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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○岡本委員
 それでは、一問一答方式で数点お伺いしたいと思います。
 まず最初に、総務委員会説明資料の7ページ、平太さんと語ろうの実施の件ですが、ここに書かれましたように新型コロナウイルスの感染防止のために今回は中止するとございます。
 今までの実績を見ていきますと、下段にありますように大変回数も多く、また人数もそれぞれ多く開催されていてそれなりに意味があったと思うんですね。今回このコロナウイルスの感染拡大状況からすればなかなか開催が難しいと思われますが、今こうして振り返ってみるとさらに先々まで含めてこのままただやめればいいのではなくてやる方法はあると思うんですね。ですからそれぞれ何名減らすとかオンラインなどで映像も含めて、やりようによっては方法がある気がするんです。
 要は、このコロナで皆さん困ったり意見を多く持っている、あるいはリニアにおいてもいろいろな議論をされているときこそ県民の声、意見を聴く一番のチャンスじゃないかと思うんですね。全く同じような方法で開催したらどうかとは申しませんが、人数は少ないかもしれませんけれど工夫によって皆さんの貴重な意見を聴く1つのチャンスにすべきではないかなと思っていますので、まずこの辺の経過並びに今後についてお聞かせいただければと思います。

○横山広聴広報課長
 知事広聴平太さんと語ろうの実施についてお答えします。
 9番委員御指摘のように、この時期だからこそ県民の声を聴くことは必要だと私どもも強く思っております。
 しかしながら、御前崎市、菊川市を対象とした7月の知事広聴開催については準備段階の時点でまだ非常事態宣言が発令されていたこともあり残念ながら延期させていただきました。
 ただ、9月に開催します掛川市の時期、場所については今のところ予定どおりの開催を考えております。開催につきましては様々な新型コロナウイルス感染症の感染防止を徹底いたしまして、例えば参加者や傍聴者の数を限定する、席の間隔を空ける、マスクの着用、手指の消毒の徹底等様々ございますが、感染防止指針等に従いまして開催する予定です。
 なお、感染が拡大、また第2波、第3波がありましたらその都度開催の可否、方法について検討していきたいと考えております。

○岡本委員
 よく分かります。
 確かにおっしゃるとおり、当時の準備段階では一番厳しい状況だったと思いますので、そこで開催するのはなかなか環境としては難しいと思います。それはそれで十分理解しておりますので、要はこれからいかにしてその分を挽回するとは言いませんが、皆さんの意見を効果的に聴くかについてお答えいただいたようなことで、ぜひ準備を進めていただきたいと思います。もちろん先々まだどうなるか不確定要素があるかもしれませんが、まず今できる範囲で人数やら持ち方やら含めてぜひいろんな工夫をしていただいて効果ある平太さんと語ろうにしていただきたいと思います。これは要望しておきたいと思います。

 次に、説明資料の8ページ、県民の日のこども県議会についても同様に厳しい状況であったと思います。ただ我々も議会で半数ずつやっていますので、半数ずつやろうと思えばできないこともない。しかし子供たちの立場で考えると学校が休校しましたので、時間を割くのはかなり厳しい状況かなとも理解できます。その意味ではなかなか一概に半数でやればいい、あるいは3つに割ればいいということではないかもしれませんが、やる方法もあろうと思います。
 今回は、今までと同じようなことではないけれども、ほかの方法で考えていると書かれていますので、その辺まだ決定なり案は出きってはいないかもしれませんが、何かこうしたいというのがあればお聞かせいただきたいと思います。

○横山広聴広報課長
 こども県議会の開催方法についてお答えします。
 例年こども県議会につきましては県民の日、8月21日に議場において開催させていただいておりますが、今9番委員の御指摘のように夏休み期間中の開催が難しいとの判断で議場におけるこども県議会の開催は中止させていただきました。
 ただし、中止の議論をする中でも教育委員会から非常に教育的効果が高いとのお話も頂きまして、代替の方法で何かできないかと検討を続けております。具体的に8月はずらさざるを得ないところですが、年度後半になりまして何らかの、例えば動画を活用して児童生徒たちの意見を動画で送ってもらって、こちらも動画で返すような方法ができないかなどを教育委員会と連携を密にして検討しているところです。

○岡本委員
 これをある意味では1つの大きな目標にして、楽しみにしている子供もいますので、ここで途切れて終わりではなくていろいろ方法を考え、しかも出席する子供の都合を十分に考えながら、大変厳しいと思いますがぜひ効果あるものにしていただきますように要望したいと思います。

