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委員会会議録

質問文書

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令和2年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:11/04/2020
会派名:自民改革会議


○天野委員
 それでは、一括質問方式で2件質問させていただきます。
 先ほど6番委員からストレスチェックの質問が出ましたけれども、職員の健康管理について6番委員とは重ならない形で質問したいと思っています。
 警察の仕事は、普通の職場と違って長時間勤務が非常に起こりやすいですから当然長時間労働の職員が非常に多いと思います。
 昨年、長時間労働と認めた職員数、職員の業務の状況、そしてそのうち医師の面接をした職員数を教えてもらいたいと思います。
 そして、長時間労働解消に向けてどういったこと実施したのか。
 さらに、今までは長時間労働もやむを得ないと言ってきたが、今後はこういった実態を踏まえて職員数が今の人数で適正なのか、もっと増員しなければならないのかについてまず1点伺いたいと思います。

 次に、令和元年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書29ページと30ページに科学捜査の推進があるわけですけれども、昨年度の法科学鑑定の総数が平成30年度に比べて760件増えています。
 DNA鑑定や若者の薬物乱用を含めて、法科学鑑定の予算が足りたのか、人員はどうなのかについてお伺いしたいと思っております。
 そして、法科学鑑定がこれからはますます増えていくと思いますけれども現状で賄えるのかどうなのか。将来人員と予算はこのままでいいのかどうかお伺いします。

○水嶋警務課長
 職員の健康管理対策について、昨年度の長時間労働を認めた職員数とその業務、そのうち医師面接をした職員数についてまずお答えいたします。
 昨年度中に、正規の勤務時間を超えて在庁した時間が1か月当たり80時間を超えると申告した職員及び2から6か月間における平均が1か月当たり80時間を超えると申告した職員は延べ1,608人であります。
 これら職員が従事している業務は、主に事件捜査や予算編成事務などであります。
 県警察では、これら職員のうち医師による面接指導を希望する職員、所属長が医師による面接指導の必要があると認めた職員などを面接指導対象者として産業医との面接指導を行っております。昨年は延べ682人に対して面接指導を実施しています。
 次に、長時間労働解消に向けて実施した取組についてお答えいたします。
 県警察では平成28年4月、女性活躍推進法及び次世代育成支援法に基づく行動計画として静岡県警察みらい創造計画を策定いたしまして、同計画の重点項目の1つとして働き方改革を掲げ長時間労働の解消に資する業務の合理化、効率化や職員の意識改革などに取り組んでおります。
 具体的には、時差勤務制度や時間外勤務の正規の勤務時間への振替などを試行運用するほか職員の意識改革を目的とした研修を開催しております。
 職員数については後ほどお答えいたします。

○河合刑事部参事官
 御質問のありました法科学鑑定の状況についてお答えします。
 まず最初に、予算についてでございます。
 法科学鑑定の予算の執行状況については、科学捜査研究所において刑事警察運営事業費とDNA型鑑定支援員設置事業費から約2067万円を執行していますが、昨年、平成30年度についても約2072万円でほぼ同額となっております。
 それから人員についてでございますけれども、人材の獲得については欠員があった場合は順次採用しておりまして、近年では法医科医2人を新規に採用しております。今後も各鑑定の需要状況や世代交代のバランスといったものを視野に入れながら適時適切に対応を図っていきたいと考えております。
 鑑定の数が増えていることですけれども、鑑定受理件数は事件事故の発生件数だけではなくて、その発生状況や犯行状況によってもかなり増減いたします。先ほど2番委員が御指摘のとおり、受理件数が増加した法医科ではDNA型鑑定が増加、薬毒物化学科では大麻の鑑定が増加、文書科においては印刷物の鑑定がそれぞれ増加している状況でございますけれども、現人員において捜査に影響を及ぼす鑑定の長期化等、影響はございません。各鑑定員が分析機器の使用に際して相互に調整を図ったり、あるいは担当者の負担状況により仕事の見込みや割り振りをしながら適切に行っております。

○水嶋警務課長
 適正な職員数の件ですが、県警察は全国の警察官1人当たりの負担人口は全国平均を上回っている状況です。
 しかしながら、適正な警察官の数につきましては治安情勢あるいは都市化の状況等総合的な状況を見ながら決まってくるものと承知しておりますので、この時点で職員数が多いか少ないかについてはコメントは差し控えたいと思います。

○天野委員
 職員の健康はすごく大事だと思います。
 非常に危険といつも隣り合わせの仕事をしているわけですから、職員の健康管理についてはぜひ署全体、県警全体でもう一段気を配ってほしいなと。千六百何人と、全体からいくと私はまだ少し多いと思います。
 そういう意味で、ストレスの問題も含めて健康管理についてもう一度抜本的な対策をしてほしいと要望しておきます。
 それから法科学、今は長時間勤務を含めて対応していると言っておりますけれども、私はまだ増えてくる可能性もあると思います。
 そういった意味で、今の状況で無理をして問題に対応するのではなくて、逆に言えばそういった問題に少しゆとりと必要な人、お金、設備はこれからの時代に大変重要と思います。
 改めて、検査も含めた人員を検討することも大事ではないかなと要望して終わります。ありがとうございました。

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静岡県議会事務局議事課

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