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委員会会議録

質問文書

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令和元年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 啓嗣 議員
質疑・質問日:10/28/2019
会派名:自民改革会議


○鈴木(啓)委員
 それではよろしくお願いいたします。
 一問一答方式でお伺いさせていただきます。
 初めに、平成30年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書67ページにございます良好な生活環境の確保についてお伺いいたします。
(ア)のbですが、鳥取県にある航空自衛隊美保基地のパイロット養成部隊が令和2年度浜松基地に移動する方針が示されました。
 そこで、浜松市が安全管理や騒音対策への配慮を条件に受け入れを表明され、県は地元の意向を踏まえ、浜松市要望の着実な実施について国に要望したとありますが、地元の反応と国の対応はどのようなものであったかお伺いいたします。

○三保県民生活課参事
 美保基地の第41教育飛行隊の移動につきましては、平成29年5月に国が浜松市に正式な申し入れを行い、その後地元町内会代表者や市議会関係者へ説明を行いました。地元からは騒音に対する強い懸念が示されたため、平成30年に入りまして国は住民説明会を23回実施し、延べ450人余りの住民が参加したと承知しております。
その後、平成30年5月に浜松市が安全管理に万全を期すこと、騒音対策に最大限の配慮をすることなどを条件に受け入れを表明しました。
 なお、移動の時期につきましては、当初は令和2年度――2020年度中でありましたが、ことし8月に南関東防衛局から、予算の都合により移行時期については令和3年度中に変更すると説明がございました。
 県といたしましては、県内に基地のある6市1町で構成する県基地対策協議会を通じまして、浜松市とともに安全管理、騒音対策について万全を期すよう要望しております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
先ほど、御説明の中にも騒音等についてありましたが、地元浜松市の要望としてそのほか具体的に何か詳細がございましたらお聞かせください。

○三保県民生活課参事
 先ほど申しました県基地対策協議会におきまして、毎年出している要望書の中に浜松市からは、防音工事について早期に騒音測定を実施して着工できるようにすることですとか、既に待機している住宅もございますので早期解消を図るよう要望が出ております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございました。
そのほか、この件に関しまして現在解決されていない課題等がもしありましたらお聞かせください。

○三保県民生活課参事
 解決されていない課題は、防音工事につきまして現時点でも待機している世帯がありますので、その解消であると認識しております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 それでは続きまして同じ項目で、平成30年12月のパラシュート落下事案です。
 東富士演習場で訓練中に発生した米軍横田飛行場所属の輸送機C−130による東富士演習場外へのパラシュート落下事案につきまして、原因を含め当該事案の状態と県がとりました対応をお伺いさせていただきます。

○三保県民生活課参事
 平成30年12月19日に、東富士演習場で物資投下訓練中の米軍輸送機からパラシュートのみが東富士演習場区域外の富士裾野工業団地付近に落下いたしました。幸い人的、物的被害はありませんでしたが、一歩間違えれば重大事故につながる可能性がありますので、県といたしましては12月28日に南関東防衛局に対し原因究明と再発防止策の構築、訓練における安全確保の徹底などを米軍に求めるよう要請いたしました。
 その結果、ことし4月3日に御殿場市で開催いたしました東富士演習場運用委員会におきまして、原因といたましては物資投下を管理するコンピューターへの入力ミスにより物資投下のタイミングとパラシュートの開くタイミングにずれが生じて先にパラシュートが開いてしまい、危険を回避するためにパラシュートを切り離したと説明がございました。
 また、再発防止策といたしましては、ミスをした隊員に対してその訓練資格を剝奪して任務から外す措置をいたしました。また訓練に関連する全ての部隊に対し注意喚起するなどの措置を講じたということでございました。
 県といたしましては、今後も事件事故が発生した場合は地元と連携し適切に対処してまいります。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 今、原因や再発防止策等ありましたが、こういった回答、県がとった対応、示された事項等を地元へどのようにフィードバックされているかお聞かせください。

○三保県民生活課参事
 事件事故があるたびに、県といたしましては場合によっては地元と連携して国に対して要請しております。
 そういった要請に対しまして、国からは地元で行われる東富士演習場運用委員会――これは公開の場で行われますのでマスコミ等も入ってございます――といった場で原因や再発防止策を説明されますので、そういったものが報道によって地元の皆さんに知らされております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 次に、同項目イのオスプレイの件なんですが、説明資料の文中に地元はCV−22オスプレイの訓練を直ちに容認はできないが、引き続き運用の実態を検証していくこととし、東富士演習場での訓練を受け入れることとなったとありますが、オスプレイの本県への飛来実績と状況、そしてオスプレイ飛来時の地元住民への対応についてお聞かせください。

○三保県民生活課参事
 オスプレイの東富士演習場への飛来実績でございますけれども、平成30年度中は東富士演習場に21日間オスプレイが飛来いたしました。飛来する際は1機から2機でございます。東富士演習場の中にはキャンプ富士という米軍の宿舎があるんですけれども、こちらにもオスプレイが飛来した記録が残ってございます。
 東富士演習場におけるオスプレイの訓練につきましては、演習場を管理する陸上自衛隊富士学校が週間使用計画をつくっておりまして、地元の行政や地権者団体に事前に通報することになっておりまして県にも来るんですけれども、その週間使用計画の中に米軍によるオスプレイの訓練も含めて記載がございます。
 オスプレイの運用につきましては、低空飛行など、例えば住民の方から苦情等があれば国、地元で開催しております東富士演習場運用委員会において協議しまして、米軍に対して申し入れを行うなどの処置をしております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 今、良好な生活環境の確保に関してお伺いした事項につきましては、その対応いかんによりましては結果が大きく変わってくると思います。そうしますと問題解決に大変時間を要し、困難になる可能性もございますので、県としても丁寧な調整、対応をお願いいたします。

