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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和6年1月地域公共交通対策特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/15/2024 会派名:


○宮沢委員長
 これより、調査報告書の作成に向けた委員間討議を行います。
 前回までの委員会において、各委員の皆様や参考人から頂いた御意見を踏まえ、正副委員長で取りまとめをした報告書案を事前に送付させていただいております。
 本日は、まず、私から報告書案の内容を説明し、その後、委員の皆さんから御意見を頂き、最終の調査報告書を取りまとめていきたいと思います。
 それでは、まず、資料1を御覧いただきたいと思います。
 まず、資料1ページに調査の概要、委員会の運営方針、そして調査の観点を記載してあります。
 それから2ページから8ページでは、第2回の委員会で調査しました関係部局の取組状況を記載しております。
 それから9ページから18ページは、9月に行いました先進地調査の概要が記載してあります。
 19ページから34ページは、第3回及び第4回の委員会で行いました参考人からの意見聴取の概要が記載してあります。
 そして、これらの調査結果、委員間討議の結果を踏まえた当委員会としての提言は、35ページからの記載になります。
 提言案は、大きく4つの項目で構成されています。
 まず、提言1として「公共交通を活用した暮らしやすいまちづくりの推進」、次に提言2として「誰もが安心して生活できる公共交通の整備」、次に、提言3として「公共交通機関におけるICT活用に向けた支援」、最後に提言4として「市町等への協力体制の整備」としております。
 最後に資料編として、40ページに別表1、委員会の活動の状況、41ページに別表2、委員名簿を添付してあります。
 なお、35ページからの提言部分につきましては、資料2として報告書から抜粋しました。また資料3として、前回から修正した箇所が分かるように、見え消しにしたものを用意しましたので、資料2、資料3も御覧いただきたいと思います。
 それでは、まず初めに、35ページ以降の報告書の提言部分につきまして、御意見がありましたら伺いたいと思いますので、発言をお願いします。
 資料2と3を見比べていただければ、提言としてまとめた資料の内容がはっきり分かるかと思います。赤字で消してあるところは、皆さんの御意見を反映して修正させていただきましたので、御理解をいただければと思っております。

○藤曲委員
 提言4を見ていただくと、市町等への協力体制の整備というところで、(2)の既存の公共交通機関との連携強化とありますが、今回、重点的には議論していなかったにしても、ライドシェアという問題が1つ今、出てきて、国のほうでも今年の4月から取りかかるというような話もあります。ここに関しては、県がやはり何らかの形で課題としてしっかりと受け止めておくという文言。ライドシェアについても導入ということで検討しなければいけないということで、導入に対する準備ということを文言を入れてほしいと思います。一番最初、新たな移動サービスの促進は、という文言があるんですけれども、ここを例えばもう少し具体的に、地域住民によるボランティアやライドシェアなどの新たな移動サービスの導入・促進は、という文言にしていただくと、ライドシェアについても特別委員会の中で触れていたという形になると思います。賛否いろいろありますから、いい、悪いではなくて、これについても取り組んだ、検討したという文言を入れたほうがいいと思います。

○宮沢委員長
 今、3番委員から、具体的なことはこれからとしても、ライドシェアについて検討していく、対応していくべき時期が近々来るということで、その文言も入れたらどうかという御提案がありましたが、皆さんからその点について御意見がございますか。

○相坂委員
 3番委員のおっしゃるように、ライドシェアについて触れざるを得ないところはあるので、必要と感じます。ただ、公共交通の既存業界の方々からは、このライドシェア導入についての懸念もかなり示されてきているものですから、もし可能であれば、その3行目ぐらいに記載されている、既存の公共交通機関と連携するという表現がありますが、ここに、既存の公共機関の活用等も含めというような、既存の公共交通とライドシェアが対峙するようなものではなく、ライドシェアという手法を既存業者も活用することを検討するという意味合いを入れておかないと対立姿勢になってしまうと思うのですが、いかがでしょうか。

○宮沢委員長
 ニュース等でしか知る余地はないんですけれども、ライドシェアを導入する場合においても、既存のタクシー会社の管理下というようなことも漏れ伝わっています。具体的にはっきりしたことは分からない状況ですが、今、2番委員から御意見も頂きました。その点についていかがですか。
 文言等について、どこにどう入れるかということで趣旨は分かりましたので、全体の整合性も鑑みながら入れさせていただきます。ただ、ライドシェアという言葉も提言の中に入れておこうということについて御了解いただければ、そのようにさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、以上、ライドシェアの問題についてはそのように対応させていただきます。
 そのほか、皆さんからございますか。

○西原委員
 提言2(1)のウの住民ボランティアによる移動サービス継続のための支援ということで、ずっとここが私、悩んでいるんですけれども、いいですか。
 住民ボランティアは各市町でかなり立ち上がってきていて、その継続自体が問題になっているということで、ここでは企業への協賛的なお願いをしたり、ラッピングをしてみたりという話になっているかと思うんですけれども、もう市町は、住民ボランティアを福祉有償移送に切り替えてきてはいるんですね。そういうところが結構あるんです。結局、ずっと無償でボランティアだけではできないという現状が分かって、ですので、私たち県議会として言うには、地元の状況を把握できていないのかなということが少し気になりました。その次にくる提言2の誰もが安心して生活できる公共交通の整備のところにおいて、(2)アの新たな移動サービスの導入促進というところに、また住民ボランティアという文言が出てくるんですけれども、これは全然、新たじゃなくなってくるんですよね、そうなると。そこの順番と内容がどうも引っかかるのです。
 住民ボランティアを継続するためにということを言っていて、その後ろのほうに来て、そこの位置関係が引っかかっています。

○宮沢委員長
 もう最後になりますので、具体的にどこをどうしてと言っていただくとありがたいと思いますが、いかがでしょうか。

○西原委員
 流れから言うと、このボランティアによる移動サービス継続のための支援というのは弱いのと、場所はここではないと私は感じます。

○阿部委員
 多分、僕の解釈だと、資料2のウのところ、資料3で言うと住民ボランティアの消したところでいくと、これは既にやっている事例でということであって、その次の(2)の交通弱者のための移動サービスというのは、新たな移動サービスを全く導入していないところに対して、住民ボランティアというやり方もありますよということなので、1つの事例としての書き方という解釈をすればいいと思いましたが、どうですか。

○相坂委員
 実はこれがどんな構造になっているかというと、提言書の中には2つのアイデアを入れ込んでいて、1つは既存の公共交通を維持するためにボランティアを活用して、新たな公共交通機関の一翼をボランティアに担ってもらおうということと、業として新しいタイプの公共交通機関が交通弱者に配慮して誕生していくという2つの側面があって、1つ目の住民ボランティアは1番の中に入っているんですね。もう1つの新しい公共交通機関を入れようというのは、2番に入れ込まれてるんですよ。この提言書の提言1にボランティアのことが入っていて、提言2の中に新たな移動サービスの導入支援という形で、2組入っているのです。
 ところが、これが分かりにくいのが、提言4の市町等への協力体制の整備では、これが二本立てになっているという書き方になっていないことから、分かりにくいのではないかと思うんです。
 ですから、今読んだ限りだと、市町への移動サービスの導入に向けた支援の中に、ボランティアで発生するものもあります。新たにその業態が転換するものがあります。それぞれに対して資金的な援助とスポンサーの紹介とアドバイザーの派遣をしましょうみたいな書き方に、その細かいところは別ですけど、2つに対して支援しましょうという書き方で締めくくれればいいのではないかという気がするんですが、違いますか。

○宮沢委員長
 いかがですか。

○飯田委員
 皆さんのお話を伺っていて、ごもっともでもありますし、個々でもそうなんですけれども、今2番委員からもお話がありましたが、この提言2の(1)で公共交通を維持・充実させるための取組というところのア、イ、ウときている形で、ウが少し違和感が正直言ってあるんですね。6番委員も言っていたとおり、その下の順番的なものもあって、住民ボランティアを支援するというのが、大きい意味で言うと含まれているような部分もあるものですから、思い切ってなんですけれども、このウ全体がなしでもいいかなという。そうすると皆さんのお話ししていたような、気になるところが解消すると思います。

○宮沢委員長
 という大胆な提言がありましたが。

○阿部委員
 もしこれを切ってしまうと気になるのは、結局、住民ボランティアによる移動サービスの継続のための支援のみそというのは、人材の確保支援と資金面での支援だと思うんです。それが後半部分に入れ込めれば、そういう重複を避けられるかなとは思うのですが、現状だと、そこまではっきり書いていないかなと思って、僕も見たときにはこれでいいかなと思ったんですが、そこの課題だけ少し御検討いただければ。

○牧野委員
 今の件ですけれども、例えばウの住民ボランティアによる移動サービス継続のための支援を取って、その(2)のアのところにも、再び住民ボランティアによる移動サービスが出てくるので、ここで長々とではなくて、人的・資金面的支援というのをさらっと入れ込めば、ウの内容が含まれるのではないかと思います。

○飯田委員
 そうすると、(1)で公共交通の維持充実というところに絞れて、(2)で交通弱者のためにボランティアが必要だというような意味合いになるかなと思います。

○宮沢委員長
 いろいろ御意見を頂きましたが、今、8番委員が整理をしてくれましたが、そのような形で、(1)ウを取って、その内容を(2)交通弱者のための移動サービスの充実の中のアに盛り込むということで整理させていただいてよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、ありがとうございます。
 6番委員、よろしいですか。

○西原委員
 はい、そのほうがすっきりすると思います。

○宮沢委員長
 いいですか。
 それでは、以上、6番委員からの提言に基づくいろいろな議論については、そういう取りまとめを最後させていただくということで、御了承願いたいと思っております。
 そのほかございますか。

○相坂委員
 提言4の市町等への協力体制の整備などで、県側の協力体制だと思うのですが、結局のところ、業者の方々との話や、これまでの有識者の話を聞いてくると、結局困っているのは資金の話だったものですから、県のほうからも、国の制度を紹介するというだけではなく、アドバイザーを派遣するというだけではなく、やはり何らかの資金財源的なものも検討できないかということをもし盛り込めたらいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

○宮沢委員長
 提言4について御意見がありましたが、どうですか。

○阿部委員
 2番委員にお聞きしますが、その財源のことが問題になってくると思う。例えば、それを言い出すと、県が踏み込むと、滋賀県のように、静岡県も交通税を検討しますかという話になってくると思うんですよね。だから、いずれそこは議論しなければいけないので、そこまでの含みを持たせて、いずれその公共交通を維持するための独自財源をその地域地域で考えなければいけないのは、滋賀県がやり出してるのは1つ、池に石を投げてくれていると思っているんですけれども、そこまでの覚悟を持って、この委員会で提言するつもりで言うのだったら、そこまで踏み込んでもいいかなとは思いますが、どうですか。

○相坂委員
 そこまでの財源のための何らかの手当、交通税なり何なりというところまでは研究もしていないので、今の段階でこの中に盛り込むというのはちょっと大変かなと思います。なので、申し上げはしたものの、結局どこも、なかなかその交通体系の変化をもたらせないので、結局財源問題になると思うのですが、だからといって交通税を県でやろうかというところまでの研究はしてないので、それほど踏み込まず、さらっと財源も含めてという程度であればいいかなと思います。ただ、無理にここに財源のことを、その研究もしてないのなら、書きにくいということであれば、それは書かなくてもいいです。そこは御検討でお任せします。

○宮沢委員長
 今、財源の問題になってくると、全ての項目に財源ということになっていくような気もしますし、そこまで議論ができていないということもありますので、また何かうまく盛り込めたら盛り込むようにさせていただきますが、一任願えますか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、ありがとうございます。
 やっていくと、もう1年ぐらいやらなければならないので。やらなければいけない時期が来ると思いますが。
 それでは、今、提言部分について御議論いただきましたが、報告書全体について何か御意見があったら、この際発言願いたいと思います。
(「なし」と言う者あり)
 よろしいですか。
 御意見等も出尽くしたようですので、この辺で委員間討議を終了したいと思います。
 本日、各委員から頂いた御意見や御指導いただきました内容を参考に、報告書の修正見直しをしたいと思いますが、最終的な取りまとめは、正副委員長に御一任いただくことでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それではそのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめた報告書につきましては、2月上旬に皆さんにお届けした後、当委員会の報告書として、2月定例会開会日に議長に提出する予定でおります。また、2月定例会で調査報告書を議場配付の上、私から報告する予定ですので、御了承を願いたいと思います。

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