• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:無所属


○山本委員
 それでは、分割質問方式で質問させていただきます。
 まず、建設委員会説明資料15ページの繰越明許費について質問させていただきます。
 繰越明許費は、その年度で支出が完了しなかった場合に議会の承認を得て翌年に持っていくことで、一頃の年末から年度末に無理くりやって大渋滞を起こした道路工事等が平準化される非常に便利ないい制度だと思っているわけでございますが、今回追加で繰越明許費714億7500万円と非常に大きな予算が繰越計上されています。
 9月、12月議会でも繰越明許費が計上されたにもかかわらず、この年末のどん詰まりに来てまた計上されておることについてのまず主立った理由をお聞かせください。

○蕪木経理課長
 追加提案いたしました繰越明許費について御説明いたします。説明資料15ページの最下段を御覧ください。
 最下段の合計AプラスBの714億7500万円から、9月議会及び12月議会においてお認め頂きました繰越明許費、上段ア変更の表の補正前欄の計336億8200万円になりますがこの分を差し引いた377億9300万円につきまして今回追加計上いたしました。この約378億円の繰越しのうち33億8000万円が7月の梅雨前線豪雨災害等の年度途中に発生した災害によるものでございます。
 また、残りの344億1300万円につきましては、当初予算後の事情変化により繰越しとなったもので計画設計に時間を要したもの270億3097万円余で約8割、それに用地補償交渉に時間を要したもの52億9562万円余も合わせますと全体の約94%となりほとんどを占めております。
 またこの事例といたしましては、土砂搬出において地元近隣の茶園から粉じん対策を求められその対策と地元の調整に不測の日時を要した事例や、工事施工に伴い発生する騒音、振動対策を地元から求められその対策と地元の調整に不測の日時を要した事例、また漁業者から海中に濁水が発生しているとの苦情が寄せられその対策と漁業者との調整に不測の日時を要したものなどでございます。

○山本委員
 ありがとうございます。
 意図せずの繰越しになったことはよく分かりました。
 とはいってもやはり額が大きいので、今後繰越明許を減らすための工夫で何か考えられているものがあればお聞かせください。

○蕪木経理課長
 繰越しを縮減するための取組につきまして御説明いたします。
 事務所では、ゼロ債務を積極的に活用して早期発注に努め、定期的な事業進捗ヒアリング等を行いながら計画的な事業執行に努めております。また事業開始に当たっては住民とのワークショップによる合意形成や関係機関との計画的な調整を行い、計画、設計に関わる繰越しの縮減を図っております。
 用地取得や補償関係を理由とする繰越しにつきましては、用地職員の交渉能力向上を目指し用地関連研修等を実施するほか用地経験者を再任用するなど、技術の伝承に取り組んでおります。
 少しでも早期に事業を完了させ、事業効果を発現できますよう繰越しの縮減に努めてまいります。

○山本委員
 ありがとうございました。
 用地収用は年々なかなか難しく、うまくいかなくなっているのは私も現場で幾つかの声を聞いてよく知っております。
 そうはいってもそこが工事を進める上での第一歩になってくるので、トラブルのないようにしっかり進めて、結果繰越明許費もなくなるようにしていただきたいと思います。

 それからもう1つ、繰越しになった場合に、今燃料費が物すごい勢いで高騰しております。年度をまたいで、本来なら例えば今年度にやる予定が来年の6月、7月までになってくると請けている業者さん、特にこういった建設業は重機をばんばん動かしますので燃料費は相当経費負担が重なるんじゃないかと危惧しております。
 この辺については、何かケアすることはお考えでしょうか。

○良知技術調査課長
 契約をしてからの単価の上昇についてお答えします。
 これまでも、コンクリート、あるいは鉄鋼類といったものが価格上昇をしたケースもありました。
 そういう場合、特定の上昇率を超えた場合にはスライド単価ということでその部分の材料費を変更して上がった分をフォローする対応がございます。

○山本委員
 ありがとうございます。
 それは100%、スライドで上がった分はフォローする考え方でよろしいでしょうか。

○良知技術調査課長
 細かくは上がった率が――契約額の10%だったと思いますが――超える場合において変更の対象となる仕組みになっております。部材であったりあるいはそのほかにも人工賃もございますが、その都度適切に対応できる仕組みを持っております。

○山本委員
 契約金額から10%資材が上がった分には、その10%をもともとの契約金額にオンしてお支払いをするということでよろしいですか。要は100%補償ですよね。

○良知技術調査課長
 上がった単価で再積算を掛けますので、その分が丸々契約額として変わってくることになります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 今日は追加議案で出た農家とか漁業への燃料代は丸々負担というか、補助ではないもんですから、それに比べたらこちらのほうがいいという認識としてはよろしいですよね。

○良知技術調査課長
 落札率がありますので、例えば我々が設計をした金額に対して95%で落札したとすれば積算に対してその分がちょっと減ってきますけれども、上昇率とか、あるいはその上昇した部材が工事の比率にどれだけ入ってくるかによってフォローし切れないところも現実はございます。

