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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:沢田 智文 議員
質疑・質問日:03/09/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○沢田委員
 ふじのくに県民クラブの沢田です。よろしくお願いいたします。
 まず、教職員の対応や学校の対応について分割質問方式で質問させていただきます。
 まずは児童生徒の安否確認です。私には中学生と高校生の子供がいますが、中学生、高校生については丁寧過ぎず適切な対応かなと思っています。小学校現場におけるとかなり丁寧な安否確認をしているところがあるようですが、その状況をどのように把握されているのか。そして地域への協力依頼をどのようにされているのかを伺います。

 次に、給食費、学年費の返金についてですが、17市町が返金、13市町が納品した部分を除いた返金、5市町が検討中と書いてありました。給食費、学年費の返金をすると、給食費については県内でもまだ現金集金をしている地区があります。大体は口座からの引き落としになっていると思いますが、口座への振り込みになると児童生徒の全員分を書かなければいけないかなと思っております。それから現金の返金になると思うんですけど、それはとてつもない作業になるかなと思います。できれば1年生から5年生、そして中1、中2については学年費の繰り越し対応が望ましいのではないかなと思いますが、県教委の見解をお聞かせください。

 そして給食の食材についてですが、生産者、搬入業者はかなり苦労されているかなと思いますが、そちらの対応として考えているものがありましたら教えていただきたいと思います。

 それから学校現場に入っている支援員ですが、先ほども回答がありましたが県費の教育支援員については対応がしっかりされているかなと思います。聞き取りをすると市町費の支援員については給与なしと回答されている支援員の方も実際に県内にいます。教育現場については人材の確保、できれば同じ人材の方がそのまま現場に残ってくれるのが安心につながるかなと思っております。そちらの援助等が考えられるのかどうかお伺いします。以上答弁を求めます。

○宮ア義務教育課長
 児童生徒の安否確認の方法につきましては、基本的には電話連絡、家庭訪問、またそれぞれ地域や児童生徒の実態に応じた形で適宜各学校で行っているのが実態でございます。

 次に、学年費の繰り越しにつきましては、繰り越しができるところは繰り越す、繰り越しができない卒業生については保護者に手渡すなどの方法が対応になるかと思います。

○谷義務教育課人事監
 県負担の支援員等非常勤講師や非常勤職員の対応については、先ほど回答があったとおりです。特にスクールサポートスタッフにつきましては、今回臨時休業で子供たちが休んでいるんですけれども、業務内容が教員のサポートでありますので、子供たちがいなくても通常どおり勤務が可能であると考えております。
ただ、サポーターもお子さんが今回の臨時休業等で、その対応をしなければいけない場合には年次有給休暇以外の有給休暇で取り扱うことを3月2日付で通知したところでございます。全ての県費負担の非常勤職員の勤務については、勤務を要する日として計画していた日が今回の臨時休業に伴って勤務できない場合につきましても、年次有給休暇以外の有給休暇として取り扱うことを同じく通知したところでございます。

○名雪健康体育課長
 給食の食材については、基本的に冷凍食品等は翌年に持ち越し、学校に搬入されたものについては再開時に使っていく予定でございます。
 メーカーには、コロナ倒産と言われるものが起きないように、最初は政府から発表がございましたが無利子の貸し付けを行うと。文部科学省に問い合わせたところ、今週か来週に発表される予備費などを利用した緊急対策の中で対応していきたいという回答を得ております。

○沢田委員
 答弁ありがとうございます。
 1点、要望させていただきます。
 児童生徒の安否確認ですが、小学校は毎日家庭訪問や電話確認をしている学校もあるようです。しかも学校現場は2回線、3回線なので500人、600人、中には1,000人以上の児童の安否確認をするということで、時間を区切って対応しているところもありまして、9時にかかってくる、11時ごろにかかってくる、2時ごろにかかってくるとなると保護者の負担もあるかなと思います。余りにも丁寧な対応をすると保護者の負担になるかなと思いますので、適切な指示を出していただければと思います。

 次の質問に入ります。子供たち、保護者への支援についてです。
 学習内容の保証対応については先ほど回答をいただきました。その中で全国学力・学習状況調査は4月に行われる予定となっておりますが、学習内容で未修の部分がテスト範囲に入っているのかなと思いますので、県教委としてどのように対応されるのか。多分テストは刷られているんじゃないかなと想像されます。

 次に、外国にルーツを持つ児童生徒、保護者への対応についてです。
 確実な情報伝達が必要だと思いますが、対応についてお伺いします。

 それから、特に静岡はものづくりが盛んな地域ですので海外の日本人学校からの編入が考えられます。私が勤務していた地区は既に中学生が2人入っていて、ある一定期間を置いてからの編入の対応をしていますが、対応状況についてお伺いします。やはり風評被害やいじめが一番心配されるかなと思いますので、こちらへの対応について報告を願います。

○宮ア義務教育課長
 学習内容の保証対応につきましては、基本的には各学校では児童生徒の学習状況に応じまして家庭学習を適切に課しております。未指導分の授業の内容につきましては次年度に行うなど、全国学力・学習状況調査の前までにそれぞれ必要なところをやろうと思いますので、これらによりまして児童生徒の学習におくれが生じることのないように取り組んでおります。

○小関高校教育課指導監
 外国にルーツを持つ児童生徒や保護者への確実な情報伝達、日本人学校等からの編入児童生徒への対応についてお答えいたします。
 まず1点目、必要な情報については各学校から文書やメール等さまざまな手段によりまして確実に児童生徒や保護者に伝達できるよう努めております。新型コロナウイルス感染防止の具体的な方法、体調不良時の対応方法等につきましては、総務省から6カ国のテンプレートが作成されているため、各学校ではそれらの資料等も活用しながら感染症予防についての情報を伝達しているところでございます。

 次に2点目、海外から帰国した児童生徒につきましては、一時的な帰国でありましても転入学の希望を受けた場合には可能な限り受け入れている状況でございます。受け入れる学校においては、当該児童生徒が風評被害や差別等を受けないよう新型コロナウイルス感染症に関しての正しい情報をもとに、受け入れ側の児童生徒や保護者に説明を行うなどの対応をとっておるところでございます。

○沢田委員
 答弁ありがとうございました。
 最後に要望を1点させていただきます。
 今回、2月27日に政府から夕方18時以降の発表、要請と、その後文部科学省からは県教委に対してその日のうちに指示がなかったと聞いております。とすると3月2日からの休校要請が出た時点で、28日の金曜日の午前中に判断するしかなかったかなと。市町教育委員会も含めて、その日のうちに保護者への連絡文書を渡さなければいけないということで県教委も多分かなりもどかしい気持ちで過ごされたのかと思います。現場の教職員の声をたくさん聞いてきましたが、県の教育委員会や市町教育委員会への不満の声はほとんどなかったです。どちらかというと突然の要請に戸惑っていた、不安だったという声が多かったかなと思います。ただ今後によっては対応がそれぞれ違います。先ほどケース・バイ・ケースで対応されると答弁がありました。子供たちの安心・安全の確保とか保護者の不安解消、学校現場の不安解消、学校の混乱状況の鎮静が望めるのであれば、的確な指示を速やかに出していただければと思います。それを要望して、私からの質問を終わらせていただきます。

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