 次に、説明資料の11ページについてお尋ねしたいと思いますが、県債残高の見込みで今回の補正はかなり大きな金額だと思いますし、今までの臨時議会も含めて補正予算をずっと見ていけば、恐らくリーマンショックのときの補正を上回るのかな、全体を見ると。相当大きな金額だと思いますね。それなりの準備をしてきていますが、ここの通常債の合計のところで先ほど説明がありました。結果的には221億円余増え、皆さんが今日までずっと御努力されて順調に県債残高を減らしてきた経過がありますが、221億円はかなり大きな金額だと思います。これから先々どこかで活動の大きな負担になってしまうのではないかと心配もあります。
 221億円増えたときの先々の組み方も含めて影響がないようにどの程度やっていけるのか、財源を含めて心配だと思いますのでお聞かせいただきたいと思います。

○平塚財政課長
 県債の関係についてお答えいたします。
 説明資料の11ページに通常債の残高が出ており、令和2年度末で前年度から221億円余増えることですけれども、今回コロナウイルスの関係で4月補正以降、補正をかなりの規模で打っております。合計で1117億円余の補正を打っておりますが、そのうち県債については4億円で、今回の221億円は一応想定していた増加になります。
 今後コロナ関係の対策に必要な財源については国から臨時交付金等が措置されますので、そこは恐らく県債を使わなくても大丈夫だと思っておりますけれども、ただ心配しているのは今後県税収入が減額あるいは猶予で減った分です。通常県債は建設事業に充てますので、ハード事業がなければ県債は増えないんですけれども、税収減を補う例えば現行でも減収補塡債という制度があります。そのほか今こういう状況ですので国でも特例的な県債を検討していると聞いております。これからの減収額にもよりますけれども、減収を補う特別な県債をどれぐらい打つかによって県債残高がこれからさらに増える可能性もあります。我々も目標は1兆6000億円と定めていますのでその辺も意識し、必要な原資も補塡しないといけないのでバランスを取りながらやっていきたいと思っています。

○岡本委員
 ありがとうございます。
 大変難しい状況だと思いますね。隣のページに決算見込が書かれていますが、今私が言うように今年度の税収の落ち込みを考えると先々の運営は相当厳しい状況だと思うんですね。そこは今日までの言ってみればノウハウもあるでしょうし、十分に検討していただいて少しでも負担が少なく効果のあるものになるように、ぜひお願いしておきたいと思います。

 最後に、今幾つか質問しましたけれども、例えばそれぞれコロナに影響されて仕事、事業の進め方、あるいは会議の持ち方も含めて大きく変わったと思うんですね。したがって働き方そのものも変わってきていると思いますので、全部終わっている段階ではありませんから総括はまだ難しいかもしれませんが、今回のこのコロナの状況を受けたときにデメリットだけではなく、大変なことですが同時にこれによって変えていける、変化させていく、前進させていく面もあると思います。今どんなところを今考えたりこれからやっていこうとされているのか、どなたか代表でお答えいただければと思います。

○水口政策推進局長
 新型コロナウイルスに対してデメリットとメリットがある中で、メリットをどのように県政として利用していくのかでございますけれども、まず既に経済産業部におきまして新しい生活様式にのっとった形で新しいビジネスを起こしていく、今危機ではあるんですけれどもそれをチャンスに変えていく施策を一生懸命頑張っているところです。
 また、観光も基本的に新しい生活様式の中で安全をベースにしながらいかに楽しんでいただくか検討しているところですので、そういったものをメリットに変えていくのが1つございます。
 それともう1つ大きな話としては、知事のこの前の答弁でもありましたけれども、東京一極集中が大きく揺らいでいます。それはリスクが非常に大きくなっているということですので、そういったものを機に地方の創生に役立たせていくのが一番重要だと思っております。それにはふじのくに型のライフスタイルを情報発信して、先ほどの税制もございましたけれども企業誘致も一生懸命やらせていただくこと。人々が変化を求めておりますので、その変化にしっかりとアクセスしながらこちらに誘引するものを積極的にやっていくことが必要だと思っております。

○岡本委員
 よく分かりました。
 今お話のように決してマイナスばかりではなくて、物事の捉えようによってかなりいい面も出てきていると思います。したがってこの際思い切っていろんなものを変えるチャンスだと思いますね。このことは皆さん方、我々、県だけではなくて、県民もそういったことを認識しているときだと思いますのでやりやすいと思うんですね。だから思い切って今までなかなか発言できない、あるいは変えることが難しかった項目もできることがたくさんあると思いますので、ぜひこれは皆さんそれぞれ十分に検討いただいて、思い切った政策なり転換をしていただくようにお願いして私の質問を終わります。

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