の教育費負担の軽減とコロナ禍による家計急変の保護者、子供への支援として@大学生への静岡県独自の給付制奨学金をさらに充実してくださいとあります。
 コロナ禍において、経済的な事情から大学休学を考えている学生が増えているという報道も見られますが、今後どのように取り組んでいくのか伺います。

 また、項目2に私学助成の増額と就学支援金拡充で、施設整備費を含む学費の公私間格差をなくしてくださいとありますが、現在県が行っている学校への助成と授業料などの負担軽減の状況について説明をお願いします。

 次に、項目3@についてスポーツ・文化観光部が所管している私立学校の耐震化、老朽化対策の状況、補助金の制度などについての説明をお願いいたします。

○手老大学課長
 まず、大学生の給付型奨学金についてお答えします。
 本県独自の給付型奨学金制度は現在ございませんが、今年度から始まりました国の高等教育就学支援制度では、授業料等の減免制度の導入とともに給付型奨学金の対象者や給付額が拡充されており、一定の所得層の教育に係る費用の負担軽減が図られております。
 今年度の利用状況は、延べ人員にして静岡県立大学が対前年比約12%増、県立短大が約6%増、静岡文化芸術大学が約31%増と新制度の活用が図られております。今後はこの新しく始まった就学支援新制度の効果等を検証しながら、県独自制度の必要性も含めて若者が安心して学べる環境を整えるために必要な支援について引き続き検討していく必要があると考えております。

○大石私学振興課長
 初めに、私学助成につきましては本年度の児童生徒1人当たりの補助単価は全日制高校で38万323円で全国第3位、中学校で第4位、小学校で第1位、幼稚園で第10位といずれも全国的に見て高い水準で助成しております。
 就学支援金等の助成制度ですが、本年度から国の就学支援金が拡充されたことで年収590万円未満の世帯には全国の私立学校の平均授業料が支払われております。これに加えて県単独の助成措置を講じることで、年収700万円未満世帯――4人世帯の標準的な世帯までの授業料の実質無償化を図ったところでございます。この実質無償化の対象世帯は東京都、愛知県、大阪府の3都府県に次ぐ水準であり全国第4位です。

 次に耐震化の支援制度については、国と県で耐震基準がそれぞれありまして、国の基準を満たない学校については国から直接学校法人に対して補助する制度がございます。加えて国庫補助の対象とならない学校のために、県単独でも助成制度を設けこれまで支援してまいりました。これによりまして昨年度末の私立学校の建物の耐震化率は、国の基準より厳しい県基準で申し上げますと小中高のうち94.5%、幼稚園のうち96.2%が耐震化済みです。なお全国と比較できる国の水準では小中高校が97.9%で全国第7位、幼稚園は99.1%で全国第3位です。

○牧野委員
 御答弁ありがとうございます。
 それぞれ静岡県は非常に高い水準でカバーしていることが分かりましたので、引き続きよろしくお願いいたします。

 文化観光委員会説明資料17ページの新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光産業の回復に向けた取組についてお伺いします。
 延べ宿泊客数の状況から9月までの観光産業の宿泊数の推移が分かりますが、2月にコロナが出て3月からずっと落ち込んできて、そして静岡県独自の取組やゴー・トゥー・キャンペーンが始まり上向きになっています。
 その後の10月から今月にかけての状況はまだ出ていませんが、報道を見ると第3波が起きてはいても意外と静岡県内の観光地の人出は非常に多いと考えています。現状と今後落ち込んだときの対策についてお伺いします。

○佐野観光振興課長
 県内の観光産業の回復状況について、説明資料に記載のない10月以降の状況を説明いたします。
 10月に行った県内宿泊施設を対象としたアンケート調査の結果は、本年5月の売上高が前年比減と回答した割合は10割であり、このうち前年比8割以上減少と回答した割合は全体の8割でした。これに対し10月の売上げ見込みについて前年並みもしくは前年より増加すると回答した割合が全体の約半数程度でありました。
 11月から年末の予約については、前年比増となる見込みのところが3割ほどありました。その他県内の観光事業者や旅行事業者に聞き取りを随時行っている中では、やはりゴー・トゥー・トラベル事業が本格実施となり東京発着も含まれた10月以降は、共通クーポン等も使えることになりましたのでかなり持ち直してきております。それから県内の宿泊関係団体への聞き込みでも、10月以降の予約は前年を超えており来年1月までは同様の傾向が続いているとのことです。
 最近の状況としては、東京都のゴー・トゥー・トラベルの自粛の影響があるか確認したところ、キャンセルが出てもすぐに予約が埋まる状況で年末年始も予約で満室状態だといった声が伊豆を中心に聞こえております。
 ビジネスホテルは、なかなかゴー・トゥー・キャンペーンの恩恵を受けられないという話もありましたが、中東遠地域のホテル経営者の方からは平年並みに戻りつつあるといった情報も頂いております。ただ2月以降の予約は動きがちょっと鈍くなっており、東京都の自粛の影響もあってキャンセルが出始めていてゴー・トゥー・キャンペーンの動向も懸念されるというお話を頂いております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 私は8月に当委員会の県内視察で利用した宿舎に用事があって10月にまた行ったのですが、そのときに今はいいんですけれども2月以降が非常に心配だと聞きました。現在国ではゴー・トゥー・キャンペーンを12月15日の予約までで1度止めていますが、ゴールデンウイークというか6月まで延長するとのことですので、静岡県が落ち込んだときには「今こそ!しずおか!!元気旅!!!」などの県内限定の周遊の仕組みを使って何とか観光産業を支えていただきたいと思います。質問を終わります。

○佐野観光振興課長
 ただいま御質問のありました、2番目の質問についてお答えしておりませんでしたので、順番が逆になってしまい申し訳ございませんがお答えします。
 6番委員からお話のあったように、現状としてはある程度回復してきておりますが、今後のゴー・トゥー・キャンペーンの動向や感染症の状況を踏まえ、地域の意見や状況をしっかり把握しながら必要な対策につきましては、補正予算の15億円を活用して臨機応変な対応をしていきたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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