○山本委員
 ありがとうございました。
 それでは次の質問に入らせていただきます。
 説明資料20ページの主な組織改正について質問をさせていただきます。一番下の表の主な組織改正、熱海市伊豆山地区早期復興支援体制の構築で、現地熱海土木事務所に新設し土木と行政合わせて6人を増員するということですが、この新しい部署の具体的な支援内容と設置期間、いつまでを検討しているかお聞かせください。

○柴総務課長
 熱海土木事務所に設置します伊豆山地区復興支援課についてお答えいたします。
 名称のとおり伊豆山地区の復興に向けた様々な事業を進めてまいります。熱海市への支援といたしましては熱海市が実施する復興まちづくり事業が円滑に進むよう技術的な助言を行ってまいります。
 具体的には、現地での復旧箇所等の洗い出しや他県の事例、国の支援事業などについて情報提供を行うとともに、現在熱海市で検討されておりますまちづくり計画の策定に係る技術的な助言を行ってまいります。
 また、県が実施する具体的な事業としまして熱海市のまちづくり計画と整合を図った逢初川の親水護岸の整備や砂防堰堤の管理用道路の整備、熱海港海岸多賀地区における災害土砂を有効活用した護岸整備などを実施してまいります。
 これら県が実施する整備事業が2年の計画でございます。組織の設置期間につきましては現状2年間を予定しておりますが、事業の実施状況や熱海市の復興の状況などによっては延長も検討してまいります。

○山本委員
 ありがとうございました。
 ではしっかりと応援をしていただきたいと思います。

 それから、同じ組織改正の一番下段になるんですが、学校施設の建て替え等への対応で建築2名と機械1名を増員ということです。
 これは、部署は本庁内の中での増員でよろしいでしょうか。

○柴総務課長
 学校施設の建て替え等の対応ですが建築職、機械職の増員につきましては、本庁の建築管理局建築工事課に建築職を2名、同局の設備課に機械職を1名それぞれ配置いたします。

○山本委員
 項目として建替え等への対応ですが、建て替え以外に何か付随する対応はあるかをお聞かせください。

○柴総務課長
 建替え等という表現になってございますが、建て替え工事以外として、新たな学校の新設整備、長寿命化を図るための改修工事等を予定しております。そのほか単独での空調の整備工事を実施する予定です。

○山本委員
 ありがとうございます。
 ということは、こちらはある程度恒久的というか長期的に増員する認識でよろしいでしょうか。

○柴総務課長
 長寿命化の建て替えの計画が、今教育委員会で10年スパンで30年間の計画を立てておりますのである程度、10年、20年のスパンで建て替えが進んでいくと計画されておりますので、それに対応する体制を継続してまいりたいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございました。
 それでは最後の質問でございます。
 説明資料57ページの遠州灘海浜公園篠原地区の基本計画の野球場について質問させていただきます。
 まず、本当にくどくて申し訳ないんですが確認ですが、知事がこれまでインタビュー等でおっしゃった2万5000人だ2万7000人だ、また3万のスタジアムで大リーグを招いてというところは基本計画の中に全く入っていないかどうか、もう一度確認をさせてください。

○伊東公園緑地課長
 遠州灘海浜公園篠原地区の野球場についてお答えいたします。
 これまでに野球場の規模につきましては、草薙球場の2万2000人、愛鷹球場の1万3000人の規模を2案を示しており、この2案をベースに篠原地区にベストな規模を選定する方針です。

○山本委員
 ありがとうございます。確認を今させていただきました。

 その上で、自民党さんからウミガメの保護という新たなステージが上がってまいりました。私も県民も環境破壊に非常に敏感ですし、希少生物でもありますのでここは非常に重視をしなくちゃいけない問題かなと思っておりますが、当局としてはそこがやはり重要視されておりますでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 6番委員がおっしゃるように、アカウミガメにつきましては非常に重視しております。これまでになかったドーム球場につきましても選択肢の1つと入れましたし、あと照明関係につきましても専門家にヒアリングするなどしております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 この作業表を見ますと、県民意見を聴取して複数プランを評価してプランの選定と進んでいくわけですが、この建設委員会でもさんざんいろんな意見も出ていますし議論も交わしています。
 この委員会での意見というのは、今後どのように反映していくのかお聞かせください。

○伊東公園緑地課長
 建設委員会で頂いた御意見につきましては、検討させていただきまして、基本計画に盛り込むべきと判断した内容につきましては成果に反映させてまいります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 県民や各団体、例えば草野球の団体とか高校生野球の団体とかの意見も大切ですけれども、やはり委員の皆さんは視察まで行って本当にあちこち現物を見て検討していただいた1つの答申でありますので、注視しながらも地元の人にも喜ばれるいいものを策定していただきたいと思います。

○坪内委員長
 ここで、しばらく換気のため休憩といたします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 それでは、発言をお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp