• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年7月情報通信技術利活用特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:07/14/2020
会派名:無所属


○山本委員
 それでは、一問一答方式でお願いします。
 危機管理部さんにお伺いをいたします。
 政府のクラウドサービスを利用し、情報処理を行うサーバーを県外に設置することで、災害に強いシステムとなっていると書いてありますが、大地震、大津波等で、例えば光ケーブルが寸断されたとか、回線の中継基地等が破壊されたときには電気は自家発電になるかと思うんですが、ネット回線網が破壊された場合に、衛星回線等を使うシステムが構築されているのかどうか、お伺いいたします。

○酒井危機対策課長
 クラウドサービスにつきましては、7番委員御指摘のとおり、ネットワーク回線について破壊された場合には使用することはできないですが、ネットワークでございますので、一部切れても御指摘のように、有線だけではなくて、無線の施設についても活用は可能だと聞いておりますので、残った回線を活用して、もしつながれば使用することは可能であると考えているところでございます。

○山本委員
 ありがとうございました。二重、三重の防御を張って、運用をしていただきたいと思います。
 続きまして、健康福祉部の事業で質問させていただきます。
 今日たまたま朝のテレビでやっていたんですけれども、介護施設がコロナ禍の中、3か月間ぐらいどこもやっぱり家族の面会等を断っている。一部ではパソコンでロビーと部屋を結んでやっていたんですが、やはり介護施設に入っているお年寄りの方はもともとインターネットだとかになじみのない方なんですね。娘さんとかが来て、画面でしゃべっても今まで触れ合っていたものがなくなって、入所されているお年寄りのもろもろの数値が悪くなったとか、認知症が進んだということで、施設の方としては、施設内のクラスター感染という危険性もあるけれども、本当にそれが入所者のためになっているのかということで、家族で、2人に限って、いわゆる繁華街に行ったりしないとかいろんな条件をつけた上で、直接面会をするという方式をとった施設がありました。そこで、3か月ぶりに娘さんと手を取り合って喜ぶ入所している方を見ると、進めるのはいいんですけど、やっぱりインターネットといったICTを活用したデジタルなものになじんでいる世代となじめない世代、ここをもう少し具合よくやっていけないかなと思うわけでございますが、その辺についてはどのように考えておられますか。

○浦田介護保険課長
 7番委員おっしゃるとおり、面会ができればそれにこしたことはないのはもっともなことでございます。それは恐らく施設を運営する側もそう考えていると思います。
 ただ、一方でまだワクチンもないコロナの感染症に関しましては、施設内で発症がひとたび起きてしまえば、それはもうクラスターになる可能性が非常に高いということでございますので、施設の側からしてみれば、少しでもその可能性は避けたいというのがあります。現実問題としては、いかにバランスをとってやるかに尽きると思います。現在県内において、幸い社会福祉施設におきましてはクラスター感染はこれまでのところ発生しておりません。ただ、それも今施設側の多大な努力によって、感染防止対策を行っていることの表れだといえると思います。施設側もできれば感染が収束したら、早く面談を解禁したいというのはもっともだと思っておりますので、状況を見ながら進めることになるかと思います。

○山本委員
 ありがとうございます。次に移ります。
 介護施設でベット等にセンサーを付けて利用者を把握するのは、介護する職員の負担の軽減で非常に良いことだと思いますが、資料の6ページに、オンライン面会のために、補助対象経費の2分の1で上限10万円の、無線環境の整備という補助金があるんですが、実際にはパソコンなりカメラを買う整備に少しお金がかかると思うんですが、機器を買う場合の補助金等は設定されていますでしょうか。

○浦田介護保険課長
 実際のハード整備に関しては対象としておりません。既に施設ではパソコンやタブレット等を結構使っているところが実際に多いです。そういった意味では、取りあえずは環境整備を優先しているという考え方です。

○山本委員
 ありがとうございました。
 最後に、教育委員会さんにお伺いします。
 小中学校、高校も含めて、タブレットを配備してICTの事業を進めていくということなんですけれども、タブレットを持ってもらうと、不登校のお子さんの授業にも使えると思うんですが、そうなってくると、今学校ではWi−Fiの環境を整えているんですけれども、不登校のお子さんが家庭にいるときに、学校の授業をタブレットを通じて学校に来ている生徒と同じようにやる場合の回線の確保はどのようにお考えでしょうか。

○中山教育政策課長
 確かに不登校につきましては、今回コロナの関係で、不登校の児童生徒さん、または特別支援学校で勉強されている児童生徒さんに対して、オンライン、もしくはオンデマンド等で授業を行うことによって、非常に理解が進んでいるとか、授業に参加できたという実績は我々も伺っております。ですので、こういった活用の仕方を我々も大いに進めてまいりたいと考えております。
 家庭でのオンライン環境につきましては、やはりかなり課題がございまして、不登校の方のみならず、御家庭でオンライン環境が整っていらっしゃらない方は県立高校、市町立学校でいらっしゃいます。それが非常に大きな課題であります。こちらにつきましては今回の6月補正予算の中で就学給付金受給世帯に対する補助事業が国の助成制度で出てまいりましたので、そちらを手当いたしましたが、プラスアルファでどのような形ができるのかにつきましては、今後の予算措置も含めて大きな課題として、今後我々としても検討してまいりたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。手軽なポケットWi−Fiとかもあると思いますので、ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。
 逆に、そういったものがそろってくると、学校へ行きたくなくてもこれがあれば家で同じように勉強できるからと、不登校が増えちゃうんじゃないかという懸念も若干あるんですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。

○中山教育政策課長
 その懸念も実はございまして、オンライン学習は一部の補助手段でありまして、基本的には学校で学習するのがベースだと考えております。そこはうまく使い分けて、それぞれの児童生徒に応じた学習方法を提供する形で、そもそも学校は楽しい場所で、そこでやっていくことを基本としていまして、それにプラスアルファでオンラインでどのような学びができるか、学びの質を上げる意味で、そこを忘れないように進めていきたいと思います。

○山本委員
 最後に、こういったデジタルな授業を行うのに最も大切なのはコンテンツですね。歴史的な資料だと、例えばNHKのアーカイブを利用するかとか、それから、化学の実験なんかでも危険なものは実験している動画を利用するとか、そういったものをこれから充実させていくことによって、授業のボリュームもすごく厚くなったと思うんですが、その辺の戦略はどのようにお考えですか。

○中山教育政策課長
 今回のオンラインの学習につきましては、実際にテレビ放送を活用した家庭学習を行った高校はございます。我々も、テレビ放送に限らず、例えば文部科学省が出されているいろんな学習コンテンツがあるサイトや、その他いろんなサイトを集めたページを県ホームページに載せまして、そちらを家庭学習、その他で活用できるよう各市町であるとか、各高校に提供しているところでございます。ですので、今後そういった外部の優れたコンテンツがありましたら様々な形で提供してまいりまして、オンライン学習に限らず活用できるよう努めてまいりたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございました。ぜひ積極的に前に、厚みのある授業ができるように進めていっていただきたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp