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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小沼 秀朗 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:自民改革会議


○小沼委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 危機管理くらし環境委員会説明資料29ページの環境影響評価手続の状況について伺います。
 2概要(2)(仮称)ウインドパーク遠州東部風力発電事業とあり、掛川市も建設予定地に入っておりますけれども、一番上の要旨には当事業の準備書が県に送付され環境影響評価法に基づき手続を進めるという表現があります。
 県として地域住民に対する丁寧な説明についてどのように把握しており、環境への影響をどのように評価しているのか伺います。

○大坪生活環境課長
 (仮称)ウインドパーク遠州東部風力発電事業につきましては、説明資料にございますとおり9月27日に事業者が県に準備書を送付いたしましたので、これから手続を進めることになります。
 一方で、事業者である株式会社シーテックは環境影響評価準備書を先月9月28日から10月28日までの間、掛川市役所、島田市役所、森町役場、支所などで縦覧を開始しております。
 また、説明会につきましては森町では10月12日、掛川市では13日、島田市では14日にそれぞれ文化センターなどで行うことになっております。これにつきましては新聞で公告されているほか3市町の広報誌9月号に掲載されております。
 また、これとは別に7月から8月にかけて地元説明会を複数回開催したと聞いております。この説明会の中で特に掛川市では事業地の下流に水道水源があり、工事による水の濁りなどへの影響を懸念する声があると伺っております。

○小沼委員
 今、水道水源の話が出ましたけれども、そのほかにも市民の皆様から猛禽類のクマタカの営巣の調査期間が短いとか、渡り鳥のサシバが通る日本ルートのうち大変太い1本がここの上空を通るとかいろいろな声が上がっております。
 南アルプスのみならず公平公正に環境への慎重な影響評価、知事の評価、意見を述べる手続を要望していきます。

 次に、説明資料35ページのリニア中央新幹線建設促進期成同盟会に7月14日付で加盟されましたけれども、このタイミングで加盟した理由と目的を伺います。

○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
 そもそもリニア中央新幹建設期成同盟会の加盟については、令和元年6月に加盟申請したものの了承されず保留になっておりました。
 また、5月26日に自民党の超電導リニア鉄道に関する特別委員会が開催され、川勝知事及び当時のリニア中央新幹線建設期成同盟会加盟9都府県の知事等が出席しております。その場で特別委員会の古屋委員長が加盟申請を促されたこともありまして、6月2日に加盟再申請及び7月14日の加盟承認に至ったものであります。
 加盟の目的につきましては、環境保全とリニアの早期実現の両立は本県だけでなく加盟都府県全体の問題でありますので、加盟することにより本県の立場や取組について加盟都府県に御理解を深めていただくとともに、加盟都府県の状況を把握して例えば発生土置場の問題などの課題解決方法を共有することにより、リニア中央新幹線の早期実現につながるものと考えております。

○小沼委員
 知事と当局、それから県民の代表として選ばれている県議会と一丸となって取り組んでいかれるよう、今後要望していきます。

 説明資料13ページの静岡県パートナーシップ宣誓制度の導入についてお伺いします。
 静岡県内の性的マイノリティーの方の把握について、どのように調査し、およそ何人いらっしゃるのか、また何組の方々が本制度を利用して宣誓されると予想しているのか伺います。

○山口男女共同参画課長
 県内の性的マイノリティーの状況ですけれども、独自調査として特に把握しておりませんが、民間機関等が行っております全国調査などでは全体の3〜10%程度とされておりますので、これを参考にして3%で試算した場合は県内に少なくとも約11万人の性的マイノリティーの方が暮らしているものと推測しております。
 また、本制度を利用される方の予測ですけれども、性的マイノリティーの方々と一口に言いましても性的嗜好や性自認の在り方は多様でありまして、11万人のうち制度を使う人が何人なのかと予測することは非常に困難であると考えていますので、利用者数につきましては他県や県内での宣誓件数を目安と考えております。

