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委員会会議録

質問文書

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令和2年4月臨時会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:04/28/2020
会派名:公明党静岡県議団


〇牧野委員
 分割質問方式で3問ほど質問させていただきます。
 質問に入る前に、新型コロナウイルス関連の対策で、医療従事者も大変ですけれども、経済産業部の職員の皆様におかれましては、県民の生活と経済を守るためにいろいろ変わる国の制度と市町のはざまで、本当に昼夜分かたず尽力されていることに感謝申し上げます。
 それでは質問に移ります。
 先ほど本会議でも天野経済産業部長が答弁されていたんですけれども、今回県の制度融資を1500億円に拡充し上程しています。4月17日の締切り時点での融資申込みが前日4月16日から一気に5,000件近く増え8,158件に上りましたが、現状融資実行と決定がどれくらいなされているのか。また融資枠の拡充とともに、スピードも大切と考えます。この融資申込みから実行までどれくらいの時間がかかるのかお伺いします。

〇鈴木商工金融課長
 まず、県制度融資新型コロナウイルス感染症対応枠の進捗状況ですけれども、4月24日現在で保証が決定したものが2,759件、34%で768億円、実行が1,173件、14.5%で302億円、合わせて48.5%が承諾と実行まで至っています。
 それから、スピードを上げるといったことですけれども、県制度融資の新型コロナウイルス関連資金には、市町の売上げ減少の認定書と信用保証協会の保証をつける審査があります。認定証につきましては市町によりますが、だいたいは1日から3日くらいでスムーズに出していると御返事を頂いております。
 信用保証協会の審査ですけれども、最終日に申請が集中する前まではだいたい3.6営業日ぐらいでやれていたんですが、現在は最終日に申請が集中したものですから5営業日でできていると伺っております。
 市町の認定書の取得は審査と並行してやってもいいとなっておりますので、協会への申込みからだいたい1週間程度で審査が終わる、承諾できるといったスケジュール感でやっております。

〇牧野委員
 私が思っていたよりもスピードが速くて安心したんですけれども、ただ窓口の混み具合とかで、例えば電話がつながらないとか、なかなか対応してもらえないといった状況についてお伺いします。

〇鈴木商工金融課長
 7番委員が御心配されている窓口の混み具合や電話ですが、公庫のほうではけっこう緩和されたとはいえ、まだ混み合っている状態だと聞いております。県の制度融資は民間の金融機関がそれぞれ受付や書類をそろえるなどやっており、いつも付き合っている営業の方が担当しますので、受付の前に列ができたりとか、電話がつながらないとかいったことはないと伺っています。

〇牧野委員
 なかなか資金繰りのめどが立たないと次の一歩が踏み出せず持続できない企業もあると思いますので、今聞いてとても安心したんですけれども、本当に速やかに実行されることを要望します。またその上で尽力されている職員の方に感謝申し上げます。

 続きまして、緊急追加支援策のうち外国人技能実習生等支援について伺います。新型コロナウイルス感染拡大で、日本に在住する外国人技能実習生は、日本が打ち出す支援策は果たして自分たちにも適用されるかなど、我々日本人が考えている以上に不安を抱えていると思います。今回の補正予算では、外国人技能実習生等支援は増額されず既定経費となっていますが、現状問題はクリアできていると捉えてよいでしょうか。

〇鈴木職業能力開発課長
 外国人技能実習生の不安の多くは賃金に関してだと思われますが、今般国が打ち出している支援策である雇用調整助成金については、日本人と同様に支給対象となります。在留資格等いろいろと国の対応策がありますが、これらにつきましては監理団体や受入れ企業にメールやホームページなどにより、随時お知らせをしております。また既定経費と書いてあるんですが、昨年の予算で新規事業で取ったものであり、5月に技能実習制度を所管する国などと共に協議会を立ち上げます。そこで課題を共有して、実習生が安心して技能習得に努める環境づくりをしてまいります。

〇牧野委員
 私も外国人のことを調べている中だと、言い方は悪いですけれども農業関係者が働き手として当てにしていて、働き手の確保に困っているといったことも聞いているんですけれども、やっぱりそれ以上に今1人で日本に来ていたり、国に帰れないといった人たちの不安を取り除いていただける相談支援を今後ともよろしくお願いいたします。

 最後の質問です。
 中小企業等危機克服チャレンジ支援事業費助成についてお聞きします。先週の議案説明の時点では、この事業費は新型コロナウイルス感染拡大の影響による売上げ減少を克服するために、既存の技術力を生かし異業種への挑戦などの新規事業に対してでしたが、さらに今回新たにマスク、消毒液等を生産する企業に対しても1000万円の上限で支援することが盛り込まれ、依然マスク不足を訴える声が多い中で良い取組だと考えます。この中小企業等危機克服チャレンジ支援事業費助成の補正額が総額1億円ですけれども、新規事業への支給上限が200万円ですので単純計算しますと50件まで、また今回新たにマスク、消毒液事業は上限1,000万円までの助成ですので、単純計算しても10件までの助成となります。最初に質問させてもらった制度融資希望件数から考えると少ないのではと考えますが見解を伺います。

〇高橋商工振興課長
 7番委員の質問にお答えします。
 上限200万円で50件程度は少ないのではないかといったお話ですが、まず最初に一般的な中小規模事業者様の新展開への支援というところですと、業態を大きく転換されるですとか新サービスの展開を打ち出すといったことで、例えば新聞店やタクシー会社等が空き時間を活用して買い物と配達の代行サービスをセットで行うと。1つのイメージで言うと大幅な転換を考えております。そこまでの事業転換に至らないですけれども、小規模の事業者様が、例えば自社の店舗等で新商品の開発ですとか、アプリを活用して需要開拓を行うと。こういった取組も小規模企業経営力向上支援事業費助成を御利用いただけるんじゃないかとも考えております。今お話がありましたとおり、さらにマスク等の喫緊の需給逼迫状況を改善するための生産支援も加えましたので、今後多くの事業者の皆様から様々な取組が提案されて、仮に予算が不足することがあれば適宜補正予算案をまた新たにお諮りするなど適切に対応して、事業者の皆様に支援が届くようにしたいと考えています。

〇牧野委員
 今の状況が長引けば既存の形態から新たな業務転換に活路を見いだす事業者とか、結局マスクや消毒液、また衣料品の需要が非常に高いのでそちらにかけてくる企業も多いと思いますので、今補正予算をまた出すと言ってくれたんですけれども、ぜひ支援をよろしくお願いします

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