本会議会議録
質問文書
令和6年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 赤堀 慎吾 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/29/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○赤堀委員
それでは、説明資料121ページの空き家バンクについて一問一答方式で質問いたします。
6月定例会で4月30日に総務省が発表した令和5年住宅・土地統計調査の速報値によると、静岡県内の空き家は約29万戸と前回の平成30年調査より約1万3000戸増加していると報告がございました。
県内では毎月2,000人程度人口が減少していますよね。一方で、新設住宅着工戸数というのが毎月1,500戸から2,000戸くらいあるんです。こういう状況を見ると、空き家が増加していくのも無理はないかと私は思っているのですが、そういった状況下で空き家対策を行うのは非常に大変な業務だと思っています。
空き家バンクについて、8番委員の質問に対し、民間とはすみ分けができているという答弁があったのですが、私は市町とのすみ分けについてお聞きしたいと思っております。
まず、県の空き家バンクの登録件数28件という数字について、8番委員の質問に当局からは努力が足りないと反省しているとの答弁がございましたので、これは理解しました。
次に、各市町においても空き家対策に取り組んでおりまして、空き家バンクを設置しているところもあります。各市町の空き家バンクの設置状況あるいは運用状況について把握されているかどうかお聞きしたいと思います。
○稲垣住まいづくり課長
現在、28市町で空き家バンクを設置しています。
○赤堀委員
市町によって空き家バンクの運用が大分違うと思っておりますが、やはり県と市町が協力をして進めていくことは必要だと思っています。市町の空き家バンクとの協力連携は具体的にどうされているのか、あるいは今後どのように考えているのかお聞きしたいと思います。
○稲垣住まいづくり課長
県の空き家バンクの登録件数を増加させるために、市町の空き家バンクとの連携強化が重要だと考えており、昨年度市町の空き家バンクに搭載されている物件が200件余ありますが、そのうち県の登録要件に合う物件をそのまま市町より登録できるように見直しを進めてきました。
ただ県の空き家バンクは、スムーズに売買ができるように事前に不動産業者と媒介契約を締結する旨の登録要件がありますが、市町の空き家バンクの登録物件の多くは事前に不動産業者と媒介契約を締結する旨の要件を満たしていないことが分かりました。
ただし、市町においてはそれを民間とかNPO等に委託して管理しながら運営することもやっているものですから、現在事前に不動産業者との媒介契約の締結に係る要件を緩和していこうと考えています。そうすることによって、市町の空き家バンクに載っている200件余りある物件のうち半数以上と考えているのですが県の空き家バンクに登録できると見込んでおります。登録件数の増加に向けて市町との連携協力を進めてまいりたいと考えております。
○赤堀委員
媒介契約がネックになっているのは私も聞いておりましたので、緩和していただけるのはいいことだと思っております。
ただ、県の役割と市の役割をしっかりすみ分けをして二重行政にならないように進めていくことが必要だと思います。連携協力がしっかりできれば基本的な業務は市町で進めて、県は成立した物件に補助金を出すとかでも済むのではないかと思います。今後市町としっかりと連携して二重行政を避ける方向で進めていっていただきたいと思います。これは私の意見です。
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