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委員会会議録

質問文書

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平成30年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:12/14/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 分割質問方式で何点かお伺いさせてください。
 さきの交通管制センターの視察では、鈴木交通規制課長を初めお世話になりました。ありがとうございました。
 本県は、東西に長く大動脈である東名が2本、そして基幹道路となる国道も東西南北に走っていますので、目まぐるしい交通環境において日ごろから交通安全と円滑な維持管理に御尽力いただいております公安委員会を初め県警の皆様に改めて感謝申し上げたいと思います。
 また、当委員会の渡瀬委員長がさきの本会議でも取り上げられましたように交通管制センターの老朽化対策は本当に急務であることがわかりました。多くの県民が同センターのお世話になっているにもかかわらず担当職員は人知れず同センターで日々重要な職責を果たされていらっしゃることにも敬意を表したいと思います。議会の一員として同センターの対策に少しでも力になれればと思う次第でございます。
 私は、9月県議会の当委員会においても信号機設置について質問させていただきました。今回は前回いただきました答弁を確認しながら再度質問させてください。今回の質問では警察庁が制定した信号機設置の指針をたびたび引用いたします。以下、同指針を指針と呼称しますのであらかじめ御了承いただければと思います。
 ここにおります我々委員は、職務上選挙区の皆様から交通状況の改善要望をいただく機会も多いですし、中でも信号機が欲しいとの声が多いと思います。
 そこでまずお伺いしますが、直近の年度で信号機の設置要望がどれぐらいあったのか、要望のうち土木事務所などの道路管理者から上がってくるもの、あるいは町内会など自治会から上がってくるものがカテゴライズされていれば、それぞれどれぐらいあったのか、わかる範囲で教えていただきたいと思います。あわせて要望に対してどれぐらいの割合あるいは設置数で実現されたのか、公表できる範囲で教えてください。

○鈴木交通規制課長
 直近年度での信号機設置要望でありますが、本年度新設する信号機19基により御説明いたしますと19基の設置に当たっては今年度予算に反映することとなる昨年中の信号機設置要望を検討したものであります。さまざまな方面から62カ所の要望が寄せられており、内訳は要望件数が重複していることから自治会や道路管理者の区分で数字を出していませんが、地元住民を通じて自治会等から上がってくるものが多数を占めていると承知しております。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 62件が多いか少ないかについて、私の個人的な感覚ですけれども全県としては意外と少ない印象を受けました。平成30年度に至っては19基で3分の1弱が実現しています。62件については先ほど申し上げました指針に沿ってある程度回答され、検討されたと思いますのでお伺いしたいと思います。
 まず、信号機の設置要望対応についてお伺いしますが、いろんな方面から信号機の設置要望があった場合、原則として警察庁が示している信号機の設置の指針に基づいて検討されていると思います。もし指針に加えて本県独自のガイドラインがあればどのような内容なのか、また後日でも構いませんので閲覧可能かをお伺いします。

○鈴木交通規制課長
 県警独自のガイドラインですけれども、平成27年12月に警察庁により信号機の設置指針が制定され、これに準じて信号機設置等の検討を行うように警察庁から通達されており、当県に限らず全国の都道府県警察においてこれにのっとって信号機設置等の検討を行うこととしております。また当県の指針として信号機の設置指針及び維持管理要綱を制定していますが、警察庁の指針との整合性や時流に合わせた修正を加えるため本年度中を目途に現在改正作業中であり、改正後の要綱について県警ホームページで公開して周知してまいりたいと考えております。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 警察庁の信号機設置指針は、5つの必要条件とさらに1つ適応すればいい択一条件を加味し、つまり5つプラスアルファの条件が整えば検討のきっかけになると思います。そこでお伺いしますけれども、先ほどの実現できた信号機は恐らく全てが指針に適合していると思うのですが、62件をふるいにかける段階で5つの条件プラスアルファにほとんど例外はないとの認識でよろしいでしょうか。

○鈴木交通規制課長
 62件は、全て現場を確認し、いろいろ協議してその都度警察庁の指針に照らし合わせて必要性を検討していますので、実現した19基以外の要望はいずれかの条件に合致しておらず信号機を設置しておりません。

○伴委員
 ありがとうございます。
 現在、私の地元の富士市で信号機設置要望を幾つかいただいております。内容を聞きますとあそこは危ないからといった直感的なものも多いですけれども、それだけでは県内が信号機だらけになってしまうのでしっかりと指針に基づいて地域住民側も要望を出すべきだと思います。
 追加でお伺いしますけれども、富士地域の道路管理者は富士土木事務所になると思いますが、道路管理者や地域住民から要望があった場合、先ほどの条件をクリアすれば必ずしも設置できるとは言い切れないと思いますが、信号機が必要な場所としてまず足り得る、いわゆる要望リストに追加されるという解釈でよろしいでしょうか。