○小沼委員
 では、次の質問に移ります。
 説明資料33ページの静岡県盛土等の規制に関する条例なのですけれども、県内の健全な開発行為が停滞している事例が寄せられ、本日も委員からの質問が重なり改正に向けていくとの答弁もございました。
 各種業界団体からの多くの声が寄せられていることから、条例改正のスケジュールやおよそのめどが示せるようでしたらお伺いいたします。

○望月盛土対策課長
 現在、条例の問題について洗い出しをしているところでございます。県民の方からの問合せが4月以降300件ほどありますが、4月、5月に比べて今は極端に数は減っており内容も変わっております。
 4月、5月は苦情や罵倒の電話でしたが、最近は具体的な申請の仕方や今後どのようにして組むべきかという提案的なものもあり、前向きに真摯に聞いているところでございます。そういったことを踏まえて一時的な混乱ではないかと思っております。
 ただ、来年5月には盛土規制法が施行されることから、この際には条例の大幅な見直しが必要になりますので、ほかの都道府県の条例改正も踏まえて研究しているところでございます。

○小沼委員
 次に、産業廃棄物についてお伺いしますけれども、事業者が産業廃棄物を放置したまま廃業してしまう事例が掛川市にもあり、地域住民から苦情の声が上がっています。
 県内にこうしたものがどれほどあるのか伺うとともに、放置された箇所に対してどのように対処しているのかお伺いします。

○片山廃棄物リサイクル課長
 養鶏などの畜産業で事業者が鶏糞などを放置したまま廃業してしまう事例は把握してございません。
 掛川市内の発生事案について今後どのように対処していくかにつきましては、鶏糞は採卵事業が行われている間は飼料化して有効活用されており、家畜排せつ物法により管理が行われております。

○村松くらし・環境部参事(生活環境・安全担当)
 産業廃棄物の原因者がいなくなりそのまま放置されている事案は、県内に複数箇所あることは把握していますけれども、今現在指導中のところもありますしそのまま放置されて何も手をつけていない事例もあります。

○小沼委員
 指導中のところがあったり複数の箇所があると認識しているとのことで、これから国内の事例をいろいろ探ったりして早期に対応をお願いしたいと思います。

 今、答弁で養鶏業の話が出ましたので、質問させていただきます。
 掛川市大須賀地区小笠山にあります採卵養鶏業の土地から鶏糞の汚泥土砂が大量に流出して市道やミカン畑に流れ込み、排水路を流れる濁水は泡立ち、異臭を放ち、海まで流れ込んでいる状況で、地域の皆様から不安の声が日々増大しております。
 今後の対策としましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく撤去が予定されていると思いますけれども、撤去後も大量の鶏糞は養鶏場に放置されたままであり、地域住民の皆様の健康や水、土壌、農作物への影響が出ないよう、同じ事例が再び起こらないように対応が求められておりますけれども、今後の計画を伺います。

○片山廃棄物リサイクル課長
 今後の対処につきましては、鶏糞は家畜排せつ物法の管理基準の下で管理されております。しかし廃業いたしますと法の適用がなくなりますので廃棄物処理法に基づき事業者責任で撤去を指導しているところでございます。実施されない場合には措置命令を発出するなどして原状回復を目指してまいります。
 掛川市内の事案について今後の再発防止策でございますけれども、家畜排せつ物法と廃棄物処理法で所管する部署が違うこともあり、もっと連携ができたのではないかと考えております。
 このため、経済産業部と連携を図り例えば合同の立入検査や指導を考えております。

○小沼委員
 先方がいろいろな要請に応じることはこれまでもなかったので、掛川市としては大変苦戦しておりまして、県の御指導を賜ることを期待しております。連携した指導、いろいろな助言や措置を要望いたします。以上です。

○伴委員長
 ここで、換気のため14時40分まで休憩といたします。

( 休 憩 )

○伴委員長
 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います

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