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委員会会議録

質問文書

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平成31年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:河原崎 聖 議員
質疑・質問日:02/28/2019
会派名:自民改革会議


○河原崎委員
 それでは、一問一答方式でお願いいたします。
 まず、総務委員会説明資料の13ページの広聴広報で一番下の3番の新規と書いてあるところで、発信力がある人と出ているんですけれども具体的にどういう内容なのか。昔からふるさと大使とかいろんなものがあって決して新しい手法じゃないと思うんですけれども、今回どういうことをイメージしているのか具体的なところをお願いします。

○杉山広聴広報課長
 発信力のある人についてでございます。
 昨日の8番委員の御質問にお答えしました際、ニュースアプリについて答弁いたしましたが、ニュースアプリを活用した情報発信で活用していきたいと思っています。
 現在、広報アドバイザーからアドバイスをいただいておりますけれども、発信するテーマ、内容等の検討を進めているところでございます。

○河原崎委員
 ニュースアプリと一体化した考え方ですか。有名なユーチューバーがどうのこうのという世界の発信力がある人という意味ですか。

○杉山広聴広報課長
 そういうこともあるとは思いますけれども、現在アドバイザーからは、テーマをどうするかについてSNSで静岡県がどういったワードで検索されているかを事前調査しなさいとアドバイスを受けています。それをやる中でテーマを決めていこうと思っているんですけれども、テーマを決めた後どういう人に記事を書いてもらうかを考えていきたいと思っております。
 したがいまして、ユーチューバーがいいのか、それとも真面目に記事を書いてくれる著名人がいいのか今後検討していきたいと思っております。

○河原崎委員
 わかりました。次に移ります。

 委員会説明資料15ページの地域外交の台湾でアウトバウンドの創出とあります。これは何度も指摘されてきていると思うんですが、具体的にアウトバウンドを創出するための施策が予算措置も含めて何かあるのかどうなのか確認させていただきたいと思います。

○土村地域外交課長
 台湾におけるアウトバウンド対策でございますけれども、従来から富士山静岡空港からの直行便を活用した教育旅行や民間交流の拡充に努めてきております。
 来年度につきまして、まず教育旅行ですけれども台湾を訪問する学校は公立、私立を含めて25校になっており、既に成果が出ていますが、来年度も引き続き教育委員会と連携して教育旅行の拡充に努めてまいりたいと思っております。
 もう1つの民間交流につきましては、マラソンやサイクリングを通じて静岡県から台湾へ訪問していただく施策を行っております。
 とりわけサイクリングにつきましては、富士山静岡空港を活用した交流が継続されるよう文化・観光部と連携しながら旅行商品の造成を働きかけております。そのかいもありまして来年度は商品化される見込みと伺っております。引き続き可能な限り支援してまいりたいと考えております。
 また、前提である富士山静岡空港から台湾への直行便が拡充されることが大きな課題でございまして、エアラインや台湾政府の協力が不可欠と考えております。
 地域外交課といたしましては、現地の台湾事務所や政府機関、関係機関等の事務所と連携しながら訪問するなど引き続き働きかけていきたいと考えています。
 また、今後台湾の魅力を発信して県民の皆様に来ていただけるような現地映像を活用して、県民のアウトバウンド促進に努めた情報発信も検討して取り組んでまいりたいと考えております。

○河原崎委員
 わかりました。具体的なものとしてある程度数がふえるかもしれないのは自転車が一番になりますかね。それ以外のことは前々からやっていますよね。とりあえず自転車関係等で多少なりとも広がることを期待したいと思います。

 次は、委員会説明資料42ページの採用試験に関連して一番下の受験対象で障害のある方の対象を広げることになっています。昨年秋の障害者雇用問題等の指摘を含めた措置の一環だと理解いたします。言い方として正しいかどうかわかりませんけれども、県のアウトプットとして間口を広げたことになるのかなとは思うんですが、成果として私も含め何人かの方が代表質問や恐らく委員会等でも指摘されているとは思います。例の法定雇用率2.5%の達成はもちろんですが、それ以上に県として他の民間企業の模範になる取り組みをすべきと指摘されてきたと思います。
 そういった意味で、来年度の障害者雇用全般の方向性、具体的な数字等を含めてあるのであれば示していく必要があるかと思うんですが、お考えを伺えればと思います。

