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委員会会議録

質問文書

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令和6年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:07/01/2024
会派名:無所属


○桜井委員
 一問一答方式でお願いします。
 初めて文教警察委員会の委員にさせていただきました。なぜかといいますと無所属議員は文教警察委員の枠がないものですから、たまたま今回空きができて入らせていただきました。
 警察の皆さんには、県民の生命財産を守るため、消防の方も同じですけれども、御苦労なさっていることに感謝申し上げる次第です。
 私も昔は会社を経営していて、今回は第97号議案「静岡県金属くず営業条例の一部を改正する条例」が上程されていますけれども、金属くず商とか古物商とかいろいろな形で警察とのお付き合いが結構ありました。特に刑事課は刑事が刑務所に送り込んだ人が1年か2年で出てきたときに、自分が捕まえた人――やっぱりやくざ関係が多いものですから――の面倒をいろいろと見てあげる温情があります。今は分かりません。温情があって面倒を見てくれとのことでうちの会社で入れ墨している人を二、三人使ったことがあるのです。刑事の皆さんも保護司みたいな役割をされていますが、先日は保護司の方が保護観察処分を受けている犯罪人に残念ながら殺害されました。交通課は別で後でちょっと文句があるのですけれども、刑事課の皆さんはそういう形で本当に親身になっていろいろ大変だなと思います。犯人を検挙するためにはある程度行き過ぎた面があっても仕方がないと私なりには思うものの、犯罪を犯していないのに犯罪者扱いされるのも人権問題としていかがなものかと思います。なかなか線引きが難しい面で本当に御苦労さまでございます。私は島田市長をやって、自慢するわけではないのですけれども東日本大震災による瓦礫の受入れのときも2度ばかりSNSで瓦礫受入れ反対派が私を殺すとのことで、刑事課の皆さん、特に警備課もそうですけれども24時間張りついてくれたことがあるのです。本当にその面ではいろいろとお世話になったなと思っています。
 去年、あるスーパーの駐車場が道路の向こう側にあるので買物する人たちや市民が行き来するのに物すごく危ないという話がありました。だけど危ないだけでは横断歩道はなかなかできない。なぜできないかというと信号機がすぐ近くにあるからです。それでも何とか政治的かどうかは知らないけれども横断歩道ができ、これ自体はいい。横断歩道ができたら、それまで普通に走っていた車が最初の頃はその横断歩道を認知せずに、ついつい走ってしまうのです。ですから横断歩道で買物客が立っているのに車が停止せずに行ってしまうと、一時停止違反で捕まって反則金を払わなくてはいけなくなる。それはいい、それは。けれども横断歩道のすぐ手前に一方通行の路地があって、その死角でパトカーが待ち構えている。横断歩道だから買物客は優先的にどんどん渡れるけれども、いつも通っている車は最初は分からないからついつい違反を犯してしまう。違反だから仕方がないのですけれども、これを見ていて隠れてまで取締りのための取締りをやっている感じがしたのですよ。ドライバーからの苦情が私のところまで結構来たのですが、県議会議員としての立場があるから島田警察署にはあまり言えないなと思って遠慮していたのです。おかげでドライバーがスーパーにも多分文句を言ったと思うのですけれども、横断歩道を渡る通行人とドライバーとの間に警備員を置いてからパトカーはいなくなりました。この横断歩道が最初にできたときに、パトカーで隠れずに警察署員の方が横断歩道のそばにいて横断歩道ができたことの周知をしばらくは徹底して、予防策を弾力的にやったほうがいいなと思っていた矢先、今度は私が残念ながら一時停止違反で捕まりました。なぜ捕まったか。私は何で自分のことを言うのか。これは島田市民病院を通る道路が病院自体が完成して外構工事により一時通行止めとなり、そのため迂回が必要で右に迂回してまた元へ戻るところに一時停止標識があります。堤防が近くて標識の位置が高くなり気がつかないため、一時停止線を通り過ぎてしまいました。工事中で道路が封鎖されて迂回路だけしかないから車は来ないのです。それで500メートルほど走ったらパトカーに捕まって罰金6,000円か7,000円を取られたが、違反したのだからそれはいい。交通量が激しくないところで狙い撃ちかと聞いたらお巡りさんは2人とも黙ってしまって、どういう商売をやっているのだと聞かれたものだから県議会議員と言うわけにもいかないので政治家ですよと言ったらさっさと帰ってしまったけれどもね。
 これは反則金6,000円か7,000円を払って終わりだからいいやと思った矢先、ここからが重要です。後期高齢者で一時停止標識を見落としたため認知機能検査の通知が来て、認知機能検査をしないと運転免許が取消しになります。自動車教習所へ連絡して認知機能検査を受けるにしてもお金がかかるわけです。金をかけて認知機能検査を受けました。認知機能検査の結果があると次の運転免許の更新時に後期高齢者向けの認知機能検査をしなくて済むと言われ、ああそうですかと検査結果を大事に持っていました。6か月後に運転免許を更新しようとしたところ、もう6か月が過ぎているから駄目とのことで認知機能検査をやり直しました。標識を見落として認知機能が鈍っているから認知機能検査になったと思うのですけれども、後期高齢者がスピード違反やそれ以外の認知機能に関係がない項目で違反して検挙された際は、果たして認知機能検査を受けるよう指示を出すのかについて線引きがあるのか。または後期高齢者で何かを見落としてもう認知症のおそれがあるから認知機能検査をしろと言うのか。違反だから仕方がないのですけれども、わざわざそんなところを狙って検挙するよりも交通量がもっと激しい道路で一時停止箇所があるのに何で取締りをしないのと私は文句を言ったのです。向こうは答えなかったですけれどね。
 先ほどの横断歩道の事案と同じで、できたばっかりの横断歩道でいきなり反則金の取締りをするのではなくて仮に警告で収めるとか、愛される警察官を目指すんだったらやっぱり弾力的にやったほうがいいし、またいろんな問題が出たときに善良な市民に協力を得なければいけないことが結構出てくると思うんですよ。警察の犯罪捜査にしてもいろいろなことで警察がお願いをするときに市民の協力が必要なときがあります。だからやっぱり善良な市民に対してはもっと弾力的に対応するよう警察本部で各市町の警察署にある程度指導したほうがいい。
 警察官は、いろいろな面で大変御苦労であることは認めますけれども交通に関してはいかがなものかと言った上で、認知機能検査に関する質問についてだけお答え頂いて私の質問を終わります。よろしくお願いします。

