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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 私からは分割質問方式で2問。
 1つは、3番委員が質問された浜松市沿岸域防潮堤の延長の質問です。
私も11月15日に竣工報告会に行かせていただき、大勢の方が見えて防潮堤への市民の期待の大きさはひしひしと感じたわけですが、浜名湖の今切から天竜川の河口までの間で残されたところが馬込川河口です。
水門の詳細設計を進めているという話ですが、川ですので上流から水が流れてくる中で津波も防ぐ水門とはどんなイメージで受け止めればいいのか。実際に馬込川はどのくらい河口幅があって、日本の中でこういう例があるのかどうか教えてください。

○吉澤河川海岸整備課長
 馬込川水門の幅でございますが、ふだんは上流から流れてくる水に対して治水上必要な幅があり、馬込川は特殊な河口部構造をしています。河川が流れて最下流部の海に出るところに導流堤があり、最終的にはそこから水が勢いよく海に流れ出る構造になっています。ここが約100m程度の川幅になっていまして、その上流側の一番広いところの川幅は約200mという構造、形となっています。
 現在水門は、洪水に対して影響がないことを確認した上で最低限必要な100m程度の水門を河口部に設置し、一方で津波が来た場合は横堤、水門と防潮堤を合わせて対応する構造になっています。

○大石(哲)委員
 津波が来たときには、川の水が止まり遠州灘には流れないイメージでよろしいでしょうか。

○吉澤河川海岸整備課長
 基本的には、津波と洪水が同時に生起しない前提がありますが、津波がやってきたときには水門を下ろしますので洪水は一旦シャットアウトする形になります。津波の遡上を抑えることが生命財産を守る上で一番重要ですので、津波を抑えることに特化しているものでございます。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
もう1つ、津波の遡上であれば天竜川は国管理だと思うんですけれど、天竜川の津波の遡上対策はどのように伺っていますか。

○望月河川企画課長
 天竜川の津波対策についてお答えいたします。
 天竜川を管理している国土交通省浜松河川国道事務所に確認したところ、天竜川の河口ではレベルワン津波が河川を遡上することによる浸水被害の想定はないため、現在の状況で新たに津波対策を進める計画はないと聞いているところです。
 一方で、地震が来て堤防が揺れることによる沈下や想定を超える津波に対しては、粘り強く耐えることが河川の堤防に求められますが、そういった対策についても完了しているとのことですので、基本的にレベルワン津波に対する河川の対応については完了している話になります。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
天竜川については、心配ないということですね。

 先ほど5番委員から清水港のクルーズ船関係の質問が出たのですが、ゲンティン香港とクルーズ船の拠点形成に関する協定書を結んで税関、出入国管理、検疫等を行うターミナルを2020年3月に完成させる内容だと思ったのですけれど、今もってできていないですか。これについてどのようにやり取りされたか教えてもらえますか。

○吉村港湾振興課長
 まず、9番委員御指摘のとおり2020年3月までに旅客施設の整備を完了する協定を結んで細かい施設の配置、規模、その後の管理運営方法について引き続き調整を続けてきたところですが、残念ながら調整が遅れてしまっています。
 そうしているうちに、今年の2月から新型コロナウイルス感染症が出てしまい、ゲンティン香港自体の日本での事業も止まってしまっているところです。

○大石(哲)委員
 状況は分かりました。
このゲンティン香港は、清水港だけではなく日本の中でほかにも連携する港があったと思うのですが、そちらも同じような状況ですか。

○吉村港湾振興課長
 沖縄県の本部港が同じようにゲンティン香港と協定を結んでいまして、我々も沖縄県と情報共有しながら一緒にやっていきましょうと言っていますが、沖縄県もゲンティン香港と調整が進んでおらず新型コロナウイルス感染症の影響については沖縄県も同じ状況です。

○大石(哲)委員
 新型コロナウイルスの影響の中でむやみにターミナルの建設を急ぐ必要はないと思いますが、ゲンティン香港という会社自体が危ないということはないんですか。

○吉村港湾振興課長
 一時期新聞報道で会社が危ないという報道もありましたけれども、新型コロナウイルスが発生していない国においては――ゲンティン香港はクルーズ船の運航事業しかやっていないものですから――クルーズ船の運航を再開する方向になりつつあります。
 実際、ブルームバーグという外国の報道機関から台湾でクルーズを再開したこともお聞きし、東京の日本支社からも同じような情報を聞いておりますので、徐々に事業としても再開の方向に向かっていると聞いております。

○大石(哲)委員
 分かりました。ありがとうございます。
沖縄県、また国とも当然関わってくるものだと思いますので、横と縦の連絡調整をしっかりして早期建設に向けて頑張っていただきたいと思います。

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