本会議会議録


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令和6年10月人口減少社会課題対応特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小沼 秀朗 議員
質疑・質問日:10/08/2024
会派名:自民改革会議


○小沼委員
 1つだけお伺いしたいと思います。
 医師の偏在化が大変問題になっており、静岡県は、お医者さんがなかなか少ないということで、私は掛川市の選出の議員ですが、掛川市の南部にはもう開業医として新しく開く方がいらっしゃらなくて、今いる先生たちも高齢になっています。
 こういうDXを活用して、病院がないところにも新しい形の病院ができていくようになるのか、先ほど、顔の表情でいろいろ判断したりなど、明るい可能性が見えるかなと思ったんですけれども、これから先、そういったことは何かあれば教えていただきたいと思います。

○瀬戸僚馬氏
 ありがとうございます。
 医師が極端に少ない地域においては、やはりオンライン診療を考えていくことにはなると思うんですけれども、オンライン診療のやり方に工夫が必要かと思っております。
 オンライン診療に対応いただける医師は、できれば地域の方のほうがいいですし、実際にその地域での実施が可能であるのが基本というのが、国の指針にもなっています。
 他方で、ではその医師がいるかというと、広域になっていきますとあまりいないというところもあると。そうしますと、課題としては、ある程度チェーン店的な運営をされているクリニックの得意分野になってしまうところもありまして、地域の市場を少し引っかき回すと言うと言い過ぎかもしれませんが、地域の中で信頼関係がつながっているところからすると、少し異質に感じられるような診療体系になっていってしまう。
 そこで、医師以外の医療従事者で熱意がある人があるか考えていくのも大事だと思っています。具体的には、薬剤師か看護師ですけれども、薬局で、例えば電子処方箋の取組を一生懸命やっている薬局があれば、そういうところがある程度サポートすることもあるでしょうし、訪問看護ステーションの場合は、訪問看護をしながら、オンライン診療にお付き合いするということができますから、Doctor to Patient with Nurseという、D to P with Nという仕組みですけれども、そうすることによって、カメラで映っている範疇で大丈夫なのか、いや、やはりしっかりと診たほうがいいのかみたいな判断ができます。そういう地域の中で、医師に限らなくてもいいのですが、誰かやってくれる人を見つけていくというのが、チェーン店主導の同じ医療ではない、地域の形をつくっていける1つの選択肢かなと思っているところです。

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