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委員会会議録

質問文書

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令和4年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:06/27/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員
 湖西市選出の田内です。よろしくお願いします。
 分割質問方式で3点御質問させていただきます。
 まず1点目ですけれども、コロナ禍における柔剣道の稽古について質問したいと思います。
 先月27日に3年ぶりに逮捕術大会が開催されました。逮捕術をはじめ柔道、剣道の稽古は県民、そして警察官御自身を守るためにもとても大切なものだと認識しております。
 しかし、新型コロナウイルスの影響で稽古はとてもやりにくい状況であったのではないかなと思います。私も大学を出てからかれこれ20年間子供たちにボランティアで空手を教えておりまして、コロナ禍でどう練習をやるかとても頭を悩ませましたので、きっと県警の皆さんも同じような状況だったのではないかなと推察しております。
 そこで、柔剣道をはじめ警察官の武道の稽古は現在どのように行われているのかお伺いします。

○鈴木警務課長
 コロナ禍における柔道、剣道、逮捕術の稽古、訓練の実施状況についてお答え申し上げます。
 8番委員御指摘のとおり、まさしく警察官にとりまして柔道、剣道等は凶悪犯罪等に毅然と対決する姿勢を堅持する気力、体力を養うほか職務倫理の涵養にもつながるなど県民の皆様の命を守るためには必須かつ重要なものでございます。
 新型コロナウイルス感染症拡大を受けまして、全国的にも柔道、剣道等の訓練が中断されたところでございますけれども、その必要性、重要性に鑑み基本的な感染防止対策を講じながら職員個々による単独訓練から相手のある訓練へと段階的に訓練を再開してきたところでございます。
 現状におきましては、訓練前の手指の消毒、体温測定や道場での換気の徹底、訓練員を制限した少人数による訓練、さらには飛沫感染防止のための専用マスクの着装など基本的な新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら試合形式を含めた訓練を行っているところでございます。
 具体的には、柔道では稽古専用のスポーツ用マスクを着装、剣道では面がねにフェイスシールドまたはマウスガードを着装するとともに直接顔にマスクをしております。
 また、逮捕術では面がねに装着するフェイスシールドを使用しながら稽古を行っているところでございます。
 県警察といたしましては、柔道、剣道、逮捕術、術科訓練の重要性を認識の下、引き続き感染症対策を徹底しながら稽古を推進してまいります。

○田内委員
 御答弁どうもありがとうございました。
 意見、要望とさせていただきますけれども、やはり日頃の鍛錬のモチベーションを高めるのはなかなか難しいと私も実感しております。現役のときはもちろん体がキレキレで動いたんですけれども、今45歳になりましたので子供たちに見本を見せしっかり教えられる体をつくるためにはどうやって維持していこうかなと考え、走るの嫌だなと思っても日々頑張って訓練をしています。警察官の方々にとって大会はモチベーションにつながるものと思います。私も数年前に拝見をしたことがあるんですけれども、逮捕術の大会、剣道の大会もあるかと思います。非常にレベルが高い、すばらしい大会だと思うんですけれども、そういった大会をぜひ随時開いていただく方向で進めていただければありがたいなと思います。

 次の質問に移ります。
 高齢運転者の免許更新に係る検査の順序及び周知方法についてです。
 5月13日に道路交通法が改正され、75歳以上の高齢ドライバーが運転免許を更新する際、信号無視などの交通違反歴がある方は運転技能検査が義務づけられ、一定の点数を取らなければ運転免許を更新できなくなったと認識しております。警察庁のホームページを確認しますと、75歳以上の高齢ドライバーの免許更新の手順として特定の交通違反歴がある方についてはまずは運転技能検査を受検、合格すると認知機能検査を受検、最後に高齢者講習を受講して免許更新となっております。
 しかし、先ほど本部長からも資料8−1で御説明がありましたけれども、本県については最初に認知機能検査を受検、次に運転技能検査を受検、最後に高齢者講習を受講して免許更新となっていると認識しています。
 そこで、警察庁で示された検査の順番と違う理由についてお伺いします。

○有馬交通部参事官
 検査、講習の順序が警察庁と異なる理由についてお答えさせていただきます。
 警察庁のホームページにあります検査、講習の順序は、あくまで一例として示されたものであります。道路交通法上順序の規定はありませんので、本人の希望によりどの検査、講習から受けられても免許更新は可能であります。
 本県では、認知機能検査からの受検をお勧めしておりますけれども、これは認知症と診断されると免許証が取り消され、それまでに受けた受検、受講が無駄となってしまうからであります。
 運転技能検査につきましても、不合格となるおそれがありますので、認知機能検査の次に受検をお勧めし、最後に高齢者講習を受講する順序を御案内させていただいております。

○田内委員
 御答弁どうもありがとうございました。
 順番も選べるということでよく分かりました。
 ただ、先日の全国紙の新聞にこの順番が載っておりまして、その順番で受けなければいけないのかなと誤解しておりました。ですので、順番を選べることも含めて周知徹底をまた進めていただけるとありがたく思いますので、要望とさせていただきます。

 それでは最後の質問です。
 陳情関係で1点、質問いたします。
 当議会に梶田様から提出された陳情書については昨年度も同趣旨の陳情書が提出されており、私たちふじのくに県民クラブ所属の杉山淳議員の質問に対して、県警察としては陳情で主張されている内容については同じくその梶田様から提訴されている国家賠償請求の争点にもなっているので裁判の場で明らかにしていくという御答弁をされたと承知しております。当委員会のメンバーも替わりましたので、改めて裁判における主な争点と県警察の御主張、今後の裁判スケジュールの御説明をお願いいたします。

○水嶋首席監察官
 梶田氏が原告となります裁判の争点、被告県としての主張及び今後の裁判の日程についてお答えいたします。
 本件は、平成24年に下田警察署に勤務する警察官が自殺した事案につき、その妻子及び両親がそれぞれ県を相手取って慰謝料等を求めた国家賠償請求訴訟でございます。
 両裁判の争点につきましては、自殺の公務起因性及び安全配慮義務違反の有無でありまして、具体的には公務に客観的に量的、質的業務過重性が認められるか否か及び県側に自殺の予見可能性があったか否かという点になります。
 被告県の主張につきましては、自殺の公務起因性について当該職員の業務は警部補として一般的なもので質的、量的ともに特別に過重のものではなかったこと、安全配慮義務違反の有無につきましては、仮に当該職員が何らかの精神疾患を発症していたとしても自らの体調に問題はないと申告していたことから当該職員が自殺に至る可能性を予見することはできなかったため、賠償責任を負う債務不履行はないというものでございます。
 裁判の日程につきましては、妻子が原告となる裁判は令和4年1月26日の弁論期日をもって終結、両親が原告となる裁判は令和4年5月11日の弁論期日をもって終結となっております。両裁判とも判決の言い渡しは本年7月13日に広島地方裁判所福山支部で予定されているところでございます。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 判決が出た際には、判決内容と判決を受けての県警察の対応方針について関係する議員に対し速やかに御説明を頂きますよう御要望をいたします。
 私の質問は以上です。ありがとうございました。

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