○大村運転免許課長
 認知機能検査の基準についてですが、認知機能検査は75歳以上の高齢ドライバーが認知機能が低下した場合に行いやすいと規定される18種類の違反行為を行ったときに実施する臨時の検査であり、7番委員が受けられた検査になろうかと思います。18種類の違反行為には信号無視、一時不停止などが規定されています。
 また、スピード違反をした場合は運転技能検査という項目になり、更新期間満了日の年齢が75歳以上のドライバーのうち普通自動車を運転できる免許を保有している者が過去3年間に信号無視、歩行者妨害等の違反行為をした際に運転技能をチェックする別の試験になります。これには16種類の違反行為があり、速度違反は死亡事故など重大な事故を犯した方が起こしやすい違反ということで運転技能検査を実施しています。

○桜井委員
 大体分かりましたけれども、また後でその18種類を教えてください。なぜかというと県民の皆さんは警察へ電話するのをおっくうがって我々のところに来るのです。我々はあまり詳しくないので、そういうことを答えられるように聞いておいたほうがいいので、私の話を含めて質問しました。そういうわけでとにかく皆さん、不可抗力もありますのでいきなり反則金を取るのではなくて、市民からいろんな協力を得るためにそういう面では弾力的に、現場へ通知なり通達を警察本部長よろしくお願いしますよ。温情のあることをやることによって交通事故もある面では防げる気がしないでもない。これは私の個人的な考えです。
 そういう面で、ぜひこれからも県民の安全・安心のために頑張っていただくことを願って――過度の頑張りは困りますけれども――よろしくお願いします。

○加藤交通部長
 7番委員の御意見ありがとうございました。
 先ほど姿を見せない取締りとのお話がございました。
 まず、特に交通量が少ないところでの取締りの妥当性について御指摘がございました。警察としては交通量が少ない、例えば過去に事故がない場所でも実際に交通事故が発生するケースがあるものですから、地域の交通実態や発生状況、住民からの取締り要望等を踏まえ取締り場所や時間等を選定しPDCAサイクルに基づく取締りを実施しています。
 取締り方法につきましては、警察官の姿を見せた取締りだけですと警察官の姿が見えない場合に交通ルールを無視する交通違反者が増えて交通事故が増加する可能性もあります。そういうことも勘案し、限られた警察力を行使しながら姿を見せない取締りも時には必要と考えております。
 しかしながら、先ほど申し上げましたとおり取締りのための取締りは私どもは指導しておりませんので、各警察署等にもう一度基本の周知を徹底させていただきたいと思っております。

○桜井委員
 今の答弁を受けてもう1回質問しますが、私がスーパーの横断歩道のことを言うのは、横断歩道ができていきなり隠れて取り締まるのではなくて、たとえ1週間でも周知させるために警察が指導して1週間たってもいろいろあるのだったら厳しく取り締まるのはいいんです。一々ドライバーに横断歩道が明日からできますと周知することはできないのですから、例えば1週間でも10日でも警察官が立って、ここはもう横断歩道ができたから気をつけてと言うぐらいのことはやっぱりやってあげないと。それで1週間ぐらいたってから隠れて取り締まるのもいいですけれども、いきなりではいかがなものですかと言いたい。

○加藤交通部長
 私どもは個々の部分につきましては承知しておりませんが、7番委員の御指摘のとおりでございますので、いずれにしましても新たに交通規制がなされる場合には地元住民の方々への説明も含めて取締り方法について今後検討してまいりたいと考えております。

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