○縣人事課長
 障害者雇用者数につきましては、当面3年間を目途に正規職員、非正規職員合わせて50人程度を目標として障害者の雇用を進めてまいりたいと考えております。
 内訳でございますが、まず人事委員会が行う競争試験によって採用する正規職員については――人事委員会とも毎年度の協議になってまいりますが――合格水準に達した方を可能な限り採用することといたしまして毎年度5人から7人程度任用してまいりたいと思っています。
 非正規職員につきましては、平成31年4月から本庁におきまして発送作業等の業務を行うワークステーションに2人を採用してまいります。
 そこも含めまして、今後は県庁舎の整備、清掃あるいは今は本庁にしかないワークステーションを出先機関にも順次設けた上で各年度10人程度、3年間で30人程度の任用を目標といたしまして具体的にはどういった業務をお願いできるか検討を行っていくところですが、採用に当たっては当然障害のある職員が能力を十分に発揮できるよう、単に数合わせにならないように障害の特性にあわせた環境づくりをした上で、周囲の職員にも障害への理解を深める研修もあわせて行った上で障害者雇用に努めてまいりたいと考えております。

○河原崎委員
 今後の展開を見守るしかないといいますか、新年度以降の成果を確実に見ていきたいと思います。引き続きよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、委員会説明資料の最後にある監査についてです。
 1点目は、島田土木事務所が非常に多いですけれども、数が多い理由はどういうところにあるんですか。

○田嶋監査課長
 今、1番委員のおっしゃった島田土木事務所の件ですけれども、島田土木事務所では今回物損事故が10件、人身事故が3件と多くなっております。基本的には工事の仕様書にもありますとおり工事の安全について配慮して進める受注者の責任がございます。大きな事故というよりも軽微な事故でして実際に中身を見てみますと第三者事故につきましては水道管を掘ったときに損傷してしまったとかNTTの架線を切断してしまった、人身事故につきましても測量していたときに誤って滑落してしまってとのことです。事故自体は当然起こしてはいけないことですけれども、内容的には軽微であります。受注者側がもう少し注意深くやっていれば事故は防げたと思います。

○河原崎委員
 今の点はわかりました。

 先ほど来、多くの委員の方々から御指摘がありますけれども、職員の不祥事関係で交通関係、金銭、わいせつ行為といったことを繰り返すことが非常に残念だと思うんですが、同時に最近の風潮を見ていますと例の飲食店での不正動画等は――職員がやったことじゃないですけれども――ああいったものが1個出てくると昔は同じようなものは一旦おさまることが多かったと思います。
 例えば、福岡市職員が交通事故を起こして人を殺してしまったことを受けて交通事故に対する規制も非常に厳しくなる中で、同じことを繰り返すまいという空気になったと思うんですけれども、今は逆にそういうのが出ると自分もやってやろう的な感じが出てきていて、どうも病理が深まっているといいますか、そういった面ではメンタル面の現状把握が難しくなっている感じがします。そういったことが働き方改革にもつながっていくのかもしれませんけれども、不祥事を繰り返さないようにいろいろな努力されているのは先ほど来のお話でわかるんですけれども、まず現状の理解といいますか県の捉え方についてお答えいただければお願いしたいと思います。

○縣人事課長
 不祥事発生の現状でございますが、不祥事には大きく2つございまして事務上の不祥事と公務外の非行です。
 後段の公務外の非行につきましては、職員個人のモラルに訴えるしかない部分ではございますが、先ほどもお答えした職員一人一人が抱える葛藤にもう少し組織として寄り添えないかと。現在外部委託業者への相談体制等も整備しておりますが、私どもでできることは風通しのよい職場づくりに向けた取り組みであったり、働き方改革であったり、考えられるところはこれからも考えてできるだけ職員の負担を減らした上で、非行にストレス解消を求めないようにこれからも引き続き働きかけていくべきと考えています。
 もう1つ、事務上のものにつきましては、システムで減らすことを考えていかなければいけないと思っています。
 そうした意味では、2020年に内部統制制度が導入されます。具体的にはリスクと言っていますが、交通事故や過失も含めた事務不祥事が起こる場合の予兆が見えた場合には危険が起こると見える化しまして各所属において点検する趣旨でございます。
 先ほど、南野出納局次長兼会計課長からもお話がありました会計指導検査におけるリスク点検表は会計指導におきまして機能を先取りしてございます。会計指導のみならず交通事故であったり、場合によっては公務外非行にも活用できないかと内部統制制度の導入を契機といたしまして人事課、出納局、関係部局で検討しています。これからも不祥事防止の取り組みは終わらないと思っておりますので、ゼロを目指してできる限りやってまいりたいと考えております。