 それでは次に、説明資料87、88ページにあります女性がもっと活躍できる静岡県づくり事業についてお伺いさせていただきます。
 県の経済的活力維持の観点から、少子高齢化による人口減少、そして生産年齢女性の流出への対策を講じることは大変重要であると考えます。
説明資料には企業における女性の活躍環境を整備することにより女性の活躍を推進するための事業とされておりますが、この中でふじのくにさくや姫サミット2018及び女性の仕事見本市における事業の目的と具体的な内容及び成果についてお聞かせください。

○寺本男女共同参画課長
 さくや姫サミット、女性の仕事見本市の目的、内容、成果についてお答えさせていただきます。
さくや姫サミットは、管理職や管理職候補の女性、また女性を部下に持つ経営者の男性などが一堂に集まり、情報交換や議論を行うことにより県内の指導的地位にある女性のネットワーク化の推進、女性の活躍に関する意欲、社会的機運の醸成を図ることを目的として平成26年度から男女共同参画のシンボル的イベントとして開催しております。
 内容としましては、一部講演会、二部分科会で構成しております。サミットの運営につきましては県内企業の女性管理職の方に企画からかかわっていただき、サミットのテーマや講演会講師の決定、分科会のコーディネーターなど当日の運営まで行っていただいております。こうした方たちはサミット終了後も継続したネットワークのつながりを持っていると聞いております。
 効果につきましては、参加者のアンケートから86%の方が参加目的を達成できたこと。また分科会では同じ課題や悩みを持つ参加者同士が意見交換することで仕事への向き合い方が変わると感じた、話すことや聞くスキルも学べ、あすから生かしたいとの感想が寄せられております。参加していただいた方には、それぞれ女性活躍につながる種を持ち帰っていただいたと考えております。
 女性の仕事見本市の目的は、本県では結婚、出産などのライフイベントで離職する女性が少なくないことから、女性活躍を促す土台となる取り組みとして、就職活動を控えた学生を対象に県内企業のさまざまな職域で活躍する女性の仕事の紹介や意見交換を行いまして、職業生活と家庭生活の両立をイメージしてもらい働き続ける意識を醸成するとともに、女性の参画が少ない分野においても活躍の裾野を広げるため実施しております。
内容につきましては、会場のグランシップに県内の先輩女性の仕事紹介ブースを設けまして参画企業は39社となっております。61名の女子学生に来ていただき、それぞれのブースを回りながら意見交換していただきました。
成果といたしましては、参加目的が達成できた、ある程度達成できたというアンケート結果を合わせますと100%という状況になっております。働く女性の生の声を聞いて女性の働き方のイメージができた、関心のある業種や職種以外にも視野を広げる機会となった、先輩女性を通して多彩な活躍のライフスタイルのイメージが図られたという意見が寄せられました。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
86%、100%と大変高くいい意見が得られたということで、こういった女性の力は本当に大事なものであり活躍をどんどん進めていただかなければいけないと思っております。

 そこで、できれば本当にどんどんこういったところに御来場いただく方がふえていけばいいなと考えるんですが、今、来場者、参加者をふやす周知啓発の工夫など何かございましたらお聞かせください。

○寺本男女共同参画課長
 さくや姫サミットにつきましては、今回参加していただいた方からより輪を広げていくために同じ企業の方であるとか、お知り合いを誘っていただく取り組みをしております。
 女性の仕事見本市につきましては、今年度は参加者をさらに広く募る目的でプレ見本市という形で各大学と連携いたしました。規模は小さくなりますけれども3社ほどの企業と訪問いたしまして、先輩女性の働き方、見本市の小さい版を行いました。またことしも行いますけれども、11月に本番の見本市がありますのでぜひそちらにもお越しくださいと誘導を図っております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
ぜひ、効果的な事業の企画、実施をよろしくお願いいたします。

 次に、説明資料96ページ及び158ページにも記載がございます豊かな暮らし空間創生事業費についてお伺いさせていただきます。
この豊かな暮らし空間創生事業費は全額繰り越しとなっておりますが、その理由を詳しくお聞かせいただけますでしょうか。

○平松住まいづくり課長
 繰り越しについて御説明いたします。
 説明資料97ページ上段の表の一番下、平成30年10月30日に認定いたしました三島塚原優良田園住宅桜郷里の住宅地整備費に助成する内容になりますけれども、今回番地を造成するに当たりまして迂回路――つけかえ道路の整備が必要となりました。この関係で地元との調整に不測の事態が生じたことで工期が延長され繰り越したものでございます。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございました。
 工期延長によるということで、状況変化によって執行時期がずれることも理解できますが、やはり精度の高い見積もりとして計画的な執行は基本的な部分であると考えますので、そういったことに向けて御尽力くださるようお願いいたしまして私の質問を終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。

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