○鈴木交通規制課長
 交通の安全を円滑に図るためには、必ずしも信号機によらなければならないわけではないため、それぞれの場所に応じた的確な対策が肝要であると考えております。
 道路管理者が道路を新設する場合や交差点改良を行う場合は、道路交通法により公安委員会の意見を聞かなければならないと規定されており、計画段階から交通管理者である警察として交通の安全と円滑を確保するため必要な意見を述べる等の所要の調整を行っています。
 道路の新設や交差点改良に当たり、交通管理者が有する知見をこれに反映させ交通の安全と円滑を実現していくため、道路形状や沿線の状況、見込まれる交通量等のみならず広域的な交通管制をも勘案した上で信号機設置の必要性を判断するものであり、こうした観点からも道路管理者の要望とはいえ全てについて必要性があるとは限らず、またそもそも交差点自体も必要性が低いと認められる場合もあることから交通管理者の総合的な見地からさまざまな対策を意見として述べるなどその都度適切に対応しているところであります。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 続いて、信号機設置に伴う地域住民との共存についてお伺いします。
 先ほどから用いております警察庁の指針は、法律に準ずるものと解釈でき、法的効力は大きなものがあると思っております。
 同指針の留意事項に、信号機の設置検討に当たっては地域住民及び道路利用者の意見に十分配慮するものとするとあります。さらに他県の例で東京都警視庁では、設置に反対する住民がいた場合、必要な信号機については反対住民との調整の上設置していくこととあり、同指針に基づいているとも記されています。9月定例会の当委員会の質疑で鈴木交通規制課長から、全てについて住民の立ち合いを求めてはいないが広範な安全対策が必要な場合には地域住民、道路管理者と現場で連携を図るとの御答弁をいただきました。
 そこでお伺いしますが、地域住民や道路管理者の意見を十分に配慮せよとの指針に沿い設置検討の際にどのようにして地域住民の意見等を汲んでおられるのか。また道路の新設とか改良に伴い設置が行われる場合、説明会をしてほしいとの要望、あるいは住民側から立ち合いさせてほしいとの要望があった場合にどこまで対応していただけるのか、あるいは対応しているのかをお伺いします。

○鈴木交通規制課長
 地域住民等の意見への配慮につきましては、交通の安全と円滑を図る上で地域住民等が抱える不安を解消するため、あらゆる対策を検討することが重要であると考えており、交通規制審議会を開催して交通規制の方向性等について地域住民の代表から御意見を伺うほか、先ほど答弁いたしましたとおり道路管理者からの意見聴取の場における情報共有等により広く意見に耳を傾けるよう努めているところであります。
 加えて、10番委員から御質問がありました地域住民から立ち合い要望があった場合の対応等については、要望内容を直接現場で確認することにより、より的確な交通事故防止対策等を検討することもあると考えられるため、要望内容をよく確認し必要と考えられる場合には地域住民や道路管理者、関係機関とともに現場確認を行うこともありますので、地元警察署交通課に御相談いただければ真摯に対応したいと思っております。

○伴委員
 ありがとうございます。
 要望を1点させてください。
 先ほどから用いています警察庁の指針や幾つかの都道府県信号機設置に関する取り組みをウエブで閲覧しておりますと、最終判断は当然各都道府県の公安委員会自体がしていることがわかります。法律がそうなっている以上従うしかありません。
 指針の留意事項における信号機を設置する上での効果の期待、緊急性、必要性について県下全域から上がってくる要望を一つ一つ担当職員が検証、判断され大変な作業であるとも思います。
 現在、相談を受けている要望箇所は道路管理者と住民との間の若干の誤解があり、矛先が信号機設置は警察が決めるからという流れに一部なってしまっていて当委員会の委員としては歯がゆく思います。
 今後、道路設置等の進捗に伴い皆様に要望が恐らく上がっていくと思いますけれども、その折には明確な御対応をそれぞれ法律に基づいていただければとお願いいたします。

 最後に、10月のパトロールニュースで及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長を拝見いたしまして、非常にいい取り組みだと個人的には思っております。県内東中西各地でランニングパトロールを展開されていますけれども、成果についてはなかなか表現しづらいかもしれませんが、状況とかこんな声を県民からいただいているというのがありましたらお聞かせ願いたいです。

○及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 しずおかランニングパトロールにつきましては、11月1日からスタートしたばかりであり、現在定例ランニングを11月と12月の2回にわたり県下8ブロックで開催したところでございます。
 県民からの声ですけれども、やはり走っておりまして直接県民と触れ合うものですから、ありがとうございますとの声を多くいただくとともに、次の募集はいつですかとの声も既に上がっております。また非常によい効果だと思いますけれども、県東部の一部の高校の先生が自主的にランニングを始め、共感した先生方がさらに加わって防犯ボランティアの輪がじわじわと広がっているところでございます。

○伴委員
 実際に、事件事故等に直面してしまったケースはありましたでしょうか。

○及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 現在のところ、直接はありません。

○伴委員
 ありがとうございます。
 私も、こう見えてキロ4分前後で走るランナーですので、富士地区で開催されることがあれば折を見て参加してみたいと思います。その節はよろしくお願いします。

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