○河原崎委員
 恐らく、簡単にはおさまらないだろうなと。本当に闇の深さを感じるものですから、そういう意味ではイタチごっこになるかもしれませんが、引き続き御努力いただければと思います。

 次に移ります。
 平成31年度当初予算、経営管理部の主要事業概要の5ページに高度情報化推進事業費のうち新規事業としてネットワーク中長期基本構想策定事業がありますけれども、構想はどのようなもので、構想でどんな新しい内容に取り組む予定なのか伺いたいと思います。

○黒柳電子県庁課長
 ネットワークの中長期基本構想についてお答えいたします。
 現状のネットワークにはさまざまな課題が顕在化してございます。県庁ネットワークにおきましては老朽化が一番の問題です。そのほか通信速度が遅いことや新技術、新サービス導入のための規格が不適合であったりしております。セキュリティー面におきましては庁内ネットワークであるSDOとインターネットの相互利用は困難でございます。3つ目に庁舎間ネットワークにつきましても通信速度が遅く、災害時の安定的利用が困難であるといった問題がございますことから中長期基本構想を策定しようと考えております。
 まず、短期におきましては最初の2年間で現状の機能維持を第一として、タイムリーな機能更新と新ICTの小規模施行を目指しております。続いて中期におきまして在宅勤務拡大と単独事務所への安全なインターネット閲覧環境の整備により計画的、効率的な規模拡大を目指そうと考えております。長期におきましては庁舎のフリーアドレス化、テレワークの全庁的利用や災害に強いSDOの実現など災害に強く多様なネットワークを目指そうと時代に即した形で考えております。
 いずれにしましても、県民本意の生産性の高いネットワークの構築に努めまして、ICTを活用して外向けには質の高い県民サービスの提供、内向けには行政生産性の向上、さらには職員の労働時間縮減を図ってまいりたいと考えております。

○河原崎委員
 成果が上がることを期待したいと思います。

 それでは、最後の質問に移ります。
 ユニークベニューの推進についてです。
 本会議での相坂議員への答弁で、歴史的建造物や公共空間などをイベントやレセプションの場として提供するいわゆるユニークベニューを推進し、県有施設を活用したふじのくに静岡県の効果的な情報発信に取り組むとありました。県有施設の有効活用という観点で重要であり、ぜひ関係部局が連携して進めていただきたいと考えますが、単なる県の行事を開催しましても自己満足に終わってしまうのではないかと危惧されるところです。国際会議など県内外から注目を集める催しをやらなければ情報発信効果は限定的となります。
 そこで、ユニークベニューとして情報発信するに値する県有施設は具体的にどのような施設があるのか、またそうした場所で開催するに値する国際的催しは現時点でどのようなものを想定しているのか伺います。
 また、平成31年度の取り組みがあれば伺います。

○萩原管財課長
 ユニークベニューについてお答えいたします。
 まず、現状で考えている県有施設でございますけれども大きく2つの分類で考えております。
 1つは、建物自体が非常に普遍的で歴史的価値があるもの、もう1つは近代であっても県有施設として特徴のあるものと考えております。前者の歴史的建造物につきましては非常に懐古的で雰囲気があり、昭和12年に建築され平成17年に国の登録有形文化財になった本庁本館を想定しております。
 一方で、特色ある施設につきましてはいろんな観点があると思いますけれども、本会議でも答弁したようにふじのくに地球環境史ミュージアムとか富士山世界遺産センター、茶の都ミュージアム、このはなアリーナなどを想定しております。
 1番委員の御指摘のとおり、国際会議等いわゆる点ではなく大きな取り組みへつなげていくことは本当におっしゃるとおりでございまして、単発のイベントに終わるのでは広がりが少ないと思っております。
 ただ、ユニークベニュー自体が新しい取り組みでありまして、管財課で一生懸命やっていこうと思っておりますが、まずは県有施設の機能と特徴の整理した上で、国際会議も含めていろんなニーズと機能、特徴がいかにマッチングするかしっかり考えなくてはいけないと思っております。
まず来年度はユニークベニューの事例等の研究、県有施設の機能と特徴等を整理した上で実現に向けて広聴広報課を初めとした関係課との調整に入りたいと思っております。
 ただ、まずは実践することが大事だと思っておりますので、管財課が直接管理している本庁舎の本館におきまして小さくてもいいので具体的な催しをやっていきたいと思っております。特に本館は正面玄関から階段に向いて非常に雰囲気のある空間がありますので、例えば結婚式の記念写真とか、クラシックの小さなコンサートといった事例をつくり、テストケースをやった上で拡大していきたいと考えております。

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