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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 節子 議員
質疑・質問日:02/20/2020
会派名:日本共産党静岡県議会議員団


○鈴木(節)委員
 それでは、続いて審議させていただきます。私も一問一答方式でお願いいたします。
 まず空港振興費のうち、1つの分野ですけれどもお伺いいたします。
 空港隣接地域賑わい空間創生事業費が1億3100万円ほど減ということで、先ほど2市1町の整備にかかわる事業費が確定したという説明がありましたけれども、どういう工事なのか事業内容をお伺いいたします。

○縣空港管理課長
 空港隣接地域賑わい空間創生事業ですが、空港周辺の2市1町――島田市、牧之原市、吉田町が行う地域振興事業に対する助成ですけれども、具体的には例えば道路改良事業ですとか、排水路の改修工事が主な事業になっております。

○鈴木(節)委員
 空港が開港して10年以上たちましたけれども、対象事業は毎年の条件をなくして何でもありなのかもう一度確認させてください。

○縣空港管理課長
 開港当初から平成26年度までは、空港隣接地域振興事業と呼んでおりましたけれども、空港周辺の道路整備ですとか河川整備、それから生活環境の改善、農業振興対策といった事業を中心に行ってまいりました。
 平成27年度以降は、そういった事業に加えて地元の要望なども踏まえまして、新たに空港周辺のにぎわいづくりといった事業も加えてきたところで、毎年2市1町の事業計画に基づいて補助金の予算措置を行ってきたところです。

○中田委員長
 6番委員にお願いします。補正予算に限定して所管事務調査はまた別の機会にお願いします。

○鈴木(節)委員
 ありがとうございました。

 それでは、違う分野でお願いいたします。
 議案説明書の107ページですけれども、私学振興費のところで何点かお伺いいたします。
 私立高等学校等就学支援金助成で2億2700万円ほど減額になっていて、理由が補助対象生徒数の確定によるものですけれども、当初何人見込んで何人になったのかということと、県全体で2億円ですので全体を見れば大きな見込み違いはないと思いますけれども、人数の確認をお願いします。

○大石私学振興課長
 私立高等学校等就学支援金の当初予算での補助対象人数は2万6751人を見込んでいたところですけれども、今回補正予算でお諮りしている人数は2万6534人でして217人の差異があったものです。

○鈴木(節)委員
 今217人の差があったということで、世帯年収ごとに支援するランクが4段階ほどあると思うんですけれども、世帯年収別の人数の差はわかりますでしょうか。

○大石私学振興課長
 年収250万円程度未満の家庭につきましては当初予算と比べて67人少なく、年収250万円から350万円程度の世帯につきましては157人多く、年収590万円程度までの世帯につきましては268人少なく、年収590万円から910万円までの世帯につきましては39人少なかったということで合計217人の減になります。

○鈴木(節)委員
 ありがとうございます。

 世帯年収別で見れば350万円までの世帯は157人増加しております。年収350万円は楽な暮らしではないと思うんです。そうした方たちがこれだけふえたとなりますと、やはり丁寧な支援が必要であると分析しているのかどうか伺います。

○大石私学振興課長
 分析はしておりませんけれども、国の就学支援金制度に県単で月額1万8000円の授業料減免制度がありますので、低所得者層については他県と比較しても手厚く補助していると考えております。

○鈴木(節)委員
 ありがとうございました。

 同じ私学振興関係ですけれども、私立幼稚園教員人材確保支援事業費助成で6000万円ほど減額になっておりまして、給与改善を行う私立幼稚園に対する助成ですけれども、減額理由、実態を御説明ください。

○大石私学振興課長
 私立幼稚園教員人材確保支援事業につきましては、予算計上した幼稚園数よりも実際に利用した園が少なかったため減額補正したものです。原因につきましては、県の人事院勧告相当以上にベースアップした場合について2分の1補助する制度で、学校法人の負担が生じるため処遇改善に二の足を踏んで活用されなかったと理解しております。

○鈴木(節)委員
 私立幼稚園の経営に関することなので、県からこうしたほうがいいという指導というか、そこまでは関与できないととらえていいでしょうか。

○大石私学振興課長
 幼稚園に限らず教員の給与水準につきましては各学校法人における経営判断がありますので、県から強制することはできませんけれども、一般的に幼稚園教員は人材不足と言われておりますので、処遇改善も含めて人材確保しやすい環境づくりのため本事業を行っております。また機会があるごとに制度を周知しながら、教員の処遇改善と人材確保が進む形で指導してまいりたいと考えております。

○鈴木(節)委員
 ありがとうございました。

 それでは、私学関係で1点です。
 私立学校スクールカウンセラー配置等事業費助成で627万円ほどの減額になっております。当初予算額の根拠をお聞かせいただきたいのと、減額になってスクールカウンセラーが何人になったのか実態をお聞かせください。

○大石私学振興課長
 スクールカウンセラー配置等助成をぜひ活用したい、活用を検討したいと回答のあった33校分につきまして、1校当たり60万円を上限として33校を掛けた1980万円を当初予算に計上しました。今回33校のうち、実際に配置する学校が23校であったということと、差額の端数につきましては60万円以下で済んだ学校もございますので、そのすき間分と合わせまして627万7000円の減額となっております。

○鈴木(節)委員
 私立学校スクールカウンセラー配置等事業費助は新しい事業だと聞いております。スクールカウンセラーの配置はふえていると思うんですが、スクールソーシャルワーカーはどうなのかお聞きします。

○大石私学振興課長
 現在スクールソーシャルワーカーを配置している学校はないと承知しております。先ほど答弁しましたとおり、スクールカウンセラーにつきましては23校配置しておりますが、本補助金を活用せずにスクールカウンセラー等を配置している学校が17校ございますので、47校中40校につきましては何らかの形でスクールカウンセラーを配置していることになります。

○鈴木(節)委員
 それでは、スクールカウンセラーの配置による効果をお聞きいたします。

○大石私学振興課長
 スクールカウンセラーの配置によって実際どのような効果があったのかについては調査等をしておりませんので、お答えできません。

○鈴木(節)委員
 補正予算に出ていますのでお聞きしたんですけれども、ぜひ効果を把握していただいて、また拡充していただきたいと思います。

 それでは、違う項目で伺います。
 補正予算全体の捉え方をお聞きしたいんですけれども、知事の説明にもありましたように今コロナウイルスによる緊急対策で補正予算の計上がありました。観光を所管する担当課においてウイルス蔓延のタイミングと補正予算を計上するタイミングが合わなかったというか、ウイルスが急激に蔓延して大変タイミング的には難しい局面もあったとは思いますけれども、補正予算を組むに当たって観光分野での施策の議論をしたのかどうかお伺いいたします。

○小野田政策管理局長兼総務課長
 今回の2月補正予算につきましては、新型コロナウイルス感染症対策に係る予算計上はしておりませんが、文化・観光部といたしましては、まずは何よりも県民の命と健康を守ることが最優先だと考えております。現在のところは既定経費を使いまして、富士山静岡空港における国、運営権者の水際対策、それから感染防止対策への協力、観光関連施設等における感染防止対策などに努めております。
 引き続き、事態の状況変化を見きわめながら感染防止対策、水際対策、さらには一定程度収束した段階における観光需要の回復に向けた支援等々、必要な場合には予算の確保にも努めながら対応策を進めていきたいと考えております。

○中田委員長
 6番委員にお願い申し上げます。所管事務調査としてまた別の機会でやっていただいて、今回の補正予算の範囲に絞って質問していただきたいと思います。

○鈴木(節)委員
 意見を述べさせていただきますけれども、県観光協会が行った県内の宿泊予約状況調査を見ますと、ことしの1月から3月までの予約キャンセル数が9万人を超えたと。前回の1月27日現在の予約キャンセル数1,800人から10日間でぐっとふえました。もちろん医療体制充実はやるべき課題ですが観光業界にとっても大変な痛手ですので、観光業界を応援する立場での補正予算をお願いしたいです。
 また、要望になりますけれども、今回先議分の審議を行っておりますが、議員の手元に議案が届いたのが本日の午前中で、午後に先議分を審議するためには調べたり問い合わせしたりする時間がありません。先議をするのであれば議会に対してもう少し丁寧な対応をするべきだと思うんです。先議するのはやむを得ないことだと思いますけれども、議会に対して事前に資料を提出するのが鉄則ですので、今後十分な配慮をお願いして質問を終わります。

お問い